1 「生まれてこない方がよかったでしょ、怒られてばっかりだから」と自分を否定する我が子に気を使っていました
計算ドリルや計算カードなど、似通ったものを多く処理していくのが苦痛そう。
そもそも理解できていることを自宅で再度やることの意味がわからないと文句を言うことが多い。
理解力や思考力は高いのに、出かけるための準備ができない。
予め予定を伝えていても、「行きたくない」「やっぱりいかない」など、直前になって嫌がりだすから、予定通りに進まずにイライラする・・・。
また、わたしや夫に対し、「生まれてこない方がよかったでしょ、怒られてばっかりだから」「どうせ僕なんて〇〇」と、自己否定の言葉がよく聞かれる。
ギフテッドかどうかわからないけど、神山先生のギフテッドチェックに当てはまることがたくさんある!
感情の表現は激しめなので、マイナスの言葉を投げかけられると、こちらがカッとなって怒鳴ってしまう事がある。感情的に怒るのをやめたい。
また、怒り出すと面倒だなぁと思い、こちらが息子に気を使って接するのをやめたい。もっと普通に接したい。
そういった動機で個別相談に参加しました。
神山先生は、とっても明るくはつらつとされていて、息子や私の状況を客観視していただいたうえでお話ししてくださるのでわかりやすかったです。
たった一度きりの人生ですし、これからもモヤモヤを抱えたまま子育てをしていくのは嫌なので、もっと楽しい子育てがしたい!
と受講を決意しました。
2 指示出しをすることを意識するとうまくいかないことが増えました。。。
発達科学コミュニケーション(発コミュ)を始めると子どもが衝動的に発言していると思っていたけれども、私自身も衝動的に声をかけていることに気がつきました。
そこで、ママは変わるからと子どもに宣言し、衝動的に声けけしないようにと目につく場所にテキストの大事な部分を貼っておくようにしました。
そうするだけでも、思い出す効果があり、役立ちました。
受講を開始して3週間後、お出かけしても噴火することがなかったことに気がつきました。
穏やかに過ごすためには…と先のことばかりを考えて心ここにあらずだったのが、目の前の遊びに専念できるようになっていることに気がつきました。
指示だしのレクチャーを受けて、10日が経過した頃、指示だしを実践しようとするものの、指示だしに意識が行き過ぎてポジティブな声掛けで会話スタートすることがおざなりになりがちだなぁと感じるようになりました。
スタートが上手くいかないのに、その後の指示が上手くいくわけもなく・・・。
ここは初心に帰って、まずはポジティブな声掛けをしっかりやっていこう!と思い、褒めることに重点を置いて日々過ごしていました。
そして、講義の中で、ご褒美作戦はどうぞどうぞ、ということでしたので、こちらは息子にもそうですが、娘に多用しました。
娘が習い事に行くのが少し面倒なようだったので、行ったら帰りにおやつ買おうね♪と言ったら、すんなり行動でき、更には習い事のテストで合格して嬉しそうでした♡
3 担任の先生との相性が悪かったので通級の先生を味方につけました!
日常では、笑顔が増え、指示も聞いてくれるようになったのですが・・・。
息子はどうも今年の担任の先生とは合わないのか、色々と感じることがあるようで・・・。
ある日、先生の宿題の出し方に納得がいかなかったようで、(半分脅しのような対応をされていたようで私も話を聞いて腹が立ったのですが)一通り文句を言い終わったら、なんとそのままタブレットのアプリで出されていた宿題をやり始めたのです…!!!
ビックリです。
以前は同じような場面があったとしたら、タブレットを壊れない程度に乱暴に扱っていたのに黙々と宿題をやっている・・・。
短期間でこうも変わるのかと驚きました。
そんな風に、担任の先生はイマイチなのですが、学年主任の先生はいい感じの先生だったので、通級指導教室(以下、通級)の先生も交えて面談をさせていただき、息子がギフテッドなのかもしれないと思って、接し方の勉強を始めたこと、実践し始めたことも伝えました。
その際、先生にとってもほめていただけて、「お母様がご理解あるなら、小学校で何か不安があっても大丈夫ですね!」と言うようなことをおっしゃっていただけました。
また、行き渋って休んでも、1日休めば次の日はスッキリして登校するということを話したら、「学校行きたくないな~という日は、大人の有給休暇と同じように、休んでリフレッシュ!みたいな考え方で全然いいと思いますよ~♪」と、息子らしさを受け入れてくれる、とっても素敵な先生でした♡
今後については、担任の先生に直接相談しづらいようなことは通級の先生に入っていただけることになり、また一人息子の味方を増やすことに成功しました♪
4 感情的に口にしてしまうことが多かった私が変わったら息子が変わりました。
元々、私は、子どもたちには反射的に?思ったことを感情的に口にしてしまうことが多かったです。
しかもその際、まぁ話が長い。笑
しかし、息子の学校生活が上手くいかなくなってきてからは、息子の地雷を踏まないように、何か息子に提案するときに不安が付きまとうようになりました。
結果、どう声をかけていいのか分からなくなり、私の口数が減るということもありました。
ところが最近は、ポジティブな声掛けする分にはもちろん不安はないので、自信をもって声掛けできますし、「ママはこう思っているよ」と意見する場合も、変に不安がらずに素直に伝えられるようになりました。
おかげで、息子との会話への怖さがかなりなくなったような気がします♪
そして、息子の行き渋りがあっても、心があまりザワつかなくなりました!
あとは、
・あくまでも私個人の意見であること
・息子がどうするか、どう考えるかは息子が決めること
という線引きができているのも、不安が薄れた要因かもしれません。
とにかく私自身が生きやすくなりました♡
息子に「最近、めっちゃ怒り狂うみたいなことなくなったよね~どうしたの?」と聞いてみたら、「ママも怒らなくなったから、真似してみようと思って」とのこと!
その意見が本当かどうかはわかりませんが、息子自身も以前よりも穏やかに過ごせているように見受けられます。
この記事のポイント!
学校に行けるかどうかではなく、自分の気持ちを伝え、自分の居場所を作れるようになること!で孤独感が解消され、ギフテッドの生きにくさは解消されていきます。
執筆者:神山彰子(RくんのYさんからのメールとインタビューをもとに執筆しています。)
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