いつもキレる子に必要なのはわかってもらえた満足感
子育てをしていて
可愛いはずの我が子が
可愛く思えなくなる瞬間、
あなたには
ありませんでしたか?
私にはありました。
数えきれないくらい。
ハラワタが煮えくりかえる
くらいむかつきました。
我が子なのに。
おかげさまで、今はそんなふうに
思うことはありません。
それは無条件で
ありのままの息子を
受け止められるようになったから。
ずいぶん時間は
かかりましたけどね。
今日は久々に次男と
腕相撲をしてあそびました。
私が両手でやっても
勝てない息子に
すっかり体つきもたくましく
なっているんだな。
って思いました。
先日はパパと長男が
競ってました。
まだパパが強かったので
一応威厳を保っていましたが、
こうやってスキンシップが
できる遊びは大きくなっても
たまにはいいですね。
ちなみにスキンシップは
感情の脳を育てる効果がありますよ。
マッサージなどもおすすめです。
思春期でも手軽にできます^^
こうやってスキンシップや
コミュニケーションが
違和感なくできるようになったのも
発コミュで脳を育てる関わり方ができるように
なっての変化ですが、
反抗的な子の脳は
褒めても素直に受け止めにくい状態です。
きっと初めはこんなスキンシップすら
拒絶する状態だと思います。
反抗的な子にとって
圧倒的に足りないものがあります。
まず私たちが意識して
与えたいもの。
それは
わかってもらった満足感です。
反抗的な子はいつも俺のせい。
俺ばっかり。どうせやっても無駄だ。などと、
ネガティブなことしか言わないはずです。
それは小さな頃からの
積み重ねですが、
ちょっとした失敗がトラウマになっていたり、
その時にされた対応がしっかりと記憶に残り
蓄積されてきたものなので、
ちょっとやそっとでは
ネガティブな記憶は消えません。
その時にどんな対応をされたのか、
反抗的な子はよく覚えているものです。
危険だと感じたこと
嫌だなと感じたことに
関するセンサーが
人一倍敏感になっているのです。
そんな子に、
たとえ子どもが悪いことをしたとしても
明らかに子どもが
間違っているのだとしても
それは、自業自得だとか
理不尽だとか
それはあなたが悪いとか
レッテルを貼ったり、
子どもを否定する言葉は
かけないであげてほしいのです。
私が次男の対応に困っていた反抗挑戦性障害
私が次男の対応に
一番困っていたのは
小学3年生から6年生ごろに
かけてです。
癇癪が口論に変わり、
二次障害である
反抗挑戦性障害の症状が
出ていました。
気に入らないことがあると、
くわや、木づち、スコップ(巨大な)
ありとあらゆる農機具を持ち出しては
追いかけるようになりました。
次々といろんなものを見つけては
引っ張り出して来るので
その度に隠したり、処分してイタチごっこ。
ミニバスでは、
気に入らないことがあった時に怒って、
学校のほうきも折ったこともあります。
学校のほうきも折ったこともあります。
バッシュで脱走は日常茶飯事でした。
こんなことが毎日続くので、
私はずっと
放課後は次男の監視をしていました。
なんで私だけいつもこんな目に。
涙を堪え、歯を食いしばり、
私は何が間違っていたんだろう?
どうして?我が子が悪魔にしか見えない
暗黒の時期でした。
同級生の子どもからは
〇〇くんのママ、かわいそう。
と同情されるほどでした。
この時、私は我が子の
怒りのスイッチが
どこにあるのかすらわかりませんでした。
就学前には
発音が幼稚で自分の名前も
周囲の人には聞き取れないほどで
言葉の訓練に通ったあの息子が
たった数年の間に
口論をふっかけながら
猛攻撃して来るようになった恐怖は
一生忘れることができません。
あの当時は私もその口論に
負けまいと戦っていましたし、
気の強い姑は、同じ土俵で口論に対抗。
面と向かってお前は可愛くないと
言い続ける始末。
孫である長男を溺愛し、
次男を罵倒するそんな構図が
我が家にはありました。
曲がったことが大嫌いな主人は
毎回叱責をし、口論が終わらない。
挙げ句の果てには次男は家出をし、
私が探しに出かけるのが
日課になっていたほどです。
雨の日だろうが雪の日だろうが
夜だろうが、お構いなしに出ていくのです。
裸足で、パジャマで。自転車で。
申し訳ないけれど、
本当に悪魔にしか見えませんでした。
だけど、今なら、わかる。
次男は一貫して
自分の気持ちをわかって欲しくて
いつもいつも
言っていただけだったのだと。
それなのに、誰一人として
大人が気持ちをわかってあげられる
対応ができなかったために
二次障害へと追い込んでしまった現実。
ただの反抗も
大人の対応次第では
二次障害へ発展し、家族が疲弊をするのです。
反抗ができる子はちゃんと自分の意見を主張できる子
今思うのは、反抗できる子は
自分の意見をしっかり主張できる子。
対応次第で、脳を伸ばしてあげやすい、
才能の持ち主なんだということ。
実はこの反抗挑戦性障害の
症状が治ってから
鬱々してきたこともあるので、
何にも話さなくなることの方が
よっぽど怖いなって感じています。
今、子どもが荒れまくって
まさに癇癪地獄・暴力地獄
に苦しんでいるご家庭も、
正しい対応があれば大丈夫
ということを知ってほしいです。
それには、私たちの当たり前を
ちょっと変える必要があります。
知っているのと
実際にやるのは大きく違います。
実際にやってもたった一回だけできたのと
いつもその対応ができるというのでは
全く違うのです。
この対応方法が習慣になれば、
一生コミュニケーションが
うまくいく、と確信しています。
家族が疲弊するほど
荒れていた次男ですが、
今は本当になんでも
話してくれるようになりましたし、
会話を楽しんでいます。
どんな子どもにも心があって
わかってもらえた満足感。
を感じているかどうか。
反抗的な子どもが素直になるには
それだけです。
そこに行き着くまでには
いろんな壁はありますが、
どんな子どもも生まれてきた時は
純粋な心を持ってます。
そのことをどうか、忘れずに
子どもとのコミュニケーションを
大切にしてほしいと願っています。