Nicotto講座生が
創始者である吉野さんから学べる
月に一度の発達科学講義。
脳の仕組みが大好物な私にとって、
毎月楽しみにしている時間です。
前回好評だったから
今月も記事でシェアしようとまとめていたのに、1週間経ってしまいました。
今回の講義を聞きながら、
改めて腑に落ちたことがありました。
それは、
「子どもに任せること」と
「何も言わずに放っておくこと」は、
まったく違うということです。
子どもの主体性を育てるために、
口を出さない。
先回りしない。
怒らない。
黙って見守る。
そう聞いたことがあるママも
多いかもしれません。
私も以前は、
私がしゃべりすぎるから
子どもが動かないのだろう。
私が管理するから
主体性が育たないのだろう。
そう考えていました。
そこで、言うのを我慢する。
宿題をしていなくても言わない。
ゲームをやめなくても言わない。
ところが、待っているだけでは
子どもはなかなか動きませんでした。
そして結局、
「いつになったらやるの?」
と、爆発する。
口を出しても苦しい。
黙っていても苦しい。
どちらを選んでも、
ママばかりが我慢する子育てに
なってしまったのです。
発達凸凹のある子は、
「やることが分かっている」
からといって、
自分で始め、
順番を考え、
終わりを決められるとは限りません。
それを担っているのが、
選ぶ。
見通す。
切り替える。
行動を始める。
という、前頭葉の働きです。
この働きがまだ育っている途中の子に、
「自分で考えてやってね」
と大人が関わりを引くだけでは、
動き出すための手がかりが
なくなってしまうことがあります。
だから発達科学コミュニケーションでは、
ただ口数を減らすのではありません。
子どもの脳が動きやすい言葉に
ママの言葉を翻訳します。
気持ちが動く言葉をかける。
選びたくなる選択肢を渡す。
何のためにするのかを伝える。
終わった後の見通しを見せる。
固まった視点を切り替える。
これは、子どもを言葉で
コントロールするためではありません。
子どもが、
「自分で選べた」
「始められた」
「最後までできた」
という成功体験を
脳の記憶に
意図的に
戦略的に
残すためです。
人は、過去の記憶を頼りに
次の行動を起こします。
成功した記憶が増えるほど、
「またやってみよう」
「今度はこうしてみよう」
と、自分から動けるようになります。
つまり、任せるとは、
ママがすべて手を引くことではありません。
子どもが自分で動ける条件を整え、
最後の選択と行動を
子どもに返していくことです。
私はこれを知ってから、
子どもを動かすために
管理するママではなく、
子どもの脳が動く条件を見つけるママに
変わっていきました。
「宿題しなさい」と言う代わりに、
どんな言葉なら始めやすいのかを見立てる。
ゲームを取り上げる代わりに、
どんな見通しなら切り替えられるのかを考える。
失敗させないように先回りする代わりに、
失敗しても戻ってこられる場所になる。
ママの関わりが変わると、
子どもの中に、
自分で考え、
自分で選び、
自分で動く力が育っていきます。
子どもを管理し続けるしかないと
感じているママへ。
必要なのは、
一気に手を離す勇気ではありません。
管理を緩めても崩れない、
脳の育ちに合った順番を知ることです。
黙って待つだけではない。
指示して動かすのでもない。
その間にある関わり方ができるようになった時、
ママは我慢する人から、
子どもの可能性を育てる人へ変わります。
そして子どもは、
「言われたから動く人生」から、
「自分で選んで動く人生」へ
歩き始めるのです^^


