すぐ癇癪を起こす子がスーッと落ち着く、感情のラベリング

 
 

すぐ癇癪起こす子に怯える毎日を過ごしていませんか?

 
すぐ癇癪を起こすお子さんの様子に、「次はいつ爆発するんだろう」と気が休まらない毎日を過ごしていませんか?
 
 
ゲームで負けると急に怒り出す、きょうだいでモノや順番の喧嘩、モノを投げたり、攻撃したり・・・
 
 
大人にしてみると些細なことではありますが、対応を間違えると、ママも巻き込まれてしまい、親子バトルに発展することも。
 
 
すぐ癇癪を起こすお子さんのママは、地雷がどこにあるのかわからず常に怯えている状態です。
 
 
我が子が小学生の頃、私はまだ発達科学コミュニケーションの存在を知らず、
 
 
正しいことを子どもに教えなければ、このままでは犯罪者になるのではないかと、トラブルの多さから、本気で思ったものでした。
 
 
そして、周囲の目を気にしては、謝罪し続ける日々。
 
 
そうなると、すっかり置き去りになっていたのが子どもの心だったのです。
 
 
対応方法によっては子どもを守るどころか、子どもを心を傷つけることにもなりかねません。
 
 

すぐ癇癪を起こす子が出しているSOSサイン

 
 
すぐ癇癪を起こす子で、次のようなサインがあった時は、しっかりと受け止めてあげることが大切です。 
 
 
小2の頃から、我が子にはこのサインが出ていました。
 
 
当時の私は、気のせい、気のせいと受け止めてあげられなかったのです。
 
 

体のサイン

 
・頭痛・腹痛を訴える
・夜眠れない・怖い夢をみる
・食欲が増えたり減ったりする
・元気がない
 

心のサイン

 
・話をしなくなる
・めんどくさいという
・すぐ人のせいにする
・ぼんやりとしている
・登校しぶりがある
 
 
いかがでしたか?
思い当たるサインは出ていませんか?
 
 

こうした状態が長く続くと、子ども自身が「どうしていいかわからない」状態になってしまうことがあります。

 

 

これが、いわゆる二次的な困りごとです。

 
 
対応を様子見していると、本人だけでなく、次第に家族など周囲にいる人みんなが疲弊をしていきますから、初期対応が何よりも大事です。
 
 

 
 

すぐ癇癪を起こす子どもの傾向

 
 

ADHDタイプのお子さんの場合

 
 
不注意衝動性の特性があると気持ちの切り替えが難しくなり、癇癪につながることがあります。
 
 
ふざけすぎて、相手が嫌がっているのにやめられないことがよくあります。
 
 
余計なことを言って相手を怒らせてしまったり、
 
 
後で怒られた時にはよくないことだとわかっても、その場でのブレーキが効きにくい傾向があります。
 
 

ASDタイプのお子さんの場合

 
 
こだわりが強いお子さんが多いです。
 
 
また、強い光や音が苦手な子もいます。
 
 
感覚過敏がある子もいます。
 
 
相手の気持ちを読み取るのが難しく、すれ違いが起きやすいことがあります。
 
 

LDタイプのお子さんの場合

 
読むこと、書くこと、計算することなど、脳のある一部分の発達がゆっくりなことから、学習することに困り感を抱いている子もいます。
 
 
宿題で癇癪を起こすことが頻繁に続く場合、実はこうした発達のアンバランス差が原因になっていることもあります。
 
 
そして、発達の特性からきている癇癪の場合、家でだけでなく、外でも起こすことがあります。
 
 

大切なのは、「診断名」ではなく今、その子がどんな状態かを見ること

 

発達の特性がある場合、感情のブレーキがかかりにくかったり、大人が思っている以上に、感覚の刺激に疲れやすいことがあります。

 

 

また、このような特性は誰にでもあることですし、はっきりとした境界線があるわけではなく、疲れた時に出やすいこともありますし、いろんな要素が混じっていることもあります。

 

 

大切なのは、「診断名」ではなく今、その子がどんな状態かを見ることです。

 
 

すぐ癇癪を起こす子がスーッと落ち着く感情のラベリング

 
 
子どもが何かトラブルを抱えてきた時に気をつけたいのは、頭ごなしに叱ること。
 
 
不安を感じているお子さんを励ますつもりで、「そんなの、気のせい、考えすぎだよ」と軽くあしらったり、
 
 
「それはあなたがおかしいんじゃない?」
「どうしてそんなことしたの?」
と問い詰めたり、正論を突きつけるのはナンセンス
 
 
なぜなら、不安が強い時、イライラしているなど、感情的になっている時、人の脳は、冷静な判断ができないからです。
 
 
大変だったね。
辛かったね。
それはよく耐えたね。
グッと堪えたんだね。
それは嫌な気持ちになるね。
 
 
などと、今の子どもの怒りや悲しみなどの感情を言語化してあげて。
 
 
このことを感情のラベリングと言います。
 
 
すぐ癇癪を起こす子に大人が感情を言葉にしてあげることで、自分の気持ちをわかってもらえたと感じ、次第に落ち着いていきます。
 
 
ポイントは批判をするのはなく、子どもの気持ちを受け止めてあげること。
 
 
理解してもらえると子どもは安心し、何かあったら親に相談しようと思える親子関係になっていきます。
 
 
ここで、正しいことを伝えなきゃと思って、懇々と正論を突きつけてもうまくいかないのは、脳が処理できる状態ではないから。
 
 
さらに、話を聞いてもらえなかったというネガティブな記憶しか残らないので、相談するのはやめておこう、どうせ言っても無駄だと感じ、嘘をつくようになります。
 
 
これらが積み重なると心身に支障をきたし、鬱々したり、攻撃性が高まりやすくなります。
 
 
突然起こる癇癪はいちばん大切な人に感情を受け止めてもらって落ち着きを取り戻せたという成功体験を繰り返しながら、徐々に減らしていくのが効果的です。
 
 
癇癪が起きた時こそ、親子の信頼関係をよくするチャンスです。
 
 
この決め手が共感力です。
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
いつもイライラしていてすぐ癇癪を起こす子にこそ、いちばん身近にいるママが気持ちをしっかりと受け止めてあげてくださいね。
 
 
正しいことを伝えるより、まずは気持ちをわかってあげること。
 
 
それが、二次的な困りごと(二次障害)を防ぐ大切な土台になります。
 
 

癇癪が癖になっていて親子バトルがエスカレートして疲弊している親御さんへ

 
 
関わり方を少し整えることで、二次的な困りごとを防ぐことができます。
 
 
大事なことは正論を突きつけないコミュニケーションを身につけることです。
 
 
ママの常識が変われば親子のバトルもぐんと減らせます。
 
 
早めに気づいて関わりを整えることが、家族を守る大きな力になります。
 
 
小さな関わりの積み重ねが、親子の安心を少しずつ取り戻していきます。
 
 
もちろん、すでに大変な子も落ち着きを取り戻します。
 
 

 

 
 
癇癪は癖になると、脳が育ちにくくなってしまいます。
対応を変えたら親子の未来は変わります

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