書くことを嫌がるギフテッド男子のアウトプットという高~いハードルを越える○○体験

この記事では、好きなことは、ペラペラ話すけど、作文などなど文章を書くことを嫌がるギフテッド男子が文章を書き始めるようになる方法をお伝えします。

1 ギフテッド男子は、書くのが嫌い!

ギフテッド男子は、インプットは得意だけど、文章を書くこと(アウトプット)が苦手です。

その原因の一つに文字を書くことが苦手と言うのもありますが、もう一つの原因として、何を書いたらいいのかがわからないということがあります。

いやいや、賢いんだから、何を書いていいのかがわからないなんてことないでしょ?って、思いますよね。

もっと詳しく説明しましょう。

何を書けばいいのかわからないとは、何について書けばいいのかがわからないということなのです。

どういうことかって?

例えば、小学校でよく課題になるのは、読書感想文と自分の意見の根拠を説明する文章、何かを説明する文章ですよね。

まずは、読書感想文を書きましょうと言われたとします。

ギフテッドの脳内では、読書+感想文なので、読書した感想を書けばいいんだなと理解します。

だから、出てくる言葉が、大体『楽しかった。』『面白かった。』なのです。

しかし、『楽しかった。』『面白かった。』と書いて、お母さんに見せる、先生に提出すると…

もっとたくさん書こうねと言われてしまいます。

感想を書いたのにな…じゃあ、何を書けばいいのだろう?と迷いだします。

ここで、例えば、『なんでそう思ったのかを付け足してみよう。』と提案したとします。

しかし、そもそも、文字を書くことが苦手です。一生懸命書いた文章も違うと言われてしまった。

やる気がなくなっているのに、大変な思いをしてまで、自分が本を読んだ感想を文章にしなきゃいけないのかが納得できません。

その経験から、『ぼくには、読書感想文が書けない。』という勝手な思い込みにつながっていき、読書感想文が書けなくなっていきます。

では、次に自分の意見について説明する文章を書くことは、どうでしょう?

テストにも、出てきますよね。AとBどちらかの意見を選び、そう思う理由を説明しなさい。という問題ですね。

この場合、ギフテッド男子は、Cという答えを選びます。。。

選択肢にない答えを見つけて、答えは、AでもBでもないから答えないという選択肢をとることがあります。

では、最後、説明文は、どうでしょう?

説明文は、ギフテッド男子が一番書きやすいものです。

なぜなら、知っていることが多いから、説明することは、得意です。

けど、知っていることをただ書くだけでは、やる気が起きません。

なぜなら、楽しくないからです。苦手な書くということに取り組まなければいけないのに、書く内容にワクワクできなかったら、やる気になんてなりませんよね?

じゃあ、どうしたら、ワクワクしながら、文章を書き始めることができるでしょうか?

 
 
 

2 ミスコミュニケーションを見つけた会話

 
 

ここでは、ギフテッドの息子が学校で説明文をかけたエピソードをご紹介します。

 
 
特別支援級の先生との面談でのお話です。
 
 
ガラガラガラ…
 
扉をあけて、先生との挨拶も済ませると、先生が興奮気味に話しだしました。
 
 
 
 
『長男くんが課題のリーフレット作りをやったんです!』
 
 
当時、連絡帳も書かない息子が、先生から出された課題をやったことに先生は驚かれていたのです^^
 
 
『どんな課題だったんですか?』と私が聞くと
 
 
『日本の伝統文化を説明するというものです。それを和食をテーマにして、土瓶蒸しについて文章を書いたんです!』
 
 
と先生が教えてくれました。
 
 
そこで思い出したのが、
2週間前に京都の旅館で、長男が初めて土瓶蒸しを食べたときの笑顔です。
 
 
アウトプットが苦手な息子にとって、文章を書くことは、高~いハードルです。
 
 
だ・け・ど、食べておいしかった!旅行がたのしかった!という感動体験が苦手という高~いハードルをこえるお手伝いをしてくれたのです^^

 
 

3 感動体験を見つける方法

 
 
じゃあ、どうしたら、つい文章が書きたくなるような感動体験ができるのでしょうか?
 
 
超豪華な船旅?
 
圧倒されるような自然を見に行く?
 
あっと驚くような建築物を見にいく?
 
 
緊急事態を脱し、2022年に向けて、社会が動きだすのを感じています。
 
 
だから、お金をかけて感動体験しに行くことも可能になっていくでしょう。
 
 
だけど、お金をかけた先にしか、感動はないのでしょうか?
 
 
家族でちょっと美味しいものを食べにいく。
 
 
ワクワクが止まらないレジャーランドに家族で遊びに行く。
 
 
好きな本を買ってあげる。
 
 
こんな体験も感動は、ありますよね?
 
 
まずは、お子さんが感動するポイントを見つけて、感動体験してみてくださいね♪
 
 
その先に文章が書けるようになる未来が待ってますよ^^
 
 
 

執筆者:発達科学コミュニケーショントレーナー神山彰子

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