「怒らないで、最後までやって」が通じない子に必要なこと

日常のかかわり方

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「怒らないで、最後までやって」
が通じない子に必要なこと
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一問間違えただけなのに、
「もうやらない!」
と、
プリントをグシャグシャにする。

まだ宿題は残っているし、
明日は学校に
持っていかなければいけない。

ここで終わりにしたら、
嫌なことがあるたびに
投げ出す子になるかもしれない。

だからママは、

「間違えてもいいんだよ」

「教えてあげるから、
もう一度やろう」

と、なんとか勉強に
戻そうとします。

けれども、
声をかければかけるほど、
子どもはさらに怒って、
もう鉛筆も持とうとしない。

 
結局、その日の宿題は
そこで終わり。

 
「また最後までできなかった」

そんな子どもの姿に、
困っていませんか?

 
私が塾で教えていた生徒にも、

一問間違えるたびに
プリントを
グシャグシャにしてしまう子
がいました。

 
一度そうなると、
新しいプリントを出しても、
声をかけても、
その日の学習はそこで終了です。

そこで私は、
グシャグシャにすることを
すぐにやめさせるのではなく、

別の用紙を一枚渡して、

「イライラしたら、
この紙を好きなだけ
グシャグシャにしていいよ」
と伝えました。

すると、その子は、
間違えてイライラしたときに、
渡された紙をグシャグシャに
するようになりました。

それをくり返すうちに、
イライラしてきたときに、

「あの紙がほしい」
と、自分から
伝えられるようになったんです。

 
さらに、
紙を思いきり
グシャグシャにしたあと、
「スッキリした!」そう言って、

さっき間違えたのと同じ問題に、
もう一度取り組み始めました。

 
この子に起きた変化は、
プリントをグシャグシャに
しなくなったこと
だけではありません。

 
イライラしている自分に気づき、
必要なものを自分から伝え、

気持ちを整えて、
同じ問題に戻れるようになった
ことです。

今朝、発コミュの
上級講座生の勉強会で、
あるママから
こんな言葉が出ました。

ーーーーーーー
できていることも、
できていないことも、
「これは、何の途中だろう?」
と見てみる。
ーーーーーーー

プリントを
グシャグシャにした姿だけを
見れば、

「また怒った」
「今日もできなかった」
となります。

けれども、
その先まで見てみると、

この子は今、

イライラしたときに
自分で気持ちを整え、
もう一度勉強に戻る方法を

身につけている途中
でした。

 
宿題中に泣く。
間違えると怒る。
わからないと固まる。

もちろん、その行動を
減らしていくことは大切です。

けれども、
「泣かないで」
「怒らないで、続けなさい」
と、その行動だけを止めても、

子どもは、
止まったあとに
どう戻ればいいのかを
まだ知りません。

だから、
「どうしたら怒らなくなる?」
だけではなく、

「この子は今、
自分で戻るための何を
身につけている途中だろう?」
と見てみる。

そして、
この子に合った戻り方を
一緒に見つけていく。

すると子どもは、
少しずつ

一度止まっても
自分に合う方法で戻れる子
になっていくんです。

 
今日の宿題を
最後までできたか
だけでなく、

止まったあと、
わが子がどう動いたのか
まで見てみてください。

そこに、
次に伸ばせる力のタネが
隠れているかもしれません。

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