グレーゾーンの子どもを育てていると良くない行動が目立ちやすいので褒めることが難しいと感じていませんか?褒めることが正しく伝われば脳の成長が加速しますよ!そのポイントをお伝えします。
【目次】
1.グレーゾーンの子どもを褒めることが苦手と感じていませんか?
発達障害グレーゾーンの子どもを育てていると、良くない行動が目立ちやすいので叱ったり注意することに意識を向けていることが多く褒めることがより一層難しいと感じている方も多いのでは?と思います。
私も褒めることが得意ではなくつい厳しくしてしまっていた一人です。
癇癪や暴力だけでなく気になったものに対してパッと手が出てしまうグレーゾーンの子どもに日々監視の目を光らせているという状態でした。
でもこの考え方、脳の仕組みから起こっているとしたら? 知りたくありませんか?
2.褒めることが難しいと感じるワケ
そもそもグレーゾーンの子どもたちを育てる親世代の私たちが育ってきた教育は「しつけ」をベースにしたもの。
「褒める」より「しつける」「叱る」が当たり前で育っている人が多いと思われます。
脳は変化を好みません。
だから当たり前を変えようとすると
・余計な疲労を感じる
・違和感を持つ
・悩む
という状態に陥ります。
当たり前を変えようとするとセーブをかけてきます。
これが「褒めること」が難しいと感じるワケです。
3.子どもの脳の成長がどんどん加速する褒める子育て
日本人は褒めることが下手とお伝えしました。
ではそもそも褒めることがなぜよいとされているのでしょうか。
昔はしつけることが大事とされていた子育てですが それでは脳が委縮するというデータが出始めてました。
それからは 子どもは褒めて伸ばそうと言われるようになりました。
グレーゾーンの子どもの子育ても同様です。
褒めることで親子の信頼関係が深まることが分かってきたんです。
グレーゾーンの子どもはネガティブな記憶を蓄積しやすいためちょっとしたことでも
「自分はダメな子だ」 「周りは自分をわかってくれない」 と捉えてしまいがちです。
褒めることで親子の信頼関係があるということは
・ママやパパが自分のことを理解してくれている
・お家に帰れば大丈夫という絶対的な安心感がある
これらをグレーゾーンの子どもが持つことで外でも頑張ろうという気持ちが伸びてきます。
また、褒めることで親子の信頼関係があるとグレーゾーンの子どもの耳が開きママの声が届きやすくなります。
そうすると自然と行動する量が増えグレーゾーンの子どもの脳の成長がどんどん加速していきます!
では具体的にどんなところに注意したら良いのか? ポイントをお伝えしていきます。
4.子どもに正しく伝わる褒め方のポイント
グレーゾーンの子どもを褒める時、「やったね!」「すごい!」と褒め称えたらよいのかというとそれでは逆効果の場合もあるんです。
「できたね!」 「やったね!」 「すごい!」 「えらい!」 「かっこいい!」 こんな声かけしていませんか?
もちろんNGワードではなく子どもが喜ぶワードで褒めることをしていますよね。
でもこれ、「子どものどんな行動が」が抜けてしまっています。
グレーゾーンの子どもたちにはこの曖昧な部分はとってもわかりにくいのです。
文面そのままを受け取ってしまうため「すごい!」「えらい!」の一言だけだと自分のどんな行動が褒められたのかが分かりません。
自分の行動すべてが「えらい」んだと捉えてしまう可能性があります。
・ご飯を食べる前に手を洗うことができたね
・お箸が上手に使えるようになってかっこいい
・家を出る時間までに準備が終わってえらい など
何に対して褒めているのかを細かく伝えましょう。
褒めてるのにうまくいかないなと思われた方はぜひここを見直してみてくださいね。
いかがでしたか?
褒めるポイントがわかってそれがグレーゾーンの子どもに伝わってくると褒めることを探したり、褒めることが楽しくなってきますよ!
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執筆者:仲田なぎさ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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