IQの高いギフテッド(2E)男子は、学校でのコミュニケーションを難しく感じています。けれども、必要なコミュニケーション能力は、トレーニングすれば伸びるんです!そのトレーニング方法を公開します。
1 コミュニケーション能力が育てば、ギフテッド(2E)男子が才能を発揮し出します。
ギフテッド(2E)男子は、集団に馴染めなかったり、他の人と協力することが苦手だったり、コミュニケーションが苦手な子が多いです。
でも、仕事をするには、コミュニケーション能力がどうしても必要になりますよね。
理系の職業が自分のペースで仕事しやすいといっても、人と関わらずに仕事をするのはなかなか難しいですよね。
例えば、技術者になっても、相手がどんな技術を欲しがっているのかを理解しないといけません。
研究者にしても、自分の研究対象がどんなもので、世の中のどうして必要なのかを伝えられないと研究費がもらえません。
農業をするにも、野菜を売るには人とコミュニケーションをとらないといけません。
建築業でも、建築主の希望を聞く必要があります。
では、理系男子が仕事をして、自立した生活を行うにはどんなコミュニケーション能力が必要なのでしょうか?
2 味方が増えるコミュニケーション法を身につけよう!
うちの長男はギフテッド(2E)男子です。
長男は、情報のインプットは得意だけど、アウトプットが苦手な子です。
とくに、自分の気持ちを伝えることが苦手です。
そんな長男は、小学校3年生から教室にいられなくなりました。
お友達と仲良くしたいのに、何も言わずに近づいて、怒られてしまったり、お友だちにできないことを指摘されて、怒ってしまったり…
コミュニケーションがうまくいかなくなり、友だちに近寄らなくなりました。
そんな長男ですが、ある場所では合って5秒でお友達を作ってしまいます。
その場所とは、長男の大好きな科学教室や工作教室です!
まず、科学教室や工作教室では、何かを作るなどの共通の目的と興味の対象があります。
好きなものには大人がびっくりするほどの知識をもっていることが多いギフテッドの子は、ここでは物知り博士になります。
もともと興味を持っていたことを詳しく知っている子に対して、他の子たちはドンドン質問してくれるようになります。
相手の質問に答えているだけなのに、コミュニケーションが取れてしまいます。このできた!という成功体験が子どもの脳の発達を加速させます。
3 おすすめは○○○のコミュニケーショントレーニング
ギフテッド(2E)男子のコミュニケーショントレーニングの1stステップは、少人数のコミュニケーションです。
コミュニケーションは、人数が多くなるにつれ、複雑化して、難しくなります。
なので、少人数でのコミュニケーションをすることで脳の発達を促します。
脳は、繰り返し使われることで発達していきます。脳の会話に関する部分が繰り返し刺激されることで脳が発達して、相手の意図を理解して会話ができるようになっていきます。
特に、ギフテッド(2E)男子は、頭の回転が速く、主語が抜けたり、話が飛んだりします。
けれども。同じことが好きな子同士だと少々必要な言葉が抜けても理解することができます。
なので、自分と同じことに興味をもっている人とは、急速に仲良くなれるのです。
まずは、そこを利用して小さな集団でもコミュニケーションの取り方を覚えていきましょう!
執筆者:神山彰子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)