しばらく、
記事が止まっていました。
というのも、
ちょうどテスト返却の時期で、
受講生さんたちから
「こんな点数を取れました!」
「次回に向けて、この関わりで合っていますか?」
「さらに勉強時間を伸ばすためにこうしようと思います!」
という嬉しいご報告や、
次に伸ばすための意欲的な答え合わせのメールが
集中していたからです。
私はいつでも、
受講生さんファーストです。
だから時々
記事や投稿が止まります・・・
目の前のママとお子さんの変化に、
一つひとつ心を込めてお返事していました。
そして、改めて感じました。
やっぱり、
発達凸凹の子の勉強は、
「勉強を教える前」にやることがある。
ここを飛ばすと、
どれだけ良い塾に入れても、
どれだけ良い教材を買っても、
親子で苦しくなってしまうんです。
毎日の個別相談でも
よく聞かれます。
「知的な遅れがある子が、
どうやって勉強が得意になるんですか?」
「本当に、成績が上がるんですか?」
「オール5なんて、
うちの子には無理ですよね?」
その気持ち、すごく分かります。
今、目の前のお子さんが
テスト勉強に取りかかれない。
一人で進められない。
集中が続かない。
説明しても分からない。
態度が悪くなって、親子でバトルになる。
そんな状態だったら、
「この子に勉強で自信を持たせるなんて無理かも」
と思ってしまうのは自然です。
そして多くのママが、
こう考えます。
「私が教えるのはもう無理。とりあえず塾に行ったら、勉強が好きになるかも」
その気持ちは分かります。
けれど、ここで一度立ち止まってほしいのです。
発達凸凹の子が、
苦手意識を持ったまま塾に入った時、
勉強が好きになる可能性と、
さらに大っ嫌いになる可能性。
どちらが大きいでしょうか。
特に、こだわりが強い子。
環境の変化が苦手な子。
「分からない」と動けなくなる子。
このタイプの子に、
いきなり新しい場所、新しい先生、新しい課題を重ねると、
脳は「勉強=嫌なもの」と記憶してしまいやすいのです。
一度「嫌だ」と記憶されると、
てこでも動かない・・・
頑固に見える。
反抗しているように見える。
やる気がないように見える。
けれど本当は、
脳が守りに入っているだけかもしれません。
だから、
発達凸凹の子を伸ばす近道は、
最初から苦手を正面突破することではありません。
まずは、
「好き!」の力を使うこと。
好きなこと。
得意なこと。
興味があること。
そこから脳を動かし、
「分かるって楽しい」
「できるって嬉しい」
という記憶を、ママの声かけで
意図的に戦略的に積み上げていきます。
勉強へのネガティブな記憶を、
ママの関わりでポジティブ変換していくのです。
わが家の次女も、
入り口は勉強ではありませんでした。
イケメンがたくさん出てくるアニメでした^^
「好き!」
「もっと知りたい!」
このエネルギーが高まったことで、
細かい文字を読むという苦手を、
あっという間に越えていきました。
そこから少しずつ、
毎日意図的にポジティブ変換を積み重ねました。
すると、
読書量が増え、言語理解の力が伸び、
授業中の理解度や
宿題の取りかかりや完了までのスピードが上がっていきました。
そうやって、
軽度知的障害で、
中2で後ろから3番目だった次女は、
全国からスポーツエリートが集まる強豪校の特待生になり、
高校受験では特別進学クラスに推薦され、
高3の学年末でオール5を取り
第一志望の大学に合格しました^^
次女は、塾に通ったことは一度もないんです。
もちろん、
全員が同じ成績になるという話ではありません。
大事なのはそこではなく、
「知的な遅れがあるから無理」
「発達凸凹があるから勉強は苦手なまま」
と決めつけないでほしい、ということです。
勉強を教える前に、苦手に向かわせる前に、
好きなことで脳を動かす。
正しく解くことを重視して
解き直しを繰り返して勉強大嫌いにさせる前に、
意図的に戦略的に
「自分にもできる」という記憶を作る。
ここが整うと、
子どもは変わり始めます。
ママも、
怒鳴って勉強させる必要がなくなります。
塾を探すのは、
そのあとでいいんです。
まず必要なのは、
お子さんの脳に合った関わり方を、
ママが知ること。
そして、
毎日の声かけで、
勉強への記憶を変えていくことです。
もし今、
テスト勉強のたびに親子でバトルになっているなら。
「この子に勉強で自信を持たせるなんて無理かも」
と感じているなら。
それは、
関わり方を変えるタイミングかもしれません。
勉強が苦手な子を、
勉強嫌いのままにしない。
ママの一言で、
未来が変わり始めます。


