怒りっぽいギフテッド男子がみんなと協力できるようになるためのファーストステップ

この記事では、今すぐ解決したい、ギフテッド男子が怒り出す理由と対処法をお伝えします。怒り出さずにみんなと協力できるとギフテッド男子が怒り出すことが減りますよ。
 

1 ギフテッド男子は、ミスコミュニケーションで怒り出します。

 

こんな子いませんか?

 

 

みんな(集団)と何かを決めるときに自分の意見が通らないと怒り出す子。

 

 

そんな子は、みんなとのミスコミュニケーションに気が付いていないのかもしれません。

 

 

ぼくは、正しいことを言っているのに!なんで、わからないんだ!

 

 

この記事では、ギフテッド男子とみんなの間で起こるミスコミュニケーションの原因の気付き方をお伝えします。

 

 

 

2 ミスコミュニケーションを見つけた会話

 

私がギフテッド長男との会話で見つけた『長男とみんな』のミスコミュニケーションの原因をご紹介します。

 

私が自分の部屋で仕事をしていると

 

 

たったったった!!

 

ガチャ!

 

 

長男:『ママ―!学園祭(小中一貫校なので、小学生だけど、学園祭があります。)での作品の話がまとまらないんだよ。月って言ったら…(省略)。なのに、みんなは、違うっていうんだ!』

 

 

私:『みんながそう言ってたの?』

 

 

長男:『ううん。○○(仲のいいお友だち)は、僕の意見に賛成してくれた。』

 

 

私:『長男にとって月の定義って何?』

 

 

長男:『月は…(難しいので省略)。』

 

 

私:『じゃあ、みんなにとっての月の定義って、なんだと思う?』

 

 

長男:『えっ⁉わかんない。』

 

 

私:『みんなの月の定義は、黄色くて、丸くて、夜になると空に出てくるものなんだよ。』

 

 

長男:『けど、学校の授業で天体についてやったよ。』

 

 

私:『そうだね。反対に考えるとみんなが知らないから、授業でやったんじゃない?』

 

 

長男:『そっかぁ!』

 

 

以前の息子は、学園祭のテーマの決め方がおかしい!と長男は、怒っていました^^

 

 

だから、学校に行かない!とも言っていました^^

 

 

しかし、今年では、みんなが理解してくれないと怒りだすのではなく、自分とみんなの間で起きているミスコミュニケーションに気が付くことができるようになりました。

 

 

そして、みんなと力を合わせた作品を作成するようになりました。

 

 

ギフテッドの子は、決して自分がすごいから、いうことを聞かせたいとは思っていません。

 

 

より良いものが作れるのか、自分が得をするのかを考えています。

 

 

けれども、自分一人でやるのよりもみんなと一緒にやった方が得をする!ということがわかれば、協力し合うには、どうしたらいいのかを考えだします。

 

 

協調性がないのではなく、相手がわからないことがわからない、できて当たり前と思っています。

 

 

なので、できることは当たり前ではないことを気づかせて上げる、それぞれに得意不得意があることを気付かせて上げる。

 

 

 

3 ミスコミュニケーションを見つけるには、どんな会話をしたらいいの?

 

先ほどの会話から気が付いた方もいたのではないでしょうか?

 

 

ギフテッド男子とみんなの間で起こるミスコミュニケーションの原因は、言葉の定義の違いです。

 

 

『ギフテッド男子の言葉の定義』『みんなの言葉の定義』の違いにギフテッド男子が気付き始めると、理解されない!と怒り出さすことが減っていきます。

 

 

じゃあ、どうギフテッド男子との会話から、定義の違いを見つけるかと言うと、

 

 

ギフテッド男子の言葉の定義をお母さんが知ればいいんです。

 

 

年齢が大きい子なら、具体的に理解してもらえていないと言っている言葉の定義を聞いてみましょう。

 

 

先ほどの会話だったら、月でしたね。

 

 

もし、お子さんが小さくて、言葉の定義と言う言葉では、理解できなかったら、『○○って言葉は、どういうことだと思う?』と聞いてみてください。

 

 

先ほどの会話なら、『お月様って、どう言うもの?』って聞いてください。

 

 

そして、必ず、その理解の仕方に共感してください。

 

 

例えば、

『なるほどねぇ。お母さんもそうだと思う。』

 

 

と共感してから、

 

 

『じゃあ、みんなはどんな風に思っているかを調べてみよう!』

 

 

と言って、一緒に小学生向けの国語辞典で調べてみましょう。

 

 

すると、ギフテッド男子が自分の言葉の定義とみんなの言葉の定義の違いに気が付くことができますよ。

 

 

 

 

執筆者:発達科学コミュニケーショントレーナー神山彰子

 

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