ギフテッド教育新常識!ギフテッド男子が自分で学びだす『教えない学び方』~入門編~

ギフテッド男子は、教えるのって、大変!なぜなら、こっちの知識を越えていくから。だったら、教えないで自分で考えてもらえば、こちらの知識を越えて学んでいける。ここでは、教えないで学ぶために一番大事なステップについてお伝えします。
 

1 ギフテッド男子にオススメ!『教えない学び方』って、何?

 
あなたは、いつまでギフテッド男子の上に立って教えることをがんばり続けますか?
 
 
親だから、子どもに教えてあげなければいけないと思っていませんか?
 
 
私は、息子に教えることをやめました。
 
 
なぜかと言うと私の知識や考えられることを越えて、息子たちには成長して欲しいからです。
 
 
私は、ギフテッドの息子たちは、私を越えていくと常々思っています。
 
 
私が考え付くよりもすごいことを彼らは考えられると思っています。
 
 
だから、私は、子どもたちに教えることはしません。
 
 
私が教えることで、答えを知るのではなく、自分で思考して、答えにたどり着いて欲しいと思っています。
 
 
思考して自分で答えを導き出す。その学び方を『教えない学び方』と言っています。
 
 

 

 

2 『教えない学び』との出会いは、アメリカでした。

 

私が『教えない学び』と出会ったのは、4年前のアメリカでした。

 

これは、息子が学校に合わないと感じながらもどんな風に息子の才能を伸ばしていったらいいのかがわからないで困っていた時に行った。

 

アメリカ旅行の時の話です。

 

これは、旦那様がNASAにお勤めのアメリカ人の奥様Fさんから聞いたアメリカの教育についての情報です。

 

なぜ、この方にお話をお聞きしようと思ったかというと、

 

その方は、お子さんを学校に通わせずにご自身がお家でお子さんの学習を見ていたからです。

 

 

いわゆる、ホームスクーリングをされていたのです。

 

 

もしかしたら、ホームスクーリングでしていることの中に息子に会った学び方ができるヒントがあるのではないかと思い、お話をお聞きしました。

 

 

まず、この方との会話は、私の学校への不満から、始まりました。

 

 

私:『日本の学校は、先生の板書を書き写すだけなんだ!それで、学べると思わないんだよね…。』

 

 

Fさん:『アメリカでも同じ、先生が言ったことを写していくだけ、だから、私は、学校に行かせてないんだよ。』

 

 

私:『学校に行ってないなら、どうやって、学んでいるの?』

 

 

Fさん:『それはね。国がカリキュラムを作ってくれるの。その子の修学度に合わせて、この週に学ぶのは、コレ。次の週はコレ。って、決まっている教科書があるから、教えることができるんだよ。』

 

 

私:『そうなんだ!けど、すべての教科を一人で教えるのって、大変じゃない?』

 

 

Fさん:『それは、大丈夫。何家族かでグループを作って、みんなで得意な科目を教えあっているんだよ。

私は、アートを教えているよ。だから、教えるのに必要な道具がここにたくさんあるでしょ。』

 

 

この話を聞いて、私は、ホームスクーリングについて、調べ始めました。

 

 

すると、面白いことがわかりました。

 

 

それは、歴代大統領の30%以上がホームスクーリングで育ったという事実です。

 

 

日本で、学校に通わずに家で勉強をしているというと、学校にいけない子というイメージがありますが、アメリカでは逆に経済的に余裕がある家庭だからこそ、学校ではなく、その子にあった学び方をするためにホームスクーリングをするそうです。

 

 

じゃあ、家でどんな風に学んでいるのかな?と思い、教科書を見せてもらうと、そこに書いてあるのは、主にギフテッド男子がお外遊びでよくやるような遊びからの学び方が書いてありました。

 

 

そうだ!考えるのが得意な息子にも、アメリカの教育と同じように自分で考えることをしていけば、教えなくても、息子は自分で学んでいけるのではないだろうか?

 

と思いました。

 

それと時を同じくして、長男がニュートリノにはまりだし…

 

 

この子に、私が教えることなんてムリ!

