朝から癇癪…寝起きに機嫌が悪い小学生への神対応|脳の仕組みを知ればイライラも減る!

小学生,寝起き,機嫌悪い
「起こしてって言ったのに!」「ママのせいで!」と寝起きに怒る小学生。原因は脳の仕組みにありました。私が実践して効果のあった寝起きの癇癪がスーッと収まる対応法をご紹介します。
 
 

1.寝起きに機嫌が悪い子どもへの対応に困っているママはいませんか?

 
 
「起こしてって言った時間に起こしたのに…」
「また朝から大声で怒ってる…」
「もう、こんな朝嫌だ…」
 
こんな風に、毎朝機嫌の悪い子どもへの対応に疲れ果てているママはいませんか?
 
 
特に発達障害グレーゾーンの子ども、繊細な子不安の強い子は、朝の目覚めがうまくいかないだけで一日がグズグズモードになってしまうことも…。
 
 
朝から「どうしてそんなに怒ってるの?」「私のせいにしないで…」と、ママまでぐったりしてしまうこともありますよね。
 
 
実は、寝起きの癇癪には脳の仕組みが大きく関係しています。
 
 
脳の働きを知り、ちょっとした工夫を取り入れるだけで、朝のイライラがぐんとラクになるかもしれません。
 
 
起きない子
 
 
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2.私の小学生の娘も寝起きによく癇癪を起して困っていました…

 
 
わが家の小学生の娘も、以前は毎朝機嫌が悪く、癇癪を起こしていました
 
 
「ちゃんと起こしてって言ったのに!」「まだ寝たかったのに!」と怒鳴り、時には泣きながら暴れることも…。
 
 
一生懸命優しく声をかけたり、逆にピシャッと叱ってみたり、いろんな方法を試しても効果なし。
 
 
朝の時間が毎日戦場のようになってしまい、親子で疲れ果てていました。
 
 
朝の癇癪が原因で学校に行けなくなってしまう日もありました。
 
 
泣く女の子
 
 

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3.なぜ寝起きに子どもは機嫌が悪くなってしまうのか?

 
 
私は、発達科学コミュニケーションを受講し、我が子の発達特性を学ぶ中で、子どもの寝起きの機嫌の悪さが「わがまま」や「甘え」ではなく、脳のメカニズムによるものと知りました。
 
 

◆感情はまず「体」に現れる

 
私たちは「イライラ」「不安」「悲しい」など、感情を言葉で表現します。
 
 
でも、感情をうまく言語化できるのは、大人でも実は難しい高度な脳の働きによるものです。
 
 
子どもは感情を言葉にする前に、まず体で反応します
 
 
怖い時に体がこわばったり、嫌なことに眉をしかめたりするように、寝起きの不快感もまず体の反応として表れるのです。
 
 

◆「不快」は命を守るために強く感じるようにできている

 
人間の脳は、快よりも不快に強く反応します。これは、自分の命を守るために必要な働きです。
 
 
「寒い」「痛い」「不安」「眠い」などの不快感は、本能的にすばやく感じ取れるようにできているのです。
 
 
つまり、眠気や疲れが強い朝は、「理性の脳」が働きにくく、「感情の脳」がむき出しになる状態。
 
 
その結果、ちょっとした不快感に対しても、癇癪のような強い反応を示してしまうのです。
 
 

◆脳は 『今』に集中して働いている

 
脳はその時その時で、使っている部位が変わります。
怒っている時は「感情のエリア」が集中して活動中。
 
 
でも、違う話題を投げかけたり、別の体の動きをさせることで、使うエリアがシフトします。
 
 
つまり、「怒りモード」にハマっている子どもには、意図的に感情のエリアとは別の脳のエリアを使わせることが効果的なのです。
 
 
脳
 
 

4.寝起きの癇癪をスーッと収める神対応

 
 
では、実際にどのように対応すればいいのでしょうか?
我が家で実践して効果があった方法を2つご紹介しますね。
 
 

① 子どもの感情に巻き込まれないことに集中する

 
子どもの怒りや泣き声に反応して、親もイライラしてしまう…。そんな経験はありませんか?
 
 
でも実はこれ、感情の感染が起こっているからなんです。
ネガティブな感情は、周囲にも伝染しやすいのです。
 
 
私も何度も巻き込まれていましたが、ある日ふと思ったんです。
「わっ、娘の感情がそのまま私にうつってる!おもしろいな〜!」と。
 
 
さらに「今は眠気で、大脳の働きが鈍って“理性”が働いていないから、感情がむき出しになっているんだな」と考えると、客観的に子どもの癇癪に対応することができるようになりました。
 
 
親が感情的になると、子どもの怒りはヒートアップしてしまいます。
 
 
まずは自分の冷静さを保つこと。
それが、癇癪を収めるための第一歩になります。
 
 

② 子どもの脳の使うエリアをシフトさせる

 
怒っているときの脳は「怒り」に集中しています。
その状態から抜け出すには、まったく関係ない話題を持ちかけることが有効です。
 
 
例えば
「昨日のテレビでさ、あれおもしろかったな~。」
「今日のごはん何にしようかな…?」
「そういえばさ、◯◯くんって最近どうしてるの?」
 
 
私の娘の場合、寝起きで機嫌が悪い時に、こういった全く関係ない話をしてみると、最初はムスッとしていても、そのうち「え?なんで急にそんな話?」と興味を示し始めました。
 
 
すると脳は「怒り」から「思考」や「記憶」など、別のエリアを使い始めるのです。
 
 
これは無理に感情を抑え込むのではなく、自然に切り替えを促す方法。
 
 
ポイントは、「気をそらす」のではなく、脳の使い方を変えるという意識を持つことです。
 
 
ポイント
 
 

5.脳の仕組みを知るだけで、朝の機嫌は劇的に変わる!

 
 
寝起きに機嫌が悪いのは、子どもの性格の問題ではありません
 
 
「脳の働き」による自然な反応であり、未熟な脳が一生懸命がんばっている証拠でもあります。
 
・理性の働く大脳が眠くて機能していない
・感情系のエリアがむき出しになっている
・快よりも不快を感じやすくなっている
 
このような脳の状態を知っておくことで、「また怒ってる!」と親がイライラするのではなく、脳のスイッチを切り替える関わりができるようになります。
 
 
怒っている子どもに冷静に向き合うのは簡単なことではありません。
 
 
しかし、「脳の仕組み」を少し理解しているだけで、ママ自身の心もふっと軽くなりますよ。
 
 
コーヒータイム
 
 
 
 
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