春休みはお昼ご飯の用意、宿題、兄弟喧嘩。考えるだけで、ちょっと憂鬱ですよね。そこで喧嘩をやめさない!と叱らないで喧嘩しなくなる、とっておきの秘策をご紹介します。ぜひ、早速今日から試してくださいね。 |
【目次】
1.兄弟喧嘩が多くて悩んではいませんか?
兄弟喧嘩が多くて、何度言ってもやめない様子に、どうしたらいいのか…もうウンザリということはありませんか?
とくに発達凸凹の特性を持つお子さんがいるご家庭では、凸凹の特性がない兄弟を我慢させてしまったり、悩んでいる方はとても多いです。
・遊びなのに自分が負けると怒りだしてしまう
・おふざけの度合いがエスカレートして相手を怒らせてしまう
・ひとつしかないモノを交替できない
実はこれ、全て我が家の息子たちの話なんです。
我が子は2歳差の男の子。上の子はこの春から高校2年生、下の子は注意欠陥多動性障害(ADHD)の特性を持つ中学3年生です。
2人とも根っからの曲げず嫌いで、幼いころから喧嘩が絶えることがありませんでした。
仲良く遊べるのは5分が限界。目を離すといつでもどこでも喧嘩勃発の日々…
息子たちの喧嘩の中でも特に困っていたのが、相手を傷つけてしまったり、モノを壊してしまうことでした。
・弟は気に入らないことがあると、兄を噛みついてしまう
・兄は噛みつかれてもやり返さない分イライラが溜まり、モノを投げたり、蹴ったりして壊してしまう
・その様子をみて弟も同じようにモノに当たるようになる
・お互いの大切なものを壊そうとする
・大人が仲裁に入ると余計にややこしくなってしまう
という状況でした。
それでも小さいころは私でもなんとか喧嘩を仲裁することはできていたのですが、そこは男の子。
成長とともに私よりも体が大きくなり、力で抑え込むことができなくなってしまいました。
息子たちの怒りをコントロールすることはもはや不可能、大きな体で暴れると、我が子でも恐怖を感じるようになりました。
ところが、発コミュを学び実践したら、あんなに悩んでいた兄弟喧嘩がいつの間にかピタリとやんだのです!
2.兄弟喧嘩が起きてしまう理由
なぜ、兄弟喧嘩は起こるのでしょうか?
実は、自己コントロールが苦手という、特性が関係しているため、起こっているのです。
ADHDタイプのお子さんに多いのですが、我が家の場合は、診断の下りている次男だけでなく、長男にも当てはまっていました。
定型発達の子は、学校など、他人との関わりの中での環境では我慢をしたり、コントロールして問題なく過ごすことができる子が多いです。
ですが、自分のありのままを出せるおうちだと、遠慮せず、自分の思いをぶつける子が多いのではないでしょうか?
しかも、発達凸凹の兄弟児は我慢をすることが多く、本当は不満を抱えているケースが多いのです。
イヤだなという感情、つまりストレスがたまってしまうと、人間の脳は どうしてもコントロールができなくなってしまうのです。
攻撃的になってしまったり、冷静な判断ができなくなってしまったり、 自分でも止められなくなって制御不能状態になってしまいます。
その状態の時に、周りが止めようとすると火に油を注ぐ状況となり、 事態を収束させるのはとても難しくなってしまいます。
3.兄弟喧嘩に注目をしないことがポイント
私たちは、普段、子どもの目の前の問題にしか目がいかなくなってしまいがちです。
喧嘩が勃発すると、何とかしてやめさせなければと必死になってしまいます。
ところが、喧嘩が起きてからどうするかではなく、
「どうしてこの子はこのような対応をするのか?」
「本当は別の問題があるのではないか?」
と別の切り口から考えることができると、子どもに対する、対応も変わっていきます。
「喧嘩が起きたら、終息させるために引き離す」というやり方は 即効性があります。
しかし、同じ家で暮らす以上、顔を見合わせないわけにもいきませんし、それでは 本当の問題解決とはなりません。
引き離す以外で子どもの喧嘩をなくす方法、を考えていく必要があるのです。
実は、ポイントは兄弟喧嘩に注目をしないことなんです!
「喧嘩はやめなさい」と叱らずに喧嘩をやめさせる方法があるのです!
