ストレスや疲れが溜まると、発達障害グレーゾーンのADHD傾向の子どもにガミガミ注意してしまうママいませんか。でも、親であるママが子どもにイライラ不機嫌な口調で言いたくなったとき、ある対応を付け加えると、親子ともに楽になる場合があるのです!
【目次】
1.発達障害グレーゾーンのADHD傾向の子どもにガミガミ言ってしまうときありませんか?
2.なぜ、親が注意したりガミガミ言うことが、子どもの発達によくないの?
3.イライラ不機嫌な口調で言いたくなったときに効果あり!「驚く」テクニック
1.発達障害グレーゾーンのADHD傾向の子どもにガミガミ言ってしまうときありませんか?
騒いでいる子どもに静かにしてほしいときや、宿題をしてほしいとき、子どもに向けて注意や指示する言葉を使う場面ありますよね。
はじめのうちは、ママも余裕があるので、「静かにしようね」「宿題しなくていいの~?」と、穏やかな声色で喋れます。
しかし、発達障害グレーゾーンの注意欠陥性多動障害(ADHD)傾向の子どもは、ママの話をすんなり聞いてくれません!
自分の好きなことに一極集中!
遊びやテレビに夢中になっていたり、興奮しているときは、まるでママの言葉が何もなかったかのように、そのまま騒いでいる…。
そうなると、ストレスや疲れ、イライラが溜まっているときは、親であるママだって、冷静で落ち着いた口調でばかりいられません!
つい、「静かにしなさーい!」と一喝したり、「いつまでやっているの?!」など、子どもに不機嫌な口調で言葉を投げてしまうときありませんか。
でも、とけとげしい言葉で子どもを叱ったりしても、子どもは仕方なく行動にうつしたり、しぶしぶ従うかですよね…。
そんな子どもの様子に、さらにイライラしてしまったり…。
さらには、ママ自身が「またガミガミ言ってしまった…」とイライラしてしまう自分自身に落ち込んで、後で後悔してしまうことないでしょうか。
ママとしては、子どものためを思って、伝えているのに、親子ともに不機嫌になったり落ち込んだりして終わってしまう…。
ママも子どももツラいですよね。
でも、ママが、子どもにイライラ口調で言いたくなったとき、あるちょっとした対応を付け加えると、ママが子どもにガミガミ言わないで済む場合があるのです!
ママ自身もガミガミ注意しなくてすむので、気持ちが穏やかでいられます。
さらにはママが口うるさく言うときよりも、子どもがぐっと反応するようになるのです!
2.なぜ、親が注意したりガミガミ言うことが、子どもの発達によくないの?
ガミガミ注意しない方がいい、子どもの発達によくない…となんとなく分かっていても、してしまう…。
そもそも、なぜ、ママが注意したり、イライラした口調で子どもに接したりするのが、子どもの発達によくないのでしょうか?
なぜなら、日ごろの子どもとのコミュニケーションをスムーズに進めるためには、親であるママの子どもへの注目が、その後の子どもの行動に大きく影響するのです。
発達障害グレーゾーンのADHD傾向の子どもに限らず、人間の脳の発達には、「脳を使う経験や情報」をたくさん取り入れ、脳を使う行動をすることが必要になってきます!
子どもが脳を使う行動をぐんぐん促すためには、日ごろの子どもの行動や発言に注目して、ママが肯定的な注目(褒めたり、認めたり)をすることが大切です。
それにより、子どもは自信がつき、自主的に行動することが増えるようになり、行動量が増えていきます。
逆にママが注意したり、イライラした口調で子どもに接したりすると、子どもにとって、否定的な注目になってしまいます。
否定的な注目を続けると、子どもは、自分の行動に自信がなくなり、自ら動き出す機会が減り、行動量が減っていきます。
例えば、大人だって、会社の上司に自分が行ったことに対して、注意されたり、批判されてばかりだと、だんだんやる気もなくなっていきますよね。
そのうちに、自分が行動してもどうせ怒られるから、行動しなくていいや…という受け身の気持ちになったりします。
行動することにより、子どもの発達が加速されます。
発達が加速されると、結果的に子どもの発達の困りごとが減り、子どもの可能性をグングン伸ばすことができるのです。
だからこそ、ママが子どもに注意したり、叱ったりなど否定的な注目ばかりしていては、もったいない!
でも、ママだって、子どもにガミガミ言いたくなってしまうときだってあります…!
子どもの発達によくないと分かっていても、ママだって1人の人間。
イライラしたり、時には感情的になったりします。
だからこそ、ママがガミガミ注意したくなったときでも活用できる子どもとのコミュニケーションを知っておくと便利です!
知っていれば、いざ、その機会がきたときに、そのコミュニケーションを取ればいいだけです!
ママも子どもに説教したり、叱ったりすることなく、対応することができます。
子どもに対してのコミュニケーションのレパートリーを知っておいて損はなし!ママが穏やかな気持ちで過ごすためにも有効なのです。
3.イライラ不機嫌な口調で言いたくなったときに効果あり!「驚く」テクニック
ママもイライラが募って、思わずガミガミ言いたくなってしまうときあります。
そういったときは、口に出してしまう前に、「驚く」テクニックを使って対応するのが便利です!
「驚く」テクニックとは、ママが子どもにガミガミ言いたくなってしまう前に、オーバーリアクション気味に子どもの行動に対して、驚いてみせるテクニックです。
例えば、子どもがいっこうに後片付けをしない場合。
通常なら、「いいかげん、片付けしなさーい!」と一喝してしまうかもしれません。
しかし、「驚く」テクニックを使った場合、オーバーリアクション気味に、「え~!」や「そうなんだ~!」などと、言葉の前にリアクションをつけます。
「え~!!今、片付けするの~?後で片付けするの~?」
できるだけ、自分ができる範囲で、テンション高めに、明るいオーラで「え~!」と驚くのがポイントです。
もし、テンション低く、あからさまな怒りのオーラやため息ついたりしながら驚くと、「え~…」と否定的な注目になってしまいます。
否定的な注目になりがちなところを、明るく「驚く」リアクションを入れることで、否定的にならずにすみます。
子どもとしては、ママに叱られるのかなと思っていたのに、ママに驚かれていると、不機嫌にもなりにくいです。
そこで子ども行動したならしめたもの!
「おっ、片付けはじめたんだね!」など、肯定的なコミュニケーションを取ることだってできます。
ママもガミガミ言いたくなったときに、「驚く」テクニック使うだけなので、疲れているときやイライラしているときでも使えます!
ガミガミ言いたくなるときってママが心の中では、子どもに対して、イライラしている場合がありますよね。
でも、「驚く」リアクションを最初に伝えることにより、上手くママのイライラしたオーラを隠しながら、ママの気持ちを伝えることもできます。
ママだって、疲れや寝不足などが重なり、心にイライラが溜まって、ガミガミ言いたくなってしまうときあります!
いつも穏やかなニコニコ笑顔いっぱいなママでばかりいられません!
だからこそ、ガミガミ言いたくなったときでも、コミュニケーションを取る方法を知っているだけで、ママの気持ちが楽になります。
「最近、子どもに口うるさく言い過ぎちゃった…」と後悔した経験のあるママ、試してみてくださいね。
今日から使える!子育てが楽ちんになれるテクニックを他にもご紹介しています!
執筆者:なつき みき
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)