ゲームに夢中で切り替えられない子どもが、自分からやめれるようになった声かけ

家で食事を楽しむ親子
動画やゲームに夢中で切り替えられない子どもに困っていませんか? 「ご飯だよ!」が届かず毎日イライラしていた私が、発達科学コミュニケーションを学んで実践した、ASDグレーゾーンの子どもに伝わる切り替えの声かけのコツをお伝えします。
 
 

1.「ご飯だよ!」がなかなか届かないASDグレーゾーンの子ども

 
 
「ご飯だよ」と何度も声をかけても、動画やゲームに夢中でなかなか食べ始めない。
 
 
「何回言えばわかるの?」イライラして、子どもを急かしてしまう。
 
 
そんな毎日に疲れていませんか?
 
 
それは、子どもが言うことを聞かないのではなく、ママの声が子どもにちゃんと届いていないのかもしれません。
 
 
この記事では、私が自閉スペクトラム症(ASD)グレーゾーンの子どもに届きやすい声のかけ方を発達科学コミュニケーション(発コミュ)で学び、子どもが変わった体験を通してお伝えします。
 
 
食事をする家族
 
 

2.動画やゲームに夢中になりすぎて毎日バトルだったわが家

 
 
私には、ASDグレーゾーンの子どもがいます。
 
 
「ごはんができたよ」と声をかけても、子どもは動画やゲームに夢中で返事はするけど、なかなか来ません。
 
 
CMになっても、区切りがついても見続ける。
 
 
そのたびに、私は「いつになったらやめるの?」毎日のように怒っていました。
 
 
何度言っても動かない子どもに、イライラしてしまい私が半ば無理やりテレビを止めていましたが、途中で止められた子どもたちは不機嫌になり癇癪を起こすこともありました。
 
 
やっと食べ始めても不機嫌なまま。
 
 
そんな子どもに、私も怒ってしまい楽しいはずの食事はいつもピリピリ。
 
 
どうしたらいいのか悩んでいました。
 
 
ソファーに寝転んでゲームをしている子ども
 
 

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3.聞いていないのはわざとじゃない。ゲームに夢中な子どもが切り替えられない理由

 
 
ASDグレーゾーンの子どもは、好きなことに夢中になると、周りの声や情報が入りにくくなる(過集中)ことがあります。
 
 
わが家では、特にゲームをしたり動画を見たりしている時などは、なかなか切り替えができません
 
 
いくら私が声をかけてもだらだらと続けてしまうのです
 
 
私はいつも集中している子どもの後ろから、「ご飯だよ」と声をかけていました。
 
 
けれど、発コミュで学び、そもそも私の声が、集中している子どもにしっかりと届いていなかったのかもしれないと気づきました。
 
 
また、ASDグレーゾーンの子どもは、急に予定を変えたり、今していることから次の行動へ気持ちを切り替えたりすることが苦手な場合があります。
 
 
「ご飯だよ」と言われたことはわかっていても、夢中になっている動画やゲームをすぐにやめて、食事へ切り替えることが難しいこともあるのです。
 
 
切り替えにかかる時間は、子どもによってそれぞれ違います。
 
 
だからこそ、すぐに動かないことを「言うことを聞かない」と捉えるのではなく、その子が切り替えやすいタイミングや伝え方を見つけることが大切なのだと知りました。
 
 
何度声かけても言うことを聞かない子どもに、イライラせずに声をかけるのは、簡単なことではありません。
 
 
私もそうでした。
 
 
「やめなさい」と叱って無理にやめさせようとしていました。
 
 
でもそうすると、親子ともにイライラが大きくなり、その後の切り替えまでうまく行かなくなることがあります。
 
 
そこで私は、笑顔で、ゆっくり、優しい声で伝えることを意識するようになりました。
 
 
原因と対策
 
 

4.声かけを変えたら、子どもが自分から切り替えるように。ご飯前のバトルが減った方法

 
 
まず私は、食べる直前に声をかけることをやめました。
 
 
「あと○○分したらご飯だよ」
「その動画が終わったらご飯にしようね」
「〇時になったらご飯にしようね」
 
というように、事前に予告をするようにしました。
 
 
予告した時間に、すぐ切り替えられないこともあり、だんだんと私の声が大きくなることもありましたが、そんなときは自分の感情をいったん置き、同じトーンで声をかけることを意識しました。
 
 
わが家の場合は、ご飯の時間から逆算して、1時間ほど前から予告を始めました。
 
 
最初は、声かけだけではなく、目で見ても残り時間がわかるように色が少しずつ減っていく視覚タイマーも使いました。
 
 
そして、声をかけるタイミングや伝え方も変えていきました。
 
 
以前は、子どもの後ろから「ご飯だよ」と声をかけることが多かったのですが、伝わっていないことがよくありました。
 
 
そこで、近くまで行き、動画やゲームの区切りを見ながら、こちらに意識が向いたタイミングで声をかけるようにしました。
 
 
また、指示をするだけではなく、普段から子どもがやっていることにも興味を向けるようにしました。
 
 
「おもしろそうだね」
「それってどんなゲームなの?」
「今どこまで行ったの?」
 
 
そんなふうに私が興味を持って話しかけると、子どもは嬉しそうに教えてくれました。
 
 
こうしたやりとりを重ねるうちに、子どもの中にも「お母さんは自分のことをわかろうとしてくれている」という安心感も生まれていったのだと思います。
 
 
すると、一方的に指示や声をかけるよりも私の言葉は届きやすくなっていきました。
 
 
今では、ご飯ができると、自分から動画やゲームを止めれるようになりました。
 
 
夢中になりすぎて、どうしても切り替えができない時もありますが、以前のように怒るのではなく私自身落ち着いて声をかけられるようになりました。
 
 
そのおかげで、親子でイライラする時間も減り、ご飯の時間も穏やかな気持ちで過ごせるようになっています。
 
 
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執筆者:もりやまおりえ
発達科学コミュニケーション アンバサダー
 
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