パステルの子を持つママにしかできない子育てがあります!~発達障害&グレーゾーンの対応~

発達障害・グレーゾーン(パステル)の子どもの特性を「マイナス」とばかりに思っていませんか?お母さんがちょっと見方を変えてみる!そうすれば、親子のコミュニケーションも変わり、子どもの「プラス」が見えてきます。
 

【目次】

 

1.発達障害・グレーゾーンの子どもの凸凹だって、ゆっくり発達しながら美しい円柱に

 
 
人を「円柱」にたとえてみると、ある部分にヘコみがあっても、くるっとひっくり返すと立派な円柱の形をしている部分もありますね。完璧な円柱をしている人など一人もいません。
 
 
わたしたちはみんな、ヘコんだ部分は背中に隠し、上手にカバーしながら、美しい円柱の方をみんなに見せて生活しています。
 
 
難しいのは、この美しい円柱の形をしているところがどこにあるのか?を見つけ出すことです。「ここだけちょっと埋めたらキレイな円柱になるな!」
 
 
 
 
発達障害・グレーゾーン(パステル)のお子様は、どちらかと言えば、ヘコんだ部分を “埋めながら”円柱を作り込んでいくことが多いように思います。
 
 
円柱のヘコみばかりに気を取られると立派な円柱部分に目を向けることがとても難しくなります。そのために、ヘコみを何とか埋めるような声かけが増えてしまい、子どもの苦手を突つき続けるような親子のコミュニケーションになりがちです。
 
 
その言葉は、子どものヘコみを、さらにつついて掘っていく、まるでキツツキのような結果をもたらしてしまうことが多いのです。
 
 
今日は、子どもの苦手を突き続けるコミュニケーションから卒業する方法についてお伝えしていきます。
 
 
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2.ママが『視点』を変えれば短所が長所に。楽しいコミュニケーションが子どもを発達させる

 
 
発達障害・グレーゾーン(パステル)の子育てで一番大切なのは、お母さんがどれだけ視点を変えられるか?ということ。それができると、イライラが減り、親子のコミュニケーションが変わり、今まで気になっていた子どもの行動が変わっていきます!
 
 
先ほどの円柱のヘコみをつついていると、
 
□ 笑顔で過ごしたいのについできてないことが目について怒ってしまう
 
□ 褒めたいのに、褒めるところがない
 
□ 病院に行ったけど、はっきりと診断がつかなかった
 
□ 学校と家での様子が違う
 
□ いつのまにか、怒りっぽい子どもになっている
 
□ いつのまにか、ストレスや不安を多く抱えている
 
□ どうせ僕なんて…と自信が持てない様子が見える
 
 
こんなことが起こってきてしまうのです。 そこで、視点を変える!
 
 
 
 
たったそれだけのことなのに、これが本当に難しい。なぜなら、視点を変えるためには理解する必要があるからです。
 
 
しかし、発達障害・グレーゾーン(パステル)の子どもの行動の意味合いを学んでいくと、
 
 
なるほど!
 
そういうことだったのか!!
 
そうやってやるのか〜!!
 
 
自然と「視点」が変わってきます。
 
 
だから頑張ってコミュニケーションを変えるのではなく、「わ!こっちの方が上手くいくじゃん!」と楽しみながら親子のコミュニケーションが変わっていきます。そして、気がついたらヘコんでいたところが埋まって立派な円柱に近づいていきます!
 
 
ADHD や自閉症スペクトラムなど、発達障害やグレーゾーン(パステル)の特徴を持っているお子さんなら、今の困りごとにイライラすることに時間を使うよりも、困りごとをグッと減らして、子どもの良さを引き出すことに今の時間を使いたい!!と思いませんか?
 
 
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3. 発達障害・グレーゾーンの凸凹 それは、素晴らしい能力です!その力を生かせるコミュニケーションに切り替えよ

 
 
興味があることをとことん追究する集中力。抜群な計算力。細かいところまで再現できる記憶力。音に敏感と言われるほどの聴力。触覚過敏であれば感覚の繊細さ。普通の子が欲しくても持てない能力をパステルの子は秘めているのです!
 
 
今まで何年もかかってなおらない…、むしろ悪くなっているような…と思っていた特性も、パステルのお子さんだからこそ、脳科学に基づいた方法を知れば「え?こんなに早く変化するの!?」と思うスピードで困りごとが解消されていきます
 
 
困りごとに振り回されて親子で言い合いをする時間をできるだけ早く終わりにしましょう。そうすれば、子どもの素質や才能を伸ばすようなコミュニケーションに切り替えて子どもの将来に向けた積極的な取り組みにシフトチェンジ!!できるのです。
 
 
もう一度言います!
普通の子が欲しくても持てない脳力をパステルの子は秘めているのです!
 
 
 
 
執筆者:吉野 加容子
(発達科学コミュニケーショントレーナー、学術博士、臨床発達心理士)
 
 
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