先のことを心配しすぎる子どもの不安を和らげるママの声かけテクニック

男の子
先のことを心配しすぎる子どもの様子に困っているママはいませんか?先のことを心配しすぎるのは、子どもの不安が誇張している証拠。不安を和らげるための早めの対応が鉄則です!本記事では、子どもの不安を和らげるママの声かけテクニックを2ステップでご紹介しています。
 
 

1.先のことを心配しすぎる子どもの様子が心配…。

 
 
✔️初めてのことがとにかく苦手
 
 
✔️やってもいないことに対して不安が強い
 
 
✔️挑戦ができない
 
 
先のことを心配しすぎる子どもの様子を心配しているママはいませんか?
 
 
そして…
 
 
先のことを心配しすぎることに対して
 
 
「こんなの全然怖くないよ!何がそんなに不安なの?」」
 
「やってしまえば、大丈夫だって!
 
「みんなもやってるでしょ!」
 
 
こんな言葉をかけていませんか?
 
 
実は、私も以前はよく息子にこんな言葉ばかり使ってしまっていました。
 
 
私の息子はHSC=ひといちばい敏感な子どもで、『不安』を感じやすい脳の特性を持っています。
 
 
初めてのことがとにかく苦手な息子。
 
 
先のことを心配しすぎて、初めての場所に行く時には不安が大きくなり、結果いつも「行きたくない…。」と拒否するので大変困っていました。
 
 
このままでは、将来きっと困る…。
 
 
そう思った私は、荒療治のように、息子の不安に寄り添うこともせずに
 
 
「みんなもやってるから大丈夫だよ!」
 
 
「そんな怖がることないよ!行ってみたら大丈夫だって!」
 
 
強引に外に連れ出していました。
 
 
当時、私は
 
 
『無理にでも不安を払拭させることが、息子にとって必要なことだ』
 
 
『慣れてしまえば大丈夫』と思っていたからです。
 
 
しかし、息子には逆効果でした。
 
 
外出に対する不安はどんどん強くなり、ついには外出する際にパニックを起こすようになってしまったのです。
 
 
耳をふさぐ子ども
 
 

2.不安と恐怖の違い

 
 
皆さんは、「不安」「恐怖」の違いを考えたことはありますか?
 
 
不安と恐怖って似ているようで、実はちょっと違うものなのです。
 
 
『恐怖』とは、対象が明確なものに対する恐れの感情です。
 
 
例えば、狭いところが苦手なことを『閉所恐怖症』とか、高いところが苦手なことを『高所恐怖症』とか言いますよね。
 
 
『恐怖』は、動物の生まれ持った本能であり、危険なものから遠ざかるための防衛システムの一種です。
 
 
つまり、恐怖というのは、私たちが生存していく上で、必要な感情なのです。
 
 
一方、『不安』とは漠然とした対象に対する怖さや不快感を示します。
 
 
何かわからないけど怖い。
 
 
何かわからないけど嫌だ。
 
 
こんな風に理由をはっきりと言えない恐怖心は『不安』の現れなのです。
 
 
『不安』は、簡単にいうと間違って誇張されてしまった恐怖感と言い換えることができます。
 
 
つまり、不安を感じることは悪いことではないのですが、不安は誇張されてしまう性質があります。
 
 
先のことを心配しすぎるのは、不安が誇張されている状態。
 
 
例えば、初めてのことに挑戦する時に「失敗したらどうしよう」だとか、「怪我をしたらどうしよう…」だとか挑戦する前から不安なことを考えすぎてしまうと、なかなか挑戦ができないという場面ってよくありますよね?
 
 
この時「実際やって見ると意外と大丈夫だった!」ってことはないですか?
 
 
つまり、事実とは関係なく不安がどんどん膨らんでしまうと、人間は行動をストップさせてしまいます。
 
 
ひどい場合には、思考が混乱してしまい、パニックになってしまうことも…。
 
 
不安
 
 

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3.不安は放置してはいけません!早めの対応が鉄則です!

 
 
HSC=ひといちばい敏感なお子さんは、『不安』を感じやすい脳の特性を持っています。
 
 
HSCのお子さんの『不安』をそのまま放置していると、後々、メンタル症状へ進みやすい傾向があるので注意が必要です。
 
 
『不安』は放置してはいけません!
 
 
早めの対応が鉄則です!!
 
 
もし、先のことを心配しすぎる不安の強いお子さんに、どう対応したらいいかわからないと悩んでいるママがいたら…
 
 
まずは、不安の強いお子さんに対して、不安が膨らまない話し方をすることを心がけていきましょう。
 
 
ここからは、子どもの不安が膨らまないための話し方を2ステップでご紹介していきます。
 
 

◆ステップ1 子どもの感情に共感する!

 
 
「〇〇くんはそう思うんだね」とお子さんの感情に共感してあげるだけでOKです。
 
 
子どもがどう感じるのか?には正解も不正解もありません。
 
 
どう感じるのかは、子どもの自由なんです。
 
 
だから、子どもの感情をママが1番に認め、共感してあげてください。
 
 
まずは否定せずに、お子さんの気持ちに共感してあげる。
 
 
それだけで、お子さんの不安はスッと軽くなるはずです。
 
 

◆ステップ2 ポジティブに変換してあげる

 
 
HSC=ひといちばい敏感なお子さんは、ネガティブなことに反応しやすく結果嫌な記憶ばかりが残り、不安が膨らんでいきます。
 
 
しかし、実はポジティブなことにも強く共感するという気質も持ち合わせています。
 
 
そう、HSCのお子さんは、ネガティブをポジティブに上書きすることができるんです!
 
 
親子の会話の中で、ネガティブな声かけを控えて、ポジティブな声かけに変換できるように、心がけていきましょう。
 
 
例えば
 
 
ネガティブな声かけ:「〇〇しないと、遊びに行けないよ!」
ポジティブな声かけ:「〇〇したら、遊びに行けるよ!」
 
 
2つは、同じ意味を持つ言葉です。
 
 
しかし、一方は子どもに不安を与えてしまう声かけになってしまいますし、一方は未来への希望を与える声かけになります。
 
 
ママの日々の声かけをポジティブに変換することができると、子どもの不安は少しずつ和らいでいきます。
 
 
先のことを心配しすぎる子どもの『不安』に対して、ぜひ、この2ステップを続けていきましょう。
 
 
自然とママの心もポジティブになっていき、良い相乗効果が期待できますよ。
 
 
男の子
 
 
 
 
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