子どもたちは、アニメやYouTubeなどの動画が大好き!せっかく動画を見せるんだったら、子どもの脳を育てる動画を選びませんか?私がオススメするのは、子どもの「見る力」を育てる無声アニメです!本記事では、脳を育てる効果的な動画選びのコツをご紹介します。
1.どんなアニメを選んで、子どもたちに見せていますか?
子どもたちはアニメが大好きです!
近年では、動画のサブスクサービスの普及により、どこでも、どんな時でも、子どもたちが様々なアニメを選んで視聴できるようになりましたね。
お家でのまったり時間に家族で
病院の待ち時間に
移動中の車の中で
日常の中で、子どもたちがアニメを見る時間は、多くあるかと思いますが…皆さんのご家庭ではどのようにアニメを選定されていますか?
私は子どもたちが見るアニメを選ぶ時には、単に子どもたちのお気に入り動画を選ぶのではなく、子どもの脳の発達を促すための動画をチョイスしています。
せっかく動画を長時間見せるんだったら、子どもの発達にいい動画を見せたいですよね!
そこで、今回は私がオススメする動画の中で、子どもの「見る力」を育てる動画をご紹介したいと思います!
子どもたちに見せる動画選びの参考にしていただければ幸いです。

2.「見る力」は脳の発達の土台となる大切な力
そもそも「見る力」って何?と思っていらっしゃるママへ。
動画をご紹介する前に、「見る力」が子どもの発達にとって、どれだけ大事なのかということを少しだけ説明させていただきますね!
私たちは、無意識に「見る」という運動ができます。
見る力と聞いた時「視力のこと?」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、視力の強弱とは異なります。
見る力とは、見る・眺める・見つめる・観察する・探す…
目で見た物を脳の中で処理したり、応用する能力のことを言います。
見る力が育っていると、周りの状況を把握し、臨機応変に行動することができるようになります。
なぜなら、見るための脳のエリアは、理解・運動するための脳のエリアと連携を強く持っているからです。
目で見た情報は、理解・運動するための脳のエリアと連携することで、情報をより深く分析し理解や行動に繋げることができます。
見る力が育っていると、このような行動ができるようになります。
・文字を読んで、内容を理解することができる。
・絵や図を見て、次の行動を考えることができる。
・周りの状況に気づいて行動ができる。
これらの行動は全て「見る」→「理解する」→「行動する」という脳の連携ができているからこそ、成立する行動なのです。
逆に、見る力の発達が未熟だと
・よく見落としがある
・周りの状況を読み取ることが苦手
・不慣れな場所が苦手
・集中ができない
など、見る力自体が弱く情報が脳に届いてないこともあれば、情報は届いているけれど理解・運動するための脳との連携が取れていないことで、上記のようなことが苦手になる場合があります。
見る力は、脳の発達の土台となる力になると言っても過言ではありません。
日常生活の中で、子どもの「見る力」を積極的に育てていくことが、将来子どもの脳を伸ばすための推進力になることを理解しておきましょう!

3.見る力を育てるのにオススメなのは「無声アニメ」
「見る力」を育てるヒントは日常生活の中に溢れています。
その中でも、今回は、子どもの大好きな動画の中で「見る力」を育てるヒントをご紹介しますね!
私は子どもの「見る力」を育てるために、『無声アニメ』をよく見せています。
無声アニメとは、言葉による会話のコミュニケーションがないアニメのこと。
音声がないわけではなく、BGMや効果音はついています。
無声アニメは「目で見て状況を把握する力」を育ててくれます。
無声アニメを見る時は、耳から入る言葉の情報がないので、しっかり目でみないと内容を理解できません。
そのため、見る力、すなわち視覚系の脳の働きが活発に働きます。
また、子どもたちなりに「どんな会話をしているんだろう?」とか「どんな気持ちなんだろう?」など想像力を働かせて動画をみることもできます。
無声アニメは「見る力」「考える力」をぐんぐん伸ばしてくれる絶好の脳を育てるアイテムなのです!
また、動画を子どもが見終えたら「どんな内容だった?」「登場人物は?」「主人公はどんなことをしたの?」などと、動画の内容について確認してみてください。
確認するという作業で、目で見た情報を理解のエリアへ届け、言葉でアウトプットするという脳の中の処理を強化することができます。

4.我が家がオススメする無声アニメ3選
それでは、ここからは我が家の子どもたちが特に大好きな無声アニメを3作品ご紹介しますね!
◆Larva(ラーバ)
2匹のかわいくて笑える世界中で大人気のキャラクターLarva(ラーバ)と愉快な仲間達のお話。子どもから大人まで楽しめる無声アニメ。
◆モルカー
モルモットが車になった“モルカー”たちの日常生活を描いた短編アニメ。モルカーは羊毛フェルトでできており、モルカーの声は実際のモルモットが担当している。
◆ピングー
世界で一番有名なペンギン、ピングーはスイスで誕生したアニメ。南極に住むピングーとなかまたちの日常がコミカルなタッチで描かれている。
幼い子ども向けかな?と思う方もいらっしゃると思いますが…
実は、この3作品は我が家の6年生の子も、夢中で見てしまう大好きなアニメなんです!
無声アニメは年齢関係なく楽しんで見ることができるので、歳の差が離れているきょうだいがいるご家庭も、家族みんなで楽しむことができます。
また、応用編として
①1回目はもともと音がある動画の音声をミュートにして見る
②2回目は音声ありで再度見る
こともオススメです。
すでにお持ちの動画を利用できますし、視覚で受け取った情報の内容確認をして、理解への連携をさらに強化することができますよ。
ぜひ、ご家族で無声アニメを楽しんでみてくださいね!
