子どもが行動するかしないかはママ次第?子どもが自分で動き出したくなる指示の出し方3ヶ条

なかなか自分から動き出さない子どもに、毎日「〇〇しなさい!」と声を荒げているママ
はいませんか?命令口調でいう指示は、子どもの成長に悪影響を与えてしまいます。この記事では「〇〇しなさい!」に代わる、子どもが自分で動き出したくなる指示の出し方をご紹介いたします!難しく考えず、シンプルに実践してみてください!
 
 

1.「〇〇しなさい!」って言ってない?

 
 
「片付けなさい!」
 
 
「勉強しなさい!」
 
 
「早く食べなさい!」
 
 
これらの言葉を今日使ったママは世界にどれだけいるでしょうか?
 
 
きっと、ほとんどのママが日常の中で、つい「〇〇しなさい!」って言ってしまっていると思います。
 
 
日々の生活の中で、片付けをすること、勉強をすること、食事をすること…。
 
 
生活のスキルは特に、生きて行く上で重要だと思ってしまうので
 
 
「将来、子どもが困らないように…。」
 
 
親心でついつい「〇〇しなさい!」と言ってしまう気持ち、痛いほどよくわかります。
 
 
しかし、もし「〇〇しなさい!」と命令口調威圧的に子どもに指示を出しているのであれば、その指示の出し方はNGです!
 
 
そのうち、子どもは自分で考えて行動ができなくなってしまいますよ!
 
 
もし、今日も「〇〇しなさい!」と指示を出してしまったママがいたら、ぜひ今すぐに指示の出し方を改めてほしいと思います。
 
 
 
 

2.命令口調でガミガミ言われている子どものキモチ

 
 
一日の初めに… 「早く起きなさい!」
 
学校に行く前には… 「急いで準備しなさい!」
 
学校から帰ってきたら… 「宿題しなさい!」
 
遊んでいる途中に… 「片付けなさい!」
 
食事中には… 「早く食べなさい!」
 
一日の終わりに… 「早く寝なさい!」
 
 
1日中、何度も何度も「〇〇しなさい!」と言われている子どもの気持ちになったことはありますか?
 
 
もし、あなたが朝起きてから、寝るまで、夫に「〇〇しなさい!」と指示をされ続けたら、どうでしょう?
 
 
私は気が狂って、きっと数日で家を出て行くと思います(笑)。
 
 
大人の私たちも命令されると、本当に嫌な気持ちになりますよね。
 
 
なぜ人間は、命令されることを嫌うのでしょうか?
 
 
人は一方的に命令されると、自由を侵されていると感じ、無意識に反発心を抱きます。
これは​​​心理​的リアクタンスと呼ばれます。
リアクタンスとは「反抗」を意味します。
 
 
人は本能的に「自分のことは自分で決めたい」という欲求を持っているので、命令されると嫌悪感を覚えてしまうのです。
 
 
しかし、子どもは反発することやすぐには動かないことはあっても、最終的には健気にママから言われたことを守ろうとします。
 
 
本能に逆らって、ママからの命令を受け入れようとしているのです。
 
 
それは何故だと思いますか?
 
 
理由の1つは…子どもたちはママのことが大好きだからです。
 
 
どんな厳しいことを言われても、嫌なことがあっても、ママを信頼し、無償の愛でママから言われていることを受け入れようとしてくれます。
 
 
そして、もう一つの理由は…怒られるのが、怖いから。
 
 
子どもは親からの命令口調での指示に恐怖を感じ、恐怖を回避するために行動しているのです。 
 
 
ママが怖い顔して、厳しい命令口調で行動を強制した場合
子どもは「ママから怒られるから」という恐怖を感じ、それを回避したいがために行動をしています。
 
 
決して、自分の中で「これをしなければならない」と納得しているわけではありません
 
 
このような、恐怖を与える指示は、一時的にしか効果がありません
 
 
親が命令口調での指示を続けていたら、子どもは一時的には恐怖によって行動をするかもしれませんが、その後は指示を受け入れなくなっていったり、自ら考えて行動できないといった弊害が生まれてしまいます。
 
 
 

3.子どもが自分で動き出したくなる指示の出し方3ヶ条

 
 
 「命令をせずにどうやって指示を出すの?」そう思っているママ、安心してください!
 
 
「〇〇しなさい!」と言わなくても、子どもが動き出したくなる指示の出し方3ケ条をご紹介させていただきます。ぜひ参考にしていただければ幸いです!
 
 
 
◆第1条  簡単に分解して指示をする
 
 
親が何げなく言ってしまう「〇〇しなさい!」
 
 
実は子どもにとっては、難しいことの連続であることが多いのです。
 
 
子どもは分解して手順を考えるまで、脳が発達していません。
 
 
例えば…
 
 
「準備をしなさい!」と言う毎朝の一言でも、子どもにとっては、とんでもなく難しい課題なのかもしれません。
 
 
ですので、指示をするときは、することを分解してあげた状態で伝えてあげるようにしましょう!
 
 

「まずは、時間割の確認から始めよう!」

 
「自分でできたのね!すごい!じゃあ、次はランドセルをバックに入れよっか!」
 
 
コツは『指示を細かくして、褒めをサンドする!』
 
 
そうすることで、指示が子どもの脳に届きやすくなりますよ。
 
 
 
◆第2条 行動した後のいい結果を教えてあげる
 
 
自分が行動したら、どのようないいことが待っているのか。
自分が行動しなかったら、どのような悪いことが起こるのか。
 
 
子どもは結果を想像すること=「見通し」苦手です。
 
 
ですので、行動することでどんないい結果が待っているのかを、ママが楽しそうに教えてあげましょう。
 
 
例えば…
 
 
「準備を早く終わらせなさい!」と言われるより、「準備が早く終われば、学校行く前に遊べる時間が作れるよ!」という方が何倍も子どもは準備をする気になります。
 
 
自分の行動次第で結果が変わることを体験することは、「見通し」を持たせるトレーニングにもなります。
 
 
 
◆第3条 穏やかに指示、笑顔で見守る
 
 
上記の要領で、穏やかに指示を出したら、あとは子どもが一つの行動をし終えるまでは、笑顔で待ちます。
 
 
ママの笑顔は、子どもの絶対的な安心に繋がるだけでなく、脳を活性化する一番の原動力となります。
 
 
途中であれこれガミガミと口を出してしまいたくなる気持ちをグッと堪えて、子どもが脳を使って行動しているなと思う時は、笑顔で見守ってあげてください。
 
 
しかめっ面で仁王立ちは封印ですよ!
 
 
 
「〇〇しなさい!」
 
 
つい子育て中はよく言ってしまいがちな言葉です。
 
 
しかし、どうせ指示を出すなら、子どもが動き出したくなる方法で、指示を出してみましょう!
 
 
子どもが行動するか、しないかはママの指示出しの方法次第で大きく変わってきますよ。
 
 
子どもがなかなか行動せずにイラっとしたら、この記事の内容を思い出して、子どもが動き出したくなる指示を実践してもらえたら嬉しいです!
 
 
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