疲れやすい発達障害の子どもが心も体もハッピーになる!ポジティブ記憶の作り方

疲れを溜めやすい発達障害の子どもたち。学校が始まってからなんだか疲れてる?そんなお悩みを持つお母さんはいますか?それはネガティブ記憶のせいかもしれません。1日をハッピーなポジティブ記憶で終わることができる、とっておきの方法をご紹介しますね!
 

【目次】

 

1.最近ウチの子疲れてる?そんなお悩みありませんか?

 
 
冬休みの間は元気だった我が子だけど、学校が始まってからなんだか最近調子が悪そう。
 
 
お子さんの様子が気になっているお母さんはいませんか?
 
 
ほんとはもっと子どもに時間かけてあげた方がいいんだろうな…。
 
 
そんな風に思っているのではないでしょうか。
 
 
けれども働くお母さんの1日はまるで戦場のようです。
 
 
朝は、出勤の時間が迫ったら追いたてるように子どもを登園・登校させ、夕方はバタバタと帰宅して夕飯の準備。
 
 
その後、お風呂や宿題を見てあげ、子どもたちが寝るまでノンストップ!
 
 
特に平日は、いつも何かに追われていて全然時間がありませんよね。
 
 
しか〜し!そういう時に限って子どもたちの要求には天井がない!
 
 
「母ちゃん、一緒にゲームしよう」
 
「母ちゃん、今日このご本読んで〜」
 
 
わが家でも、2人の息子の口から母ちゃん母ちゃんのオンパレード!
 
 
ちょっとゆっくりさせてよ〜って思っちゃいますよね。
 
 
ですが、お母さんには、忙しくても子どもたちの願いを受け止める時間を作ってあげてほしいのです。
 
 
それは、子どもにネガティブな記憶を残したままで1日を終わらないようにするためなんです。
 
 
 
 

2.なぜ?ネガティブな記憶をためやすい発達障害の子どもたち

 
 
ネガティブな記憶は脳に残りやすいと言われています。
 
 
特に発達障害の子どもは、不安を強く感じやすいという特性があります。
 
 
また、毎日周りの環境に合わせるために神経をすり減らしたり、感覚過敏でいろいろな刺激に常に反応したり、活動量が多いことから大量のエネルギーを消費したりと、常にネガティブな記憶をためやすい条件の中で過ごしています。
 
 
この記憶は、一晩寝たからといってすぐにリセットされるものではありません。
 
 
そのままにしておくと、その記憶はどんどんと蓄積されていき、不登校などの二次障害につながる可能性もあるのです。
 
 
だから、その日のネガティブ記憶はその日のうちに解消しておいたほうがいいのです。
 
 
最近子どもの様子がおかしいな…、調子が悪そうだな…。
 
 
そんなお悩みを持つあなたに今日は1つ秘策をお伝えします。
 
 
それは、わが家で平日夜に取り入れている「YES!タイム」です。
 
 
 
 
これは、寝る前のポジティブな記憶は、他の思考にじゃまされることがなく脳に残りやすい、という脳科学的ポイントから編み出したものなんです。
 
 
1日の最後をポジティブな記憶で上書きしちゃうこの方法、早速説明していきますね!
 
 

3.夜の「YES!タイム」で心も体も超ハッピー!ポジティブ記憶の作り方

 
 
「YES!タイム」とは、文字通り、子どものお願い事になんでもYES!で答える時間のことです。
 
 
わが家の場合は、平日夜のお風呂から寝るまでをYES!タイムに設定しています。
 
 
「さあ〜、今からYES!タイムはじまるよ〜〜」
 
 
そう宣言すると、まずはお風呂あがりの長男と次男からさっそく1冊ずつ読み聞かせのリクエストがあります。
 
 
本を読んだ後は、長男の「脚もんで〜」にお答えしてマッサージ。
 
 
次男の「ギューしたい!」にハグハグ。
 
 
日によっては、ぬいぐるみでおうちごっこをしたり、もう1冊読み聞かせをしたり。
 
 
そして、満足を感じた子どもたちは電気を消してすんなり眠りにつきます。
 
 
その間だいたい30分ほど。
 
 
時間を決めていることで、私もイライラせずに子どもたちに集中できます。
 
 
この「YES!タイム」、
 
 
1日の終わりに、「お母さんがお願いを聞いてくれた」と思う子どもたちの満足感
 
1日の終わりに、「今日は怒らずに子どもたちを満足させられたな」と思うお母さんの自信
 
 
たった30分でもそんなハッピーな記憶を子どもにも親にももたらしてくれる、それが「YES!タイム」なんです。
 
 
 
 
わが家で実践しているだけでなく、診療の中や、私が開催するセミナーの中でいろんな方にお伝えしていますが、小さいお子さんだけでなく、小学校高学年から中学生にも効果ありました〜との声をいただいています。
 
 
大きい年齢のお子さんでは、
 
「お母さんにしてもらいたいことはない。その時間だけでも口出しせず好きなことをさせてほしい」
 
というお願いだったり、
 
 
「その時間、口を出さずにただ話を聞いてほしい」
 
というお願いだったりするそうです。
 
 
「口を出さずに見守る」って、親にとってはなかなか難しい内容。
 
 
だけど、時間を決めていれば頑張れます、と中学生ママがおっしゃっていました。
 
 
夜、「早く寝なさい〜〜〜」って怒ってしまって、子どもの寝顔に謝る日々を送るママ。
 
 
疲れてイライラしそうな夜は、時間を決めて「YES!タイム」実践してみてください。
 
 
夜のママと子どもの過ごし方が、きっと変わるはずですよ。
 
 
 
 
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執筆者:森博子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
 
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