子どもの五月病への対応〜ゴールデンウィーク明けに「学校に行きたくない!」と言い出したらすぐに対応してほしい3つのコト〜

仲良し親子
ゴールデンウイーク明け「学校に行きたくない」と登校をしぶる子どもの様子を心配に思っているママはいませんか?ゴールデンウィーク明けに憂鬱になったり、学校に行きたくなくなる気持ちは、一種の『五月病』に関連している可能性があります。子どもの『五月病』・ゴールデンウィーク明けの「学校に行きたくない!」に親はどう対応すれば良いのでしょうか?その原因と対応策について考えてみましょう。
 
 

1.ゴールデンウィーク明けに続く「学校に行きたくない!」もしかして五月病かも⁈

 
 
ゴールデンウィーク明け
 
✔️お腹が痛い
✔️あたまが痛い
✔️疲れた
✔️起きたくない
 
などと何かに理由をつけて、登校をしぶる子どもの様子を心配に感じているママはいませんか?
 
 
連休明けは誰だって、気持ちが憂鬱になりがちです。
 
 
大人の私たちだって、連休明けの仕事復帰は気が重いものです。
 
 
ゴールデンウィーク明けに子どもが憂鬱になったり、学校に行きたくなくなる気持ちは、一種の『五月病』に関連している可能性があります。
 
 
ゴールデンウィーク明けの「学校に行きたくない!」にどう対応すれば良いのでしょうか?
 
 
その原因と対応策について考えてみましょう。
 
 
五月病
 
 

2.子どもの五月病って?

 
 
五月病とは、正式な医学用語ではなく俗称です。
 
 
新学期から1ヶ月が過ぎ、5月になる頃に体のだるさや、疲れやすさ、意欲が沸かないなど…心身の症状が現れることが多いことから『五月病』と言われるようになったそうです。
 
 
子どもの五月病は、主にゴールデンウィークなどの長期連休明けに以下の様な症状がみられます。
 
・「学校に行きたくない!」登校しぶりがひどくなる
 
・頭痛や腹痛などの身体的症状を訴える
 
・やる気が出ない
 
・癇癪がひどくなる
 
・分離不安(ママべったり)の症状が現れる
 
・鬱々している
 
・食欲がない
 
・寝つきや寝起きが悪い
 
上記は一例ですが、精神的な症状だけでなく身体的な症状が出ることもあります。
 
 
子どもは自分の不調を上手に伝えられないことも多いと思うので、「あれ?様子がおかしいかも?」と感じたら、注意して様子を見ていく必要があります。
 
 
様子がおかしい
 
 

3.子どもが五月病になる原因

 
 
元々『五月病』とは激しい入学試験をパスしてやっと大学に合格した新入生がゴールデンウィーク明け頃に無気力な状態になることから名づけた言葉だそうです。
 
 
大人の場合、五月病は、主にストレスが原因で起こります。
 
 
慣れないことの連続の新生活。
 
 
自分が気づかないうちにストレスを溜めてしまっていたり、本当は自分には合っていない状況でも必死に周りに合わせて1ヶ月頑張ってきた『ツケ』がこの5月に適応障害として現れている可能性も。
 
 
これと同じことが子どもにも言えます。
 
 
慣れない環境で周りに合わせようと一生懸命頑張っている「外ではいい子」の子どもほど、『五月病』にかかりやすいと言えます。
 
 
私たち大人は、子どもの頃からたくさんの連休明けの憂鬱を経験したからこそ、気持ちの切り替え方法を各々で持つことができていますが
 
 
まだ経験の少ない子どもにとっては、連休明けに気持ちを切り替えて学校に行くというのはとてもハードルが高いことなのです。
 
 
それを理解し、連休明けの「学校に行きたくない!」気持ちや不安な気持ちとして現れる子どもの『五月病』を親は大きな心で受け入れてあげてほしいと思います。
 
 
理由
 
 
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4.連休明けの「学校に行きたくない!」にどう対応する?

 
 

◆ステップ1:想いを受け入れ、共感する

 
 
「学校に行きたくない!」
 
 
まずはこの気持ちを伝えてくれたことに感謝の気持ちを持ち、子どもの素直な想いを受け入れてあげましょう。
 
 
「そっか。ゴールデンウィーク終わるの嫌だったよね〜。」
 
 
「連休に戻りたい気持ちなんだね」
 
 
お子さんの言葉を繰り返して話したり、「そうなんだね」と受け入れる言葉を使うようにしましょう。
 
 
また、ママだって会社に行きたくない正直な気持ちや、子どもの頃の感じていた連休明けの憂鬱な気持ちなどを伝えてあげることも効果的です。
 
 
「ママも自分と同じ気持ちなんだ」
 
 
この安心感を子ども持たせてあげることで、連休明けの不安な気持ちを少しずつ解消することができ、行動へ繋げることができます。
 
 

◆ステップ2:否定的な言葉は一切使わない。

 
 
「〇〇くんはちゃんと学校に行ってるよ!なんで、あなたは行けないの?」
 
「あなたが学校に行かないと、ママも仕事に行けなくて困るの!」
 
「いつまで甘えたこと言ってるの?頑張りなさい!」
 
どうにか学校に行かせたいという焦りが、否定的な言葉となって子どもを攻撃してしまうこともあるかもしれませんね。
 
 
しかし、このような言葉を使ってしまうと
 
 
「学校に行けない自分はダメな子なんだ」
 
 
「ママを困らせる自分はダメな子なんだ」
 
 
と子どもが自分の気持ちに蓋をしてしまい、素直な気持ちを親に言えなくなってしまいます。
 
 
その結果、無理して頑張ってしまい、立て直すことがさらに難しい『二次障害』に悪化してしまい、心を壊してしまう恐れもあるので、注意が必要です。
 
 

◆ステップ3:ママが不安にならない

 
 
連休明け「学校に行きたくない!」と子どもが言い始めたら、ママ自身も不安でいっぱいになってしまいますよね。
 
 
しかし、そのママの不安が、かえって子どもの状態をもっと不安定にしてしまうので注意が必要です!
 
 
脳内には、ミラーニューロンという神経細胞があり、自動的に相手の真似をしてしまうという機能があります。
 
 
ママが過度に緊張や不安を感じネガティブな感情ばかりを持っていると、子どもも同じようにネガティブ感情になってしまい、もっと「学校に行きたくない!」がひどくなってしまうことも…。
 
 
逆にママが「ま、どうにかなるか!」とポジティブに考えることができるようになれば、子どもも自ずとポジティブに変わっていきます。
 
 
子どもが「学校に行きたくない!」と言い始めても、ママがネガティブな感情に巻き込まれないようにすることがとても大事です。
 
 
子どもの五月病は、適切な対応と支援を行うことで乗り越えることができるものです。
 
 
子ども自身がストレスや不安を感じたときに、周囲の人々がしっかりとサポートしてあげることが大切です。
 
 
心の健康を守りながら、充実した学びと成長を支えていきましょう。
 
 
仲良し親子
 
 
 
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