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4.兄弟喧嘩を叱らないでやめさせる意外な方法とは?
大事なことは、「喧嘩をいかにやめさせるか」ではなく、「どうすればお互いが気持ちよく過ごすことができるか、相手への思いやりを持ちながら接することができるか」という視点です。
そこで、私は子どもがなぜ、こんなに攻撃的で相手のことを悪く言うのか観察してみました。
そこで気づいたことがありました。
息子たちは自分に自信がなさすぎるため、 相手を受け入れることができなくなっていること、攻撃的になっているのは自信のなさの表われだと思いました。
こうしたほうがいいんじゃない?という、周りのアドバイスも受け入れられないくらいの頑固さも自信がないところからきているのだと感じました。
息子たちは、いつもいつも何をしても怒られてばかり。
指摘されてばかりでは自信が育つどころか、反発心、疎外感しか生まれません。
虚勢を張るということは、本当は弱い自分を必死で守っているからこそ、出てしまう強がりであると考えられます。
〇〇ちゃんはできているのに、〇〇くんはできているのに、と兄弟やお友達と比較してしまうことが多いと、「どうせ俺は…」とひがんでしまいがちです。
そこでやったことは一つ。自信をつけさせることです。
思春期の息子は、褒めてもひねくれたり、素直になれません。褒める以外で自信をつけさせる方法を考えました。
好きなことをトコトンさせることがいちばん手っ取り早くて効果が高いのです!
我が家の場合は、長男はスケボー。次男はデュエルマスターズという、カードゲームでした。
それぞれ、技の上達に向けて何度も何度も練習を繰り返し、長男は自分のすべっている姿の動画編集をして、みんなから上手になったね、頑張ってるねという声を頂くことが自信へつながりました。
次男は大会に出場することで、上位入賞したり、優勝をしたり、成功体験が目に見える形で何度もありました。
すると、毎日喧嘩が起きない日はないくらいの日常だったのが、喧嘩がピタリとなくたったのです。
お互いがそれぞれ自信をもつことができるようになったことで、 相手に優しく接したり、思いやりの言葉や態度が見てわかるようになりました。
アドバイスも素直に受け入れられるようになって、何一つケンカになることがなくなったのです。
ヒトは行動をすることで脳が伸びると言われています。
そして、好きなことは抵抗なく行動もできるので、脳が伸びやすいんです。
どうやってやれば上手くいくのか、工夫をしたり、練習をしたりすることによってどんどん上達し、良い循環で伸びていくのです。
上手くいった経験を積み重ね、自分で自信をつけていくのです。
そこで、お母さんにやってほしいことは子どものやっていることに興味関心を示すことです。
たとえば、工作をしている子には
「何を作ってるの?」
「センスあるね~」
「こんなアイデアよく思いついたね!」
「斬新だね~」
「どうやって作ったの?」
「工夫した所はあるの?」
「難しかったところは?」
「お母さんには思いつかないわ~」
というように、子どものやっていることに声をかけていくと 自分はありのままでいいんだという、自己肯定感という、自信。
頑張ったらうまくいくという、未来への期待感、自己効力感という自信。
そして、工夫したり、練習したり、努力することで得られる自己学習力という自信。
そうやって頑張った結果得られた成功体験という、良い記憶。
それがゆるぎない自信へと繋がっていくのです。
好きなことであれば、スポーツでも勉強でも、ゲームでも、お料理でも、工作でも何でもいいんです。子どもが好きで勝手にやり始めていることがベストです。
とにかく、楽しくやることで、脳は活性化し、よくない行動が減っていくという、 お得な効果がついてくるのです。
喧嘩をやめさせるために、好きなことに没頭させる?一見、結びつかないような発想ですが、我が子の変化で証明できました!
あんなに悩んでいた毎日の暴動がゼロになったんです。
いかがでしたか?
喧嘩が絶えないお子さんのいるママは、喧嘩をなくそうとするのではなく、お子さんの好きなことをとことんさせてあげて、さらに伸びる声掛けをしてあげてくださいね。
こちらではモノを大事にしない子どもが大事にできるようになった秘訣をお伝えしています。
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▼▼暴力を伴う反抗期を終わらせるポイントを紹介しています▼▼