母子登校が一日中つらいママへ。トイレも食事もままならず、学校から離れられない毎日でも、少し気持ちがラクになったリフレッシュ法があります。付き添い登校を経験した働くママのリアルな工夫をご紹介します。
仕事も子育ても、どちらも諦めたくなかった私。
母子登校(付き添い登校)をしながら、一日中学校にいる生活を選びました。
正直、想像以上にしんどい毎日でした。
それでも、学校にいながら少しだけ心と体を回復できた方法があります。
この記事では、母子登校・付き添い登校が一日中続いてつらいママに向けて、私自身の実体験をもとに、無理なくできたリフレッシュ方法をお伝えします。
1.母子登校・付き添い登校が一日中つらい…ママにかかる心と体の負担
母子登校と一口に言っても、付き添い方は家庭によってさまざまです。
・登校時だけ、校門まで一緒に行く
・下駄箱まで見届ける
・教室前まで送り、お母さんは廊下で待機する
・授業中も教室に同席する
お子さんの状態によって、付き添う時間も内容も大きく変わります。
ですが、共通して言えるのは母子登校・付き添い登校は、精神的にも肉体的にも負担が大きいのが現実です。
特に、付き添い登校が一日中続くケースでは、
・気が休まる時間がない
・自由にトイレにも行けない
・食事をとる余裕がない
・常に子どもの様子に神経を張りつめている
そんな状態が、何時間も続きます。
また、仕事をしているお母さんの場合は、子どもの付き添い状況にあわせて、職場へ連絡を入れたり、勤務時間や業務内容を調整したりといった対応が欠かせません。
「今日はどこまで付き添えるのか」
「急に呼び出されたらどうしよう」
そんな不安を抱えたまま仕事を続けること自体、それだけで大きな精神的負担になります。
さらに、きょうだいがいる場合は、その子の送迎や生活のフォローもしなければならず、母子登校・付き添い登校は、仕事・家庭・心身すべてを同時に抱える状態になりやすいのです。
さらに、周囲の子どもたちからの言葉。
「どうしてお母さんがいるの?」
「いつまで一緒に来るの?」
「ずるい!」
悪気がないと分かっていても、心がすり減っていく感覚は避けられません。
付き添い登校が長引くほど、
「私が一番つらいのに、誰にも言えない」
そんな孤独感を抱えるママも多いのではないでしょうか。

2.付き添い登校が一日中続いた私の体験|仕事も辞めたくなかった
わが家の息子は、小学2年生のゴールデンウィーク明けから登校しぶりが始まりました。
最初は、
・友達と一緒に登校する
・きょうだいに協力してもらう
など、あらゆる方法を試しました。
それでも状況は改善せず、無理を重ねた結果、息子は完全に動けなくなってしまいました。
それでも当時の私は、
「私が付き添えば、学校に行けるなら…」
そう思い、先生・息子と相談のうえ、母子登校(付き添い登校)を開始しました。
朝の登校から下校まで、一日中学校に付き添う生活の始まりです。
私は会社員で、当時はコロナの影響もあり、週に3日は在宅勤務・残り2日が本社出勤というようなワークスタイルでした。
仕事をやめる選択はしたくない。
幸い在宅勤務が可能な職種だったので、職場と学校に相談し、学校の廊下でリモートワークをしながら付き添うことになりました。
息子の状況をふまえて、付き添いと校内でのリモートワークを認めてくださった学校の先生方や理解を示してくれた職場の方々に、本当に感謝しています。
ですが現実は、
・仕事
・息子のフォロー
・先生方とのやり取り
・周囲の子どもたちへの対応
すべてを同時にこなす毎日。
食事も満足にとれず、自由にトイレにも行けない。
正直、「もう無理…」と限界を感じた時期がありました。
それでも、母子分離不安の息子を置いて一人で休むことはできない。
そこで、学校から離れなくてもできるリフレッシュ方法を探し、少しずつ試していきました。

3.付き添い登校が一日中でもできた|学校にいながらリフレッシュする方法3選
① 母子登校中に気持ちが沈んだら「とにかく上を見る」
付き添い登校が続くと、上手くいかず落ち込むことが多い毎日。
どうしても視線が下を向きがちになります。
そんなときに私が意識したのは、
登下校中は空を見る!
学校では天井を見上げる!
たったこれだけです。
脳は手先の神経系とも背筋ともつながっています。
背筋を伸ばし、目線を上方向に持っていくと、ポジティブな気分になりやすいという研究もあり、実際にやってみると、気持ちが軽くなるのを感じました。
場所を選ばず、誰にも気づかれずにできる。
付き添い登校中でも一番手軽なリフレッシュ方法です。
② 付き添い登校がしんどい日に効いた「おたのしみ水筒」
一日中付き添い登校をしていると、廊下や別室で過ごす時間が長くなります。
わが家の場合も、私は廊下で待機するスタイル。
付き添い経験のある方はご存知かと思いますが、学校の廊下は夏は暑く、冬はとてつもなく寒い!
そんな環境です。
そこで私が始めたのが、お茶とは別に自分の「おたのしみ水筒」を持参すること。
夏:甘めのスポーツドリンク、アイスコーヒー
冬:温かいハーブティー
小腹対策:たまごスープ、もずくスープ
温かい飲み物は気持ちが安らぎ、食欲を抑えられる効果もあるそうです。
見た目は普通の水筒なので、周囲に気づかれることもありません。
「今これを飲める」
そんな小さな楽しみがあるだけで、気持ちが保てるようになりました。
③ 一日中付き添い登校で限界の日は「音楽の力を借りる」
状況によっては難しいかもしれませんが、一番助けられたのが、音楽を聴くことでした。
ワイヤレスイヤホンを使い、髪型を工夫して周囲から見えないようにし、
・気分を上げたいときはアップテンポ
・落ち着きたいときは穏やかな曲
を選びます。
音楽を聴くと「セロトニン」という精神を安定させる神経伝達物質が脳内から分泌されます。
また、落ち着いた楽曲は心拍数や血圧を下げるため、とても効果的です。
付き添い登校が長期化すると、実は子どもよりも親の方が学校がつらくなる瞬間があります。
そんなとき、周りの子ども達には申し訳ないのですが、こっそり音楽を聴きながら過ごすことで「学校が無理…」という気持ちを和らげることができました。
いかがでしたか?
付き添い登校が一日中続くと、
「子どものために頑張りたい」
「でも正直、もう限界…」
そんな気持ちが行ったり来たりしますよね。
お子さんに付き添ってサポートはしたいけれど、自分も少しリフレッシュしたい。
そんなお母さんの参考になれば幸いです。

4.母子登校・付き添い登校がつらいと感じたら、無理をしないで
ここまで読んで、
「そこまでしないといけないの?」
「もう限界…」
そう感じた方もいるかもしれません。
そんな時は、決して無理はしないでください。
付き添い登校が一日中つらいと感じるのは、弱さではありません。
親が限界を超えてしまうと、結果的にお子さんを支えることも難しくなります。
母子登校・付き添い登校は、子どものためだけでなく、ママ自身の心と体を守りながら続けていくことが大切です。
どうか頑張っている自分を責めず、少しでも自分を労わってくださいね。

付き添い登校が続く中で、
「どう関わればいいのか分からない」と感じたら。
登校しぶりの背景と、
今日からできる関わり方をまとめました▼
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執筆者:永瀬 未歩
発達科学コミュニケーション トレーナー





