やる気のない発達障害キッズにガミガミ言うのは逆効果!行動力をつけるマル秘テクニック

 

発達障害の子は、やる気が起きずダラダラしていることが多いですが、それにはある特性が関係しています。ガミガミ言うのは今日で封印です!やる気を起こしたくなるような子どもがワクワクして取り組める方法をお伝えしますので、ぜひ試してみてくださいね。
 
 

1.発達障害の子のやる気が起きないダラダラ生活の理由

 
 
サクサク身支度をしてほしい登園・登校前の忙しい時間帯に、発達障害・母子分離不安っ子が、毎朝ダラダラモードで身支度のやる気が感じられないと、どうしてもイライラしてしまいますよね?
 
 
実は発達障害の子どもたちは実際疲れやすいということがわかっています。なので、テレビの前でダラダラと動かずにテレビを見て休んでしまう光景をよく目にしてしまい、親としては気になってしまうと思います。
 
 
ではなぜ疲れやすいのでしょうか?理由は大きく5つあります。
 
 
①環境に合わせるために常に気を遣い神経をすり減らしている

 

②感覚過敏があり、刺激に対して常にストレスを感じている

 

③極端に不器用だったり、チカラ加減を調整することが苦手で、 日常的な動作でも苦労する

 

④注意欠如多動性障害(ADHD)の特性がある場合、 日常的に費やしているエネルギー量が他人よりも多い

 

⑤睡眠障害があり、体・脳・心のオンオフが難しい

 
 
発達障害の子どもの日常は親の分からないところでストレスにさらされ、とても疲れてしまうということが理解できると思います。そう思うと、もっと子どもに優しくしてあげなくちゃって思いますよね。 
 
 
しかし、私は息子の状態を分かっておらず、疲れている息子に本当に!ガミガミと言ってしまった過去があります。私の黒歴史ではありますが、その時のお話をしていきます。
 
 
 
 

2.ガミガミ言い過ぎて二次障害を引き起こしました

 
 
発達障害の自閉症スペクトラム(ASD)と注意欠如多動性障害(ADHD)の診断のあるわが子は、それに加えて母子分離不安で、こだわりが強く、とてもマイペースな子です。
 
 
幼い頃から育てにくさを感じていました。
 
 
幼稚園に入ると朝支度の時間にいつもダラダラしていて、自分で支度をしようなんて全くやる気が感じられない状態でした。
 
 
そもそも興味のないことには取り組まないし、誘ってもすぐに拒否される。とても扱いの難しい息子。無理にでもやらせてみようとすると癇癪を起こす始末…。
 
 
どうやってやる気を引き出したらいいか?やりたくないことにも挑戦してほしいのに、と悩んではイライラして、息子を叱り飛ばしている状態がずっと続きました。
 
 
私は親子バトルを止められず、息子のやる気のなさやダラダラモードにイライラしていると、子どもは「自分を理解してくれる人は誰もいない」と感じてしまい、激しい癇癪、暴言暴力起こしたり、幼稚園の行きしぶりや母子登園、さらには不登園になってしまうなどの二次障害を起こしてしまったのです。
 
 
もう何をしたら良いのか分からない状態になり途方にくれてしまったのですが、発達科学コミュニケーションに出会い、あるチャレンジをすることで、ダラダラキッズがサクッと動けるようになりました。
 
 
発達障害のある子どものダラダラにママがいつもイライラして、頭ごなしに怒りつけたり小言を言い続けてしまうのはとても危険です。
 
 
危険な状態を回避するためのマル秘テクニックをお伝えします!
 
 
 
 
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3.ダラダラ生活から脱出するご褒美作戦!

 
 
不登園でさらに家でダラダラとしてしまわないように、子どもの行動量を増やし、脳を活性化して、活動的になることを目標として次のことを始めました。
 
 
朝のやってほしいことを3つに絞り、それができたらポイントGET!

 
 
ポイントは我が家ではシールにしました。ポイント表を、息子と相談してリビングのソファからよく見える場所に貼り出しました。
 
 
ポイント表がシールでどんどん埋まっていくごとに、息子のやる気が湧いてきます。
 
 
発達障害のある子の特性として、視覚優位ということがあります。言葉だけの説明より、目で見て理解が深まるということです。
 
 
ポイントが目で見てどんどん溜まっていくことで、充実感があり自信もついてきますが、もっと活動的に継続していくために、ご褒美の提示をします。
 
 
わが家では、1枚300ポイントのポイント表を作りました。そして全部貯めると、ゲームソフトのご褒美にしました。
 
 
するとどうでしょう⁉︎今まで朝支度を自分ですることに全く興味が湧かなかった息子が、ガラッと変わって、ポイントゲットのためにコツコツと毎日行動してくれています。
 
 
そして、ご褒美のゲームソフトまでコツコツ動く習慣を身につけてくれました!できたことの見える化とモチベーションの継続を保つためのご褒美作戦!!
 
 
みなさんもぜひ試してみてください!
 
 
執筆者:緒野はる
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
 
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