家の中でもママにべったり!発達障害・母子分離不安の子どもがママを待てる魔法の声かけ方法

家の中でもママにべったり!発達障害・母子分離不安の子どもがママを待てる魔法の声かけ方法
ASD(自閉スペクトラム症)の子によく見られる家の中でもママにべったりで離れない…。それは甘えではなく、不安のサインかもしれません。赤ちゃん返りとの違いやその背景、ママを待てるようになる声かけのコツを実体験から紹介します。
 
 

1.ASDの子が家の中でも「ママにべったり」になる理由

 
 
外出先だけでなく、家の中でも片時もママから離れない
 
そんなお子さんはいませんか?
 
 
たとえば、
・ママのトイレまで必ずついてくる
・洗濯物を干す間もそばを離れられない
・少し姿が見えないだけで泣いて探し回る
 
これが毎日続くと、ママは本当に疲れてしまいますよね。
 
 
自閉スペクトラム症(ASD)の特性がある子どもは、環境の変化や見通しの立たなさにとても敏感だと言われています。
 
 
・引っ越しや新学期などの変化
・家族の心配事があるなどの雰囲気の変化
・きょうだいが増えたこと
 
こうした出来事をきっかけに、それまでできていたことが急にできなくなり「ママから離れられない」状態(母子分離不安)が強まることがあります。
 
 
また、ASDの子は「ママが見えない=いなくなった」と感じやすい傾向があり、不安が一気に高まってしまうこともあります。
 
 
癇癪
 
 

2.ASDの子の「ママべったり」は赤ちゃん返りと何が違う?

 
 
赤ちゃん返りと母子分離不安の行動はよく似ています
ですが、大きな違いがあります。
 
それは、母子分離不安は「自然におさまらないケースも多い」という点です。
 
 
様子を見ていれば落ち着くと思っていたら、
・腹痛や頭痛、吐き気を訴える
・登園・登校が難しくなる
・癇癪を起こしやすくなる
といった形で、困りごとが広がっていくケースも少なくありません。
 
 
母子分離不安が長引くと、子ども自身も「怖い」「苦しい」という気持ちを抱え続けることになります。
 
 
また、母子分離不安の背景にはASDの特性が関係しているケースもあります。
 
 
ASDの子は、
対人関係の距離感がつかみにくい
強い不安を感じやすい
人混みや刺激を避けたい
 
といった特性から「安心できる存在=ママ」に強く依存する形になりやすいのです。
 
 
もし「うちの子も当てはまるかも…」と感じたら、母子分離不安の特徴をまとめたチェックリストも参考にしてみてください。
 
 
ASDの積み木
 
 

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3.ASD×母子分離不安|裸足で飛び出し泣き叫んだ息子の話

 
 
私には、自閉スペクトラム症(ASD)注意欠如多動症(ADHD)の特性をもつ子どもがいます。
 
 
母子分離不安が強く、家の中でも片時もママから離れられませんでした
 
 
トイレに行くのも、別の部屋に物を取りに行くのも、必ずついてくる。
 
 
それだけならまだしも、
・「抱っこ!」と駄々をこねる
・テレビを中断したくないときは「行っちゃダメ!」と止められる
 
私はだんだん身動きが取れなくなり、イライラが募っていきました。
 
 
「ベランダに行ってくるね」
「トイレに行くよ」
 
そう声をかけて離れても、息子はママがいない恐怖に襲われ、パニックに。
 
 
裸足のまま玄関を飛び出し、「ママー!ママー!」と泣き叫びながら探し回る姿を見たとき、私は言葉を失いました。
 
 
ちゃんと声をかけたのに、どうして伝わらないの…
 
 
洗濯物をベランダに干したくても、ひとりでベランダに行くことができない…。
 
 
干せずにそのままの洗濯物を目の前に、途方にくれながら
どうしたら、この子との関係を良くしていけるのだろう
と毎日考えていました。
 
 
ネットで検索しても、診てもらっていた医師からも「寄り添って様子を見ましょう」と言われるばかりで、具体的な方法が分からず、ただ苦しい毎日でした。
 
 
不安で顔を覆っている女性
 
 

4.ASDの子がママを待てるようになる|最初の声かけを変える

 
 
そんな中で出会ったのが、発達科学コミュニケーション(発コミュ)です。
 
 
ここで学んだのは、「叱らないこと」よりも前に、ママの声が『脳に届く関わり方』が必要だということでした。
 
 
ASDの子は、集中していると周りの声が入りにくくなります。
 
 
だから後ろから声をかけても、「聞こえていない」ことが本当によくあります。
 
 
そこで大切なのが、要件を伝える前の関わり方です。
 
 
【ポイント】
・そばに行って、肩や背中にやさしく触れる
顔を見て、落ち着いた声
・最初に必ず名前を呼ぶ
 
 
たとえば、洗濯物を干しに行くとき。
 
子どもの近くでスキンシップをして、目が合ったら「○○くん」と名前を呼びます
 
 
そして、洗濯物を見せながら「これをベランダに干してくるね。すぐ戻るよ」とゆっくり伝えます
 
 
視覚的に伝えることで、ASDの子は安心しやすくなります
 
 
最初は、トイレに行く数分など、短い時間からで大丈夫。
 
少しずつ「待てた経験」を積み重ねていきましょう
 
 
我が家では、この関わりを続けたことで、トイレやベランダについてくることがなくなり、泣いて探し回る姿も消えていきました
 
 
ASDの子の「ママべったり」は、甘えでも、わがままでもありません。
 
 
不安をどう処理したらいいか分からないサインです。
 
 
声かけを少し変えるだけで、親子の毎日は驚くほどラクになります。
 
 
同じように悩んでいるママの心が、少しでも軽くなりますように。
 
 
 
 
 
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