小学2年生で不登校に。暴言の多いASDの子どもを変えた「待つ&褒める」育児法

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暴言・暴力を繰り返していた小学2年生のASDの子ども。親が「待つ&褒める」対応を徹底した結果、本来の穏やかな性格に戻り「ママ、生んでくれてありがとう」と感謝の言葉をくれるように。不登校や育児に悩むママ必見の体験談をお伝えします。
 
 

1.ASDの子どもの暴言に悩んでいるママはいませんか?

 
 
「朝だよ、起きてー」と言っただけで「まだ眠いのに!ママのバカ!」と怒られる。
 
 
「そろそろご飯にしようか。テレビ消してね」と言えば「ママなんて大嫌い!」と言われる。
 
 
こんな子どもの暴言に落ち込む毎日を送っていませんか?
 
 
子どもに動いてもらうためには、つい指示が多くなりがち。
 
 
でも、そのたびに怒られて暴言を受けると、ママの心も疲れてしまいますよね
 
 
私も同じように悩んでいました。
 
 
だけど、「待つ&褒める」を徹底することで、子どもの暴言や不安定な行動が変わり始めたのです。
 
 
 
 
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2.小学2年生で不登校になり、家族に暴言が絶えなかったASDの息子

 
 
息子は小学2年生で不登校になり、その後自閉スペクトラム症(ASD)と診断を受けました。
 
 
学校ではニコニコと大人しくしていたものの、家では暴言・暴力を繰り返す状態でした。
 
 
今思えば、学校では苦手な集団生活に耐え、やっと家に帰っても
 
・テレビ消して!
・早くお風呂入って!
・歯みがきしてよー!
 
などと指示されてリラックスできず、息子はイライラしていたのだと分かります。
 
 
ですが、その頃の私は親としてあれこれ指示を出すのは当たり前だと思っていたのです。
 
 
 
 

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3.変化のきっかけ:「肯定の注目」を学ぶ

 
 
息子の暴言・暴力に悩み、ネット検索やインスタグラムを見て、いたがきひまりさんふたばスクール主宰)の存在を知りました。
 
 
ふたばスクールで最初に習う「肯定の注目」という育児法が私たち親子の転機になりました。
 
 
それは、子どもができたことに注目し、褒めたり感謝したりしてことばで伝える方法です。
 
 
例えば、こんなふうに声をかけました。
 
・褒める:「自分でテレビを消せたね!」
 
・感謝する:「お皿を片付けてくれてありがとう!」
 
・励ます:「もう少しで終わりそうだね。がんばれ!」
 
 
そうすることで子どもに「僕はこれができてるんだ!」という自信をつけ、成功体験を積んでいくことで行動しようとする力を伸ばします
 
 
これまでの自己流の子育てからなかなか抜け出せなかった私。
 
 
ですが、勉強を続けながらひまりさんやふたばスクールのメンバーの体験談などを聞いていくうちに、子育ての考え方や子どもへの接し方に変化が出てきたのです。
 
 
 
 

4.実践した「待つ&褒める」の具体例

 
 
実際に取り組んだ方法は次の通りです。
 
 
1.子どものペースを尊重する
 
「今テレビいいところかな?終わったらごはん食べてね」
「今長い針が6のところだから、12までの好きな時にお風呂入ってね」
 
 
2.動いたらとにかく褒める
 
「お!自分で決めて動けたね!」
「もう靴下片方履いたんだね!早いね!」
 
 
親の都合による「今すぐやりなさい!」ではなく、子どもがその時していることを尊重しつつ、指示の声かけをするようになりました。
 
 
そして子どもが動くまで時々声かけしながらもただひたすら待ちます
 
 
そうしているうちに子どもが自分から時計を見てテレビを消したり、お風呂に入ったりするようになってきました。
 
 
 
 

5.「ママ、生んでくれてありがとう」と感謝の言葉をもらえるまでに

 
 
暴言や暴力がほぼ無くなってきた頃、息子から次のような言葉を聞くようになりました。
 
 
「褒めてくれてありがとう」
 
「いつもご飯作ってくれてありがとう」
 
そしてついには、「ママ、生んでくれてありがとう」と言ってくれたのです!
 
 
これまで「バカ!」「クソババア!」と言われていた日々が嘘のようでした。
 
 
私は驚きと感動で思わず息子を抱きしめました。
 
 
「待つ&褒める」を徹底することで、子どもは安心感を持ち、自分で行動する力を身につけます
 
 
不安やストレスから暴言や暴力を繰り返していた息子も、本来の穏やかで素直な性格に戻りました
 
 
もし、あなたのお子さんが不安定な行動や暴言を繰り返しているなら、
 
1.待つこと:子どものペースを大事にする。
 
2.褒めること:どんな小さなことでもできていること、感謝や喜びを伝える。
 
 
まずはこの2つを試してみてくださいね。
 
 
笑顔の親子
 
 
 
 
 
執筆者: しまたに あすみ
発達科学コミュニケーション リサーチャー
 
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