うちの子はギフテッド?それともアスペルガー?〜ASD(自閉症スペクトラム障害)とギフテッドの違い〜

 
ASD(自閉症スペクトラム障害)とギフテッドは、似たところもありますが彼らには違いがあります。その違いを知り、お子さんのサポートに役立ててくださいね。
 
 

1.アスペルガー とギフテッドの特徴的な違い

 
アスペルガー症候群(ASD: Autism Spectrum Disorderの一部)とは、ASD(自閉症スペクトラム障害)の特性を持つ子の中でも知的発達に遅れがない子を指します。

 

ASD(自閉症スペクトラム障害)とは、社会的なコミュニケーションや相互関係において課題を抱える発達障害の一つです。

 

 

ASDの子どもたちは、他人の感情を理解することが難しかったり、特定のルーティンに強くこだわる傾向があります。また、感覚に対して敏感だったり、興味のある特定の分野に没頭することが多いです。

 

一方、ギフテッドの子どもたちは、知的能力が非常に高く、特定の分野において特出した才能を持っています。

 

 

彼らは問題解決能力が高く、創造的な思考や深い探究心を持つ特徴があり、知的な刺激を求めて多くのことを学びたがりますが、感情面では敏感で、社会的な課題を抱えることもあります。

 

 

共通点として、両者ともに特定の興味を持って集中することがありますが、ASDの子どもたちは興味の対象が非常に限定されることが多くギフテッドの子どもたちは幅広い分野に興味を持ちます

 

 

また、ASDの子どもたちは、日常の変化や予測できない出来事に対して非常に強いストレスを感じることが多く、ギフテッドの子どもたちは新しい挑戦や変化に対して柔軟に対応する力が高いです。

 

注意:発達凸凹があったり、自信を失っている時は挑戦や変化を嫌います。

 

 

 
 

2.私の息子もASDの診断を受けたギフテッド

 

私の息子はADHD(注意欠陥多動性障害)とASDの診断を受けており、社会的なスキルに課題を抱えていますが、IQが高くギフテッドの特性も持っています。

 

 

彼は、多くの興味のある分野では驚くべき集中力と知識を発揮しますが、社会的なやり取りや感情の読み取りが苦手です。

 

 

人と関わることへの苦手感が高まり、不登校になった時は、家から出ることさえも嫌がりました。けれども、肯定的に関わり、自信を育てることで人に対しての警戒感が低くなり、外に出ていくことで経験値が高くなり、人と関わることで視野が広がっていきました。

 
 
 
 
 

3.早期の理解とサポートが重要

 

人と関わるときに始まりの人は、他の誰でもない、お母さんです。

 

 

お母さんとの関係を築けた先に先生との関係、お友達との関係ができていきます。

 

 

けれども、子どもはすぐに大きくなります。特に男の子は、ママベッタリの時間はそう長くありません。

 

 

だからこそ、小さなうちにしっかりとお子さんの特性を知り、お子さんの気持ちを聞き、生きやすくなるためにどうしたらいいのか?をサポートしてあげて欲しいと思います。

 

 

早期にサポートすることで、彼らが持つ才能を引き出しつつ、社会的な課題にも対応する力を育むことができます。

 

 
 
 

4.ギフテッド男子に適したサポート方法

 
ギフテッドの子どもたちには、新しいことに飛び込み学ぶことが大好きです。
 
 
けれども、発達に凸凹があり、空気が読めなかったり、不器用で上手くできないことがあったり、感情のコントロールができずに好奇心を抑えられずに立ち歩いたり、友達トラブルを起こしてしまい、自信を失うと新しいことを嫌がることがあります。
 
 
 
新しいことを嫌がっていては、ギフテッドの子どもたちに必要だと言われている知的にチャレンジングな課題を提供し、興味を引く分野で自由に探求できる場を作ることができてもそのチャレンジができなくなってしまいます。
 
 
なので、まずは、お母さんが肯定的に関わり、子どもの自信を育てながら、尊重できる関係を築いていきましょう。
 
 
 
執筆者:発達科学コミュニケーショントレーナー神山彰子

 
 
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