発達障害アスペルガータイプの子どもが人間関係に困ったら見直したい!「協調性」の真実とは

発達障害アスペルガータイプの子どもが人間関係で困ったとき、なんとか協調性を身につけてほしい…どうしたらいいの?と悩むお母さんも多いと思います。「協調性」の本来の意味をご存知ですか?生きる術を身につけるために大切なことをお話しします。
 

【目次】

 

1.発達障害アスペルガータイプの子どもが人間関係に困ったら見直すこと

 
 
我が子が集団生活で困った状況になったことがある、これからの人間関係も心配だから「協調性を身につけさせたい」と考えているお母さんも多いと思います。
 
 
では、協調性って一体何なんでしょう?
 
 
先日も、あるお母さんから「子どもに協調性をつけたいの!」と言われたので、「どんな時に思ったの?」と聞くと…
 
 
「子ども同士がいつも、園が終わったら”一緒に帰る!”って約束しているのだけど、うちの子、気になる子がいると、そっちの子のほうに走って行っちゃうんだよね…。」
 
「そうすると、元々の子は、1人になっちゃうでしょ。相手の子のお母さんに悪くって…」
 
「これから大きくなるのに、協調性を身につけないと困るよね…
 
 
確かに、このお母さんの気持ちも分かります。私もそう思っていました。このお母さんと同じ悩みを抱えている方は少なくないと思います。
 
 
このような場合、約束していたお子さんも1人になってしまうし、その子のお母さんにも申し訳ない気持ちになりますよね。たまにならいいですが、これが毎回だと、頭が痛いですよね。
 
 
「なんてうちの子は、自己中なんだろう…」と悩みます。そして、「そろそろ協調性を身につけさせたい」と思うわけです。
 
 
発達障害アスペルガータイプの子どもは、特性により集団行動に馴染めなかったり、気が散りやすかったり自分勝手に見える行動が目立ちます。
 
 
そのため、私たち親は子どもが人間関係でなるべく、つまずかないように協調性を身につけてほしくて、あれこれ考え始めます。
 
 
 
 

 
 

2.協調性の本来の意味とは?見逃せない『個』の力

 
 
では本来の協調性って、どういうことだかご存じですか?
 
 
協調性とは、「相違点、利害などを譲り合い、共通の目標に向かって歩み寄ること」です。
 
 
簡単にいうと、「自分とは違った立場、自分とは違った考えや意見を持っている人たちと協力しながら同じ目標に向かっていく」という意味です。
 
 
要するに、『個』としての自分の意見や意志を持っていないと本来の意味での協調性は発揮できないのです
 
 
では、先ほどのお母さんのお話に戻ります。息子さんは、『個』としての意志をもって、気になる友達の元へ走っていったのではないでしょうか。
 
 
この息子さんの行動は自分の意見や意志をもっている意味ではいい、でもお友達を悲しませている可能性もある。本人は、気になるほうに意識が向いてしまっているので、さっきまで一緒にいたお友達のことは、すっかり忘れてしまっていることが多いです。
 
 
では、そんな場合どうすればいいのでしょうか?
 
 

 
 

3.発達障害アスペルガータイプの子どもが協調性を身につけるためのコミュニケーション

 
 
だとしたら、私がかける声かけはコレ!
 
 
「〇〇くんのところに、行ったんだ~」と事実のみを伝え、肯定から入ることで子どもは聞く耳を持ってくれます。
 
 
それから、「あれ、一緒に帰るって言っていた子は?」と、お母さんと一緒に考えるというスタンスにもっていきます。
 
 
いかがですか?
 
 
そもそも、子どもは協調性がどういうものなのか知りません。親は、他の目が気になって子どもを周りに合わせることを求めがち。
 
 
「みんなと仲良くね!」「みんなと同じようにやってね!」などと言われても、どうやったらいいのか分からず、困っている子どもが多いのです。
 
 
例え、私たち親が「お友達が待っているんだから、あっちへ行きなさい」「今はみんなと○○する時間だから…」など指示して、表面的に合わせたとしても本来の協調性は身につきません
 
 
なぜなら、『個』をしっかり作っていくことが大切だからです!『個』があるから自分に価値を見出すことができ、他者を尊重できるのです。
 
 
新学期が始まると、クラスのメンバーも変わります。そうすると、「友達と仲良くやっていくにはしっかり協調性を身につけなくては!」と思うお母さんも増えると思います。
 
 

 
 
しかし、まずはお子さん自身の意見・行動を見てあげてくださいね。まずは、お母さんとの信頼関係がしっかり築けていることが大切です。
 
 
発達障害アスペルガータイプの子どもは、相手の立場に立つことが苦手です。ですがお母さんとの安心・安全な関係を通して、「相手のことを考えた対応」を身につけていくことができます。楽しい親子のコミュニケーションを通して教えていきましょう!
 
 
子どもの明るい未来を願っているお母さんを本気で応援しています!
 
 
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執筆者:今村裕香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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