好きなことだけ覚えられる子を、「勉強ができない子」にしないために

勉強

好きなことなら、
大人が驚くほど覚えられる。

電車の路線。
恐竜の名前。
スポーツ選手の成績。
ポケモンのキャラクター。

それなのに、

漢字は覚えられない。
説明したことが残らない。
テストで書けない。

そんな我が子を見ていると、

「勉強する気がないの?」
「好きなことばかりしていて大丈夫?」
「ちゃんと反復練習して」

と、言いたくなります。

私も以前は、
興味のあることだけ覚えられる力を、

やるべきことから逃げるための
都合のよい集中力だと思っていました。

けれど、身近に
この力を強く持った大人がいます。

我が家の夫です。

プロ野球の話になると、
各チームの勝率から歴代監督、
選手ごとの打率まで次々と出てくる。

ハリウッドスターの名前や、
過去の出演映画にも詳しい。

「よくそこまで覚えているね」
と驚くほどの知識量です。

その一方で、
自宅の住所や一般常識などは
なかなか頭に入らず
いまだにしょっちゅう聞かれます・・・

中学校までは
勉強に困らなかったそうで。

高校で遊ぶことが楽しくなり、
次第に学校へ行かなくなったとのこと。

夫の話を聞くたびに、
私は思います。

この人に力がなかったのではない。

自分のすごい記憶力を、
学校の勉強へつなぐ方法を
知らなかっただけなのではないか、と。

発達に凸凹のある子の中には、

興味を持った情報を
深く集め、

細かな違いを見つけ、

膨大な知識を
頭の中でつなげられる子がいます。

これは、
学び方さえ合えば、
大きな武器になる力です。

我が家の3人の子どもにも、
興味のあることへの
強い記憶力があります。

私は、その力を
「勉強とは関係ない記憶」で
終わらせませんでした。

好きなものを覚える時に、
どんな順番で見ているのか。

何と何をつなげているのか。

言葉で覚えるのか、
映像で覚えるのか。

分類するのが得意なのか、
物語にすると入るのか。

その子の脳が動くやり方を見つけ、
漢字や英語、社会、理科へ
意図的に戦略的に転用していきました。

すると、

「興味があることしか覚えられない子」が、

「自分に合う覚え方を使って
勉強もできる子」へ変わっていきました。

私は、この方法を知っています。

一番悔しいのは、
力があるのに活かし方を知らないまま、

「自分は勉強ができない」
と思い込む子が多いことです。

そして、本来の能力よりも
低い進路を選んでしまうことです。

日本の学校では、
頭の中にどれほど豊かな知識があっても、

宿題に書く。
テストに書く。
入試で書く。

「書いて表現すること」ができなければ、
力として評価されにくい現実があります。

だからこそ、
ママが先に気づいてほしいのです。

好きなことだけ覚えられるのは、
困った偏りではありません。

これから伸ばせる
学びの入り口です。

今日、我が子の好きなことを
一つ思い浮かべてみてください。

何を覚えているかではなく、

「この子は、どうやって
こんなに覚えたのだろう」

と見てみてください。

そこに、
漢字の覚え方も、
勉強への自信も、
進路の可能性も眠っています。

子どもの能力を変えるのではありません。

ママが、
すでにある力の見方と
使い方を知る。

その時から、
「勉強が苦手な子」という未来は
書き換え始められます。

私は、
素晴らしい力を持った子が、

学校の評価方法に合わないだけで
自分の可能性を諦めることを
なくしたい。

そのために、
子どもの才能を見抜き、
学ぶ力へ変えていけるママを
増やしたいと思っています。

タイトルとURLをコピーしました