育児に家事に仕事。ワンオペのママは毎日大忙し。そんな中、一人で抱え込むことが多すぎてイライラが抑えられず、家族に当たってしまうこともあるかと思います。ママのイライラは子どもに伝染します。ワンオペ育児中のイライラから抜け出せないママは、まず自分の感情と向き合ってみましょう。本当の気持ちに向き合うことで見えてくるものがあるはずです。
1.育児に家事に仕事。ワンオペママは毎日大忙し‼
育児に家事に仕事。ワンオペママは毎日大忙しです。
家族のために…子どもが生まれてからのママは自分のことよりも、家族優先で頑張ることがいつの間にか当たり前になっていませんか?
毎日、当たり前に何かしらを我慢している日々。ふと、自分を犠牲にしている感覚が生じたことはありませんか?
「なんで、私は頑張っているのに家族は何もしてくれないの?」
「私は、自分がやりたいこと我慢して色々やっているのに・・・」
私も以前はこんなことばかり考えていました。
2.イライラが抑えられず、不機嫌な表情がにじみ出ていました。
忙しい時間にママ一人で必死に掃除に洗濯、食事の準備をこなす。
ワンオペママの日常の光景です。
そんな中、家族はというと…
夫はソファでくつろぎながらテレビ鑑賞。
子どもたちはダラダラしながらゲーム三昧。
家族のだれもママのことを手伝おうともしないし、感謝の気持ちを伝えることもしない。
このような状況の時「なんで全部私がやらなきゃいけないの!家族のためにやってるのに!」と怒りがこみ上げてくることってありませんか?
私の場合は、このような状況の時、イライラが抑えられず、不機嫌な表情をしていたり、子どもたちや夫に対して口調がきつくなったりしていました。
そんなママがイライラしている時に限って、子どもたちもなぜか機嫌が悪かったり、してほしくない行動をするもので…。
子どもたちの好ましくない行動に対して、更にイライラ…。
そして、言わなくていい余計な一言まで言ってしまい、感情的な親子喧嘩に発展してしまっていました。
3.ママのネガティブな感情は子どもに伝染してしまう…。
ママの感情が子どもに伝染することは、心理学・脳科学的にも証明されていることをご存じでしょうか?
例えば、小さな子どもが笑っているとこちらまで優しい気持ちになれますよね?
心理学ではこれを「情動感染」と呼びます。
この「情動感染」を引き起こしているのは、脳内にある『ミラーニューロン』と呼ばれる神経細胞と言われています。
ミラー(鏡)のように、他者の真似をするよう自分の行動に働きかけているものと考えられており、他者の考えを理解することにおいても重要なものです。
人のあくびがうつるのも「情動感染」によるものと言われています。
すなわち、人は身近な人の影響を受けやすいのです。
更に、ポジティブな感情よりもネガティブな感情の方が伝染しやすく、ネガティブな感情や不安感はより伝染する力が高いと言われています。
4.「イライラの原因は何?」感情に向き合うことで、見えてくるものがあるはずです。
ネガティブな感情は決して、悪ではありません。
怒りや不安・恐怖は、生命を守るための大切な本能です。
しかし、ネガティブな感情に飲み込まれ、家族や大切な人たちに悪影響を及ぼすことは避けたいものです。
そこで、私は自分のネガティブな感情がどこから湧き上がっているのか。 自分の感情と向き合うことから始めてみました。
そこで気づいたのが、『家族のために』という思いが私のイライラの原因であること。
子どもが生まれてから自分のことを後回しにし、子ども優先・家族優先で日々を過ごしてきた。
すべてが家族のため。
自分のやりたいことを犠牲にして家族のために尽くしていると思うことでネガティブな感情が生まれていることに気づきました。
そこで『家族のため』という自己犠牲の感情が表れそうな時は、自己犠牲の感情をそのまま受け入れ受容をすることにしました。
そして、イライラを感じるたびに、自分の感情に向き合い、根本の思い(「手伝いをしてほしい」「話を聞いてほしい」「協力してほしい」などの気持ち)を家族に正直に伝えることにしました。
私が自分の感情と向き合い、ありのままの自分を認めることができるようになってからは、子どもたちや家族にイライラすることが自然と減ってきました。
子どもたちも「ママ、最近怒らなくなったね!」と嬉しそうです!
更に、子どもたちにも嬉しい成長!
子どもたちもイライラやネガティブな感情が出てきても「嫌だった」「こうしてほしい!」と自分の気持ちを伝えることができるようになってきたのです。
ママが自分の感情と仲良くするだけで、家族もきっと穏やかな気持ちでママと関わることができます。
もし、ワンオペが苦しく、イライラから抜け出せないママがいたら…
まずは自分の感情の本質に気づいてあげることから始めてみてください。
自分の思いに耳を傾け、感情と向き合うことで、見えてくるものがあるはずです。