朝の忙しい時間帯、子どもが自ら動こうとせずイライラすることありませんか?毎日のことなのに、朝からガミガミ、1日のエネルギーを使い果たし高齢出産ママの体力を奪いますよね。そんな朝の時間を最小限のエネルギーで過ごせる秘策をお伝えします。
1.朝の忙しい時間帯、子どもが自ら動こうとせず、イライラすることありませんか?
高齢出産ママのみなさん、毎日の子育てお疲れさまです。
朝の忙しい時間帯、子どもが自ら動かずイライラしたりガミガミ小言を言ってしまうなんてことありませんか?
本来子どもが何も言わず自ら動いてくれたら、朝から体力を奪われることなく最小限のエネルギーで過ごせますよね。
高齢出産ママの体調は日々変化する中
調子が悪い日に子どもが朝からダラダラしていると、なおさら感情的に叱ってしまうなんてこともあるのではないでしょうか。
そして結局は、ガミガミ小言を言いながらお母さんが代わりに準備をしてあげてしまう。
なぜ毎朝のことなのに、行動が子どもに定着しないのでしょう。
2.起きてもソファーから動かない息子に、手出し口出しをしていた過去
私には高齢出産した、現在小学4年の発達凸凹の息子がいます。
息子は、朝起きたらソファーに座り、ボーとテレビを観て動きませんでした。
そんな息子の姿にイライラが募り
「早くご飯食べて」
「そろそろ着替えなさい」
「歯磨きしてきなさい」
「今日の持ち物ランドセルに入れて」
「あと〇分しかないよ」
など、こと細かにガミガミ矢継ぎ早に指示を出していました。
それでも、なかなか動かない子どもを待つことができず、結局私が連絡帳を確認し、忘れ物のチェックまでしていました。
そして毎朝「明日からは自分でやりなさい」と叱りながら次の日も同じように手出し口出しの繰り返し。
息子を送り出した後は、どっと疲れてしまい、1日の体力を使い果たしてしまうような日々。
そして息子はというと、毎朝私にイライラしながらガミガミ小言を言われ、次第に自信ややる気を失って、益々自ら動かなくなってしまったのです。
3.子どもが自ら動けない理由には、脳の特性が関係してる⁈
発達凸凹の息子は、ネガティブな記憶を溜め込みやすい特性を持ち合わせています。
子どもの脳は発達途中でまだまだ未熟です。特に発達凸凹っ子は一度にたくさんの指示は覚えられないのです。
そこにお母さんからガミガミ
「早く〇〇しなさい」
「準備終わってる?」
「忘れ物はない?」
「連絡帳は?」
などと矢継ぎ早に言われても、何から手をつけて良いかわからない。
動かないのではなく、動けないのです。
さらに、人は何か行動を起こす時、脳にすごく負荷がかかります。
イメージとしてはちょうど車が走り出す時、思いきりアクセルを踏んでエンジンに負荷がかかるのと一緒です。
4.子どもが朝の準備を自らできるようになる秘策
最初はスモールステップで、一つずつ指示を出し、「できたね」と声かけをする。子どもは、きちんとできたことで自信がついてきます。
その繰り返しで成功体験を重ねていく。そうすることで自ら動けるようになっていきます。
必ず、やり始め、行動途中、最後的に終わったら褒めてあげる。
これは絶対です。
一つ一つスモールステップで朝の行動が定着してきたら、朝の「時間割り」を子どもと一緒に作ってみましょう。
発達に凸凹のある子どもは先の見通しがわかったり、やる事が明確になっていると安心します。
そこでやることは簡単。
まず、朝「起きる」ところから「行ってきます!」と出かけるところまで、時間を区切って決めます。
その時のポイントは、子どもが「絶対できる!」ことだけを「時間割り」にすることです。
〇時〜〇時に「起きる」
〇時〜〇時に「トイレに行く」
〇時〜〇時に「朝ごはんを食べる」
〇時〜〇時に「着替える」
〇時〜〇時に「歯磨きする」
〇時〜〇時に「ランドセル中身のチェック」
〇時に行ってきます!
など、子どもに確認しながら決めるといいですね!
そしてできたところは、お気に入りの判子を押したり、シールを貼ったり工夫します。
ママの⭕️でもOKです。
ママがすることは、行動のやり始め、途中、最後に一つ一つしっかり褒めるただそれだけです。
たとえ「時間割り」通りにできなくても指摘はNG。そこはスルーしましょう。
そして1日でも1週間や2週間でもやり切った後のご褒美を事前に子どもと決めておく
そうすることで、ママは指示を出すことも急かすこともなく朝時間が省エネで楽に、子どもはご褒美ゲット!
朝時間がお互い気持ちよく過ごせるようになりますね。
ぜひ楽しみながら朝の「時間割り」を試してみてください。
執筆者
発達科学コミュニケーション トレーナー
ごとう あかり