朝起きられない子どもをどうやって起こす?特性に合った起こし方のヒント

起きれた
朝起きられない子どもに困り果てているママはいませんか?何をしても起きてくれず、しまいには布団を被ってしまう。起きたら起きたで機嫌が最悪なんてこともあります。そんな朝から大変な思いをしているママがいるはずです。この記事ではお子さんの特性に合わせた起こし方のヒントをご紹介しています。
 
 

1.朝起きられない子どもに困り果てていませんか?

 
 
朝どうしても起きられないお子さんはいませんか?
 
 
これが良いよ!と聞くと色々試してみたものの、効果はイマイチ…。
 
 
最初の頃は効いたけれど、しばらくすると効果がなくなってきたりと継続しない。
 
 
病院の先生に相談しても「睡眠障害の疑いがあります」と…眠るのが苦手な子もいれば起きるのが苦手な子もいるのだとか。
 
 
私が知りたかったのは、睡眠障害の疑いよりも『どうしたらこの子は起きてくれるのか』それだけです。
 
 
この記事では、あらゆる手を試しても効果がなかった朝起きられない我が子が、特性に合った起こし方を実践したことで、すんなり起きれるようになったテクニックをご紹介します。
 
 
朝起きられないお子さんの対応に悩んでいるママの参考になりましたら幸いです。
 
 
起きれない
 
 

2.朝どうしても起きられないのはなぜ?

 
みなさん、『感覚過敏』はご存じでしょうか?
 
 
感覚過敏とは、聴覚、視覚、触覚、味覚、嗅覚などの感覚が過剰に敏感な症状を指します。
 
 
インプットされた情報を脳が過大に解釈して起こる症状と言われています。
 
 
実はこの『感覚過敏』が原因で、朝起きられない子どももいるのです。
 
 
感覚過敏の人は周りの音や眩しさなどの刺激にとても敏感な状態です。
 
 
✔︎聴覚過敏でざわざわした場所が苦手なので教室に入れない
 
✔︎触覚過敏で制服がチクチクして痛く感じてしまい、着れない
 
✔︎視覚過敏でリビングに物が多すぎて気が散ってしまいリビング学習ができない
 
 
など感覚過敏からくる困りごとは様々です。
 
 
想像してみてください。もし、あなたが光と音や声が人よりうるさく聞こえてしまうとしたらどうでしょう?
 
 
静かな部屋で寝ていたのに、突然大音量のメガホンで起こされたら…。
 
 
急に発表会のステージ上で感じるような強い眩しい光を当てられたら…。
 
 
ママは部屋のカーテンを開けて、ただ起こしているだけ。
しかし、感覚過敏を持っている子どもにとっては、想像以上に刺激を感じているかもしれません。
 
 
 
うるさい
 
 

3.朝、どうしても起きられなかった我が子

 
 
私には中学生の娘がいますが、眠ることも起きることも苦手で、保育園の頃から朝は起きないし、それは小学生になっても変わりませんでした。
 
 
そして、朝起きれずに不登校になってしまいました。
 
 
まず、どうにかして起こそうと
 
 
✔︎朝起きれないなら睡眠時間足りてないのでは?と、早く寝かせても寝ない…
 
✔︎朝から好きな朝食を準備して誘おう!数回は効くけど続かない…
 
✔︎太陽の光を取り入れて目を覚まそう!布団を被って余計起きない…
 
✔︎放っておいたら起きるかな?毎日12時間は寝ている…良いのかな⁈
 
 
まだまだ試した方法は書ききれないほどあり、どれもこれといった効果は娘にはありませんでした。
 
 
「ママが手をかけすぎ…」「放っておけば起きるよ」「遅刻して痛い目見たら良いじゃん」と夫は他人事…。
 
 
怒ったり無理やり起こして、イヤイヤ起きた娘の機嫌は最悪で…。私の方も機嫌の悪い娘の相手をするのにどっと疲れてしまっていました。
 
 
娘の機嫌も悪くならずに朝を心地よく過ごせる方法…どうやったら機嫌よく起きれる?
 
 
いろんな方法を試行錯誤して実践してみましたが、ようやく感覚過敏で朝起きれない子どもにぴったりの起こし方を見つけたのです!
 
試行錯誤
 
 
▼今日からできる実践テクニックつき▼
外ではいい子、家では癇癪の子に
必要な対応がわかります!

家でははげしい癇癪 記事中バナー

 
 

4.特性に合った起こし方のヒント

 
 
色んな本を読んだり、ネットで検索してみたり、何を試してもダメ。
ずっと朝起きれない子どもの対応で悩んでいたが…。
 
 
子どもの様子をく観察することで、我が子の特性に合った起こし方を見つけることができました。
 
 
普段の娘の様子をよく観察すると
 
✔︎大きな音が苦手
 
✔︎太陽光を眩しがる
 
✔︎自分からは触れるけれど、誰かに触られるのは苦手
 
 
感覚過敏の特性が朝起きれない原因になっていることに気づきました。
そして、娘が感覚的に苦手だと感じることを私が無意識のうちに朝やってしまっている!と気づきました。
 
 
ここからは私が実際に娘のために工夫した『朝の過ごし方』をご紹介します。
 
 

◆①大きな声で起こさない

 
 
静かな朝イチのテレビの音量ってうるさく感じませんか?それと同じで、朝イチのママの声がうるさく感じます。(大きな声で起こしてしまっていませんか?)
 
 
まず第一声は小さな声で話しかけます。
 
 
聴覚過敏でうるさく聞こえるので、これで起きる?くらいの声の音量で。そして、徐々に音量を大きくしていきました。
 
 

◆部屋はゆっくり明るくする

 
 
視覚過敏で眩しいのが苦手なので娘から遠い所のカーテンから開けるようにしました。
 
 
一気に明るくすると眩しすぎて布団を被ってしまうので逆効果です。時間に余裕を持ってゆっくり明るくしていくことを心がけました。
 
 

◆触れない

 
 
以前は肩を叩いたり揺らしたりして起こしていましたが、触られると痛い、不快な感じがすると娘に聞いてからは、触らずに起こすことにしました。
 
 
これら3つのことを工夫するだけで、娘に負荷なく起こしてあげられるようになり、機嫌が悪くなることもなくなりました。
 
 
今まで色んな方法を試してきましたが、娘にとって逆効果となるものばかりで苦痛を与えてしまっていたと反省です。
 
 
朝起きない問題に悩んでいるママ、お子さんを観察して特性を探してみてくださいね。
 
 
起きれた
 
 
執筆者:田中さくら
発達科学コミュニケーション リサーチャー
 
\4200人以上のママに読まれています!/   ▼不安が強い子の新学期を乗り越える自信のつけ方とは⁈▼
不安が強い子の育て方 バナー
▼ASDグレーキッズの登校しぶり解消のヒントを今すぐチェック!▼
小冊子

▼子育てがもっとずっとラクになるママの声かけをお伝えします!

感覚過敏
シェアする
タイトルとURLをコピーしました