怒っていたのは、世間体が怖かったからかもしれません

ママの気持ち

食事中にすぐ立ち歩く。
何度言っても指示が通らない。
身の回りのことも、
なかなか自分でできない。

家の中なら、まだ何とかなる。
けれど、人前でそれが起きると、
ママの心は一気にザワザワする。

そんな経験ありませんか?

私のところに相談にくるママの
困りごとの入り口は
「勉強のこと」です。

けれど、
お話を聞いていると、

実は勉強の場面以外でも、
困りごとを抱えているママが
ほとんどです。

本当は、
叱るより褒めた方がいい。
それは頭ではわかっている。

でも人前で、
わが子が落ち着きなく
動き回ったり、

お友達にちょっかいを
出したりすると、

「ちゃんと注意しなきゃ」
が先に来る。

子どものためというより、
周りにどう見られるか
が気になって、

結局、
大きな声で怒ってしまう。

そんなふうに、
自分の対応に自信が持てないママ
は少なくありません。

小学2年生の男の子のママで、
宿題をひどく嫌がるように
なったことを心配して
受講を決めたママがいました。

そのママが、
レクチャー最終日に、
こんなふうに話してくれました。

「実は今まで、
息子のためというより、

世間体を気にして
厳しくしてしまうことが
多かったんです」

これ、
すごく正直な言葉だと
思いました。

そして私も、
よくわかります。

子どもをよくしたい。
困らないようにしてあげたい。

人に迷惑をかける子に
なってほしくない。

その気持ちは本物でした。

だけど同時に、

「ちゃんとしつけていないと
思われたくない」

「親の私が悪いと
思われたくない」

そんな焦りや不安も、
確かにありました。

だから、

子どもを見ているようで、
本当は周りの目を見ていた。

わが子に必要なかかわりよりも、
その場で

「ちゃんと注意している母」
「ちゃんとできる子ども」

に見えることを
優先していました。

このママは、
発コミュを学び始めてから、

「もう周りの目に
振り回されるのはやめよう」

「息子の発達に
本当に必要な対応を、
自信を持ってやっていこう」

そう決められました。

すると、
外で「抱っこしてほしい」と
言われても、

すぐに「いいよ」と
応じられるようになった。

言うことを聞かない場面でも、
イライラせずに
冷静にかかわれるようになった。

 

つまり、
ママ自身の迷いが減ったんです。

そしてママの対応が変わると、
息子くんの癇癪が減り、

食事の時間になると
自分から動画をやめるなど、

少しずついい行動が
増えていきました。

さらに、

あれほど嫌がっていた宿題にも、
自分から取り組む日が
出てきました。

子どもを
力で動かしたのではありません。

ママが、
「周りにどう見られるか」
ではなく、

「この子の発達に今なにが必要か」
を選べるようになったからです。

「ちゃんとさせなきゃ」と
思ったときほど、

少しだけ
立ち止まってみてください。

私は今、
わが子を見ている?
それとも、
周りの目を見ている?

そこに気づくことから、
かかわりは変わり始めます。

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