癇癪を起こす子どもの対応にイライラし、そのたびに子どもとぶつかってしまうことってありませんか?肯定的な声掛けをすることで、癇癪が落ち着き、子どもたちに笑顔で接することができる方法をお伝えします。
1.すぐに癇癪を起こす子どもにイライラしてぶつかっていませんか?
みなさんは、子どもがすぐに癇癪を起こして、その対応にイライラしてしまうということはありませんか?
以前の私は、まさにそんな状態でした。
小学5年生の時に自閉スペクトラム症と診断された娘。
昔からたびたび癇癪は起こしていましたが、高学年になるにつれて癇癪の回数が増えて、いつ・どこで・どう癇癪のスイッチが入るかわからない毎日になっていきました。
その度に対応はしていても、繰り返される癇癪にどうしていったらいいのかわからない日々を過ごしました。
イライラすることも増え、小さなことで子どもたちとぶつかることも多くなっていきました。
他のきょうだいともぶつかり、イライラがMAXの状態になっていきました。
2.癇癪の対応に行き詰まり、親子関係は悪化する一方…
癇癪の頻度が多くなっていき、その時その時に一生懸命癇癪を落ち着かせていきました。
けれど、何をしても何を言っても癇癪はなくならず、ひどくなっていく一方でした。
どう声をかけたらいいのか、何て言葉をかけたらいいのか対応がわからず、癇癪が収まるのをただ待つしかない…と気持ちが落ちていきました。
そのうち、娘と一緒にいる時間が辛くなっていきました。
3.発達科学コミュニケーションに出会い、肯定的な声掛けを学ぶ
夜な夜な様々なSNSを見て、癇癪にどう対応したらいいのか・何か方法はないかと探し回っていました。
あるSNSで発達科学コミュニケーションの存在を知り、個別相談に申し込みました。
ここだったら何か「解決する方法が見つかるかも」と基礎講座を受講して、肯定の声掛けを学び始めました。
肯定の声掛けは、何かができた時・終わった時などの結果に肯定の声掛けをするのではなく、始めたとき・途中に声掛けを入れていくことが大切だということを学びました。
さらに、良い行動を肯定するだけではなく、良くない行動があったときには「否定をしない」と決めることが大事だと学びました。
娘に対し、日々どのように接していけばいいのかの対応をしっかり学ぶことができました。
4.癇癪が落ち着き、親子関係も改善する肯定的な声掛けとは?
日々の生活の中で、何かを始めたとき・何かをやっている途中での肯定の声掛けを意識していきました。
まずは小さなことからでしたが、肯定の声掛けを実施していきました。
学校に行くかはわからないけれど、学校の用意を始めたら「用意始めたんだね」。
なかなか自分で決めることができないなか、学校に1時間行くと決めた時は、「自分で決めることができたね。すごいよ」。
学校に登校して、すぐに帰りたいと言った時でも、「登校できただけでOKだよ」 と肯定の声掛けをしていきました。
すると徐々にですが、癇癪の回数が少なくなっていきました。
また癇癪をおこしても、肯定の声掛けで気持ちの切り替えができるようになりました。
ママの気持ちにも余裕ができ、急な癇癪にもすぐ対応できたり、イライラせずに娘に接することができるようになっていきました。
親子の関係も改善し、日々の生活のなかで笑顔でいることが増えていきました。
癇癪の対応にイライラしてお困りのママは参考にしてみてくださいね。
執筆者:北の 香
発達科学コミュニケーション リサーチャー