子どもがゲームに夢中 でも学びが深まる “親のモデル力”

 

子どもがゲームやYouTubeに夢中で心配…そんなママへ。本当に大きな影響を与えるのは、実はメディアではなく ママの態度 です。この記事では、息子との体験を交えながら、子どもが安心して学びを深めるための関わり方をお伝えします。

 
 

1.子どもがゲームに夢中でママが不安になるときママの態度が子どもに一番影響するお手本になる

 
「子どもがゲームやYouTubeばかり見ていて大丈夫かな?」そう心配していませんか?

 

 

私のところにも子供に悪影響があるのではないかと心配して、「ゲームがやめられません!」とたくさんのママさんから相談が来ます。

 

 

けど、実は、子どもにとって一番大きな影響を与えているのは、ゲームや動画ではなく ママの態度 なんです。

 

 

なぜなら、人は人を見て学ぶ生き物だからです。

 


子どもは「誰かのお手本」を真似しながら成長していきます。

 

 

  • ママの笑顔や声かけは、子どもの心に強く残ります。
  • ママの行動は、日常の中で子どものお手本になります。
  • ママの「できたね!」という承認は、子どもが挑戦する勇気につながっていきます。

 

 

反対に、ママがイライラしているときや、不安定な態度のとき、子どもは「安心できるモデル」を外に探すようになります。

 


そのときに影響力を持つのが、YouTubeのキャラクターやゲームの世界、あるいは友達なんです。





 

 

2.息子が戦争ゲームにハマったとき私が気づいたこと

 

私自身、子どもがYouTubeやゲームに夢中になり「このままで大丈夫?」と不安に思ったことがありました。

 


特に「戦争ゲーム」にハマり出したときは、本当に心配でした。
「暴力的なことを覚えてしまうんじゃないか」と怖くなったんです。

 

 

けれども、それを頭ごなしに否定するのではなく、まずは話を聞いてみました。

 

すると息子は「ママ知ってる?〇〇で戦車が見れるんだって!」「この映画に○○が出てるんだって、見に行きたいなぁ。」と自分から教えてくれるようになったんです。

 

 

一緒に映画を見に行き、帰り道に「どう思った?」と話をしているとき、私は聞いてみました。
「武器とか戦争のことが好きだけど、戦うことってどう思う?」

 

 

すると息子はこう言ったんです。
「戦争はしない方がいいんだよ。人が死んだり、怪我したりするんだから!
戦争を起こさないために“地政学”っていう学問もあるんだよ。」

 
 
よくよく聞いたら、そのゲームはただの戦争ゲームではなく「歴史の戦略ゲーム」でした。
不安に思っていた遊びが、むしろ深い学びにつながっていた瞬間でした。

 



 

 

3.今の子どもがメディアよりママを必要とする理由

 

今の子どもたちは、生まれたときからテレビやYouTube、ゲームと一緒に育っています。
避けて通ることはできません。

 

 

YouTubeやゲームを排除したら、周りと何を話したらいいのかわからなくて、友達ができないと悩んででいたママもいました。

 

 

逆に、制限していたのを解除したら、一気にハマってしまったという例もありました。だからこそ、メディアとうまく付き合えるようになることが重要です。

 

 

親の態度が弱まると、メディアの影響が一気に強くなってしまう時代です。

 

 

けれども、ママが関わり方を整え、影響力を上げることで子どもが安心して自分らしく学び、伸びていく力を守ることができます。



 

 

4.興味を示す会話が子どもを安心させる習慣になる

 

ママの影響力を上げるには、特別なことをする必要はありません。

 


子どものやっていることに、否定せず興味関心を示すことです。

  • 「何してるの?」と聞いてみる
  • 「それ面白そうだね!」と共感する
  • 「へぇ〜!教えて!」と子どもに説明させてみる

 

こうしてママが「関心を向けている」と感じられるだけで、子どもは「自分は大事にされている」と安心し、ママの影響力が上がり、ママを一番のお手本として学ぶようになります。

 

 

「子ども ゲーム 影響」と検索して不安に思うママは多いですが、本当に子どもに強く残るのは ママの関わり方 です。

 

ゲームやYouTubeの影響に振り回される必要はありません。

 

ママが日常で「興味を持って関わる」だけで、
子どもは安心して学びを深めていくことができるんです。

 

 

執筆者:発達科学コミュニケーショントレーナー 神山彰子

タイトルとURLをコピーしました