 

 

誰か代わりに教えてくれる人を見つけなきゃ!

 

と焦っていましたが、専門知識を教えてくれる先生なんて簡単には見つかるわけがない…

 

 

どうしようかと考えているときに思いついたのが、『息子自身が自分で学んでくれたらいいんじゃない?』という発想でした。

 

 

これが『教えない学び方』という発想の原点なのです♪

 
 

3 『教えない学び』をするために必要なファーストステップ

 

4年前の私は、『教えない学び方』をするには、どのように息子に課題を手渡していったらいいのだろう?

 

と思いながら、息子の問題行動に振り回され続けていました。

 

 

そして、ついに息子は不登校になるのです…

 

 

不登校になって、息子が荒れて困っている一方で、せっかく息子が家にいるんだから、これを機会に『教えない学び』を形にするために研究しましたが、

 

 

しかし、この時は、全くうまくいきませんでした。。。

 

 

なぜ、うまくいかなかったのかというと、そもそもコミュニケーションが成り立ってなかったからです。

 

 

コミュニケーションが成り立っていないので、

 

 

 

学びにつながる声掛けをしようと思っても、こちらの言葉を受け入れいれてくれなかったのです。

 

 

だから、こちらが何を言っても、それにのってきてくれませんでした…

 

 

そこで、私は、息子と会話をするために私の声を聞きたいなと息子に思ってもらうところから、スタートしました。

 

 

なぜ、そこから、スタートしたのかというと、

 

 

実は、会話は、スタートが命だからです。

 

 

まずは、お母さんの話を聞いてみようと思ってもらえるようになること!が必要なのです。

 
 
 

4 会話を聞く耳を作るには、どうしたらいいの?

 

では、どうやって、会話を聞こうとする耳を作ったらいいのでしょうか?

 

それは、子どもにお母さんの話を聞きたいなと思ってもらうことです。

子どもにお母さんの話を聞きたいなと思ってもらうことが必要です。

 

 

ちょっとした指摘を”怒られている”と誤解するギフテッド男子は、お母さんの話を聞こうと思っていません。

 

 

また怒られる!?と警戒しているのです。

 

 

まずは、この警戒を解いて、聞く耳を持ってもらうこと。

それには、どうしたらいいでしょう?

 

 

ギフテッドの子が興味を持ちそうなことを話してみる?

 

 

それも、効果的かもしれませんが、毎回ネタを用意するのが大変じゃないですか?

 

 

もっと、簡単な方法があるんです。

 

 

それは、3つのSを意識するということです。

 

 

1つ目のSはSmile(笑顔で)

2つ目のSはSlow(間をとって)

3つ目のSはSweet(優しい声で)

 

 

笑顔でゆっくり間を取って、優しい声で話しかければいいんでしょ。

と思った方、ちょっと待ってください。

 

 

そんなにがんばらなくていいんですよ。

 

 

まずは、1つ選んで、その1つを実行することを心がけてください。

 

 

けど、どうせ1つやるなら、お子さんにあった、一番効果が高いものをやりたいですよね。

 

 

では、3つのSの中のお子さんに一番効果的なSはどれでしょうか?

 

 

それは、お子さんの情報処理の仕方にあったものを使っていけばいいのです。

 

 

お子さんの情報処理の仕方にあったものとは、

 

から入ってくる情報を処理することが得意なのか?

から入ってくる情報を処理する方が得意なのか?

 

 

というお子さんのタイプにあったものを使うということです。

 

 

どっちのタイプかわからないという方は、こちらの記事を読んでくださいね。

ギフテッド男子の特徴がわかる!動かないギフテッドを動かす指示出しのポイント~基礎編~

 

教えない学びの発見から、ギフテッド男子が幸せになるギフテッド教育へつながっていくストーリーは、こちらから、お楽しみいただけます。

第1話 ギフテッド男子が幸せになるギフテッド教育を開発しました。

 

執筆者:発達科学コミュニケーショントレーナー 神山彰子

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