あなたは
正しいことを教えなきゃ、
この子は将来 犯罪者になる
あるいは
ニートになる
って思ってませんか?
子育ての常識
=正しいことをしつける
と信じて疑わない人は多いです。
なぜなら
私たちは子ども時代から
しつけベースの教育
を受けてきたからです。
例えば子ども時代、
門限を守らず、
友達と遊んでいて
遅くなった時に
鍵をかけられて
泣き叫んでも
家に入れてもらえなかったり・・・
令和の今、
ちょっと過激なことをすると
児童相談所に通報される
そんなご時世ですが、
もしかしたら
ゲンコツを食らったり、
お尻をペシって叩かれたり、
お家に入れてもらえなかったり、
今では通報レベルのことが
一昔前の私たちの子ども時代には
当たり前だったかもしれません。
このエピソード、
私の子ども時代の話ですが、
昨日生徒のAさんが
母親との関係性を振り返っていて
私と同様に
門限に間に合わなくてお家に
入れてもらえなかったとか
母に抵抗するのが
面倒だったから
親の言うとおりにしていたとか、
面白いと思ったことを
母に話しても笑うどころか
逆に怒られる事が何度もあり、
母に怒られたくないので
話す内容を選ぶようになったとか、
思春期になって
気になることを母親に相談しても
「そんなの気にしなきゃいいのよ!
気にしない気にしない!」
とサラッと言われ、
これ以上話しても
親身になってくれない
自分で解決するしかない…と、
一人抱えこむようになりました。
と教えてくださいました。
確かにこのような
不安や恐怖を感じたことは
苦い記憶として
脳にいつまでも刻み込まれ、
ちゃんと残っています。
どんな子どもも
親から受け取った言葉や態度で
その人の考え方や価値観が
定まります。
このAさんはまさに、
躾をちゃんと守り、
真面目に生きてきた
良妻賢母、
素敵なお母さんです。
ですが!
このようなスタイルの教育が
うまくいく子ども
(聞き分けのいい子)
ばかりではありません。
このしつけのスタイルが
うまくハマらない子ども
=育てづらさを感じる子が
一定数いるのが現実です。
私のところで学ばれているお母さんは
ご自身が子ども時代、真面目に生きてきた
いわゆる、いい子に育ってきた
大人です。
だからこそ、
我が子の考えていることが
わからない、
我が子の行動が理解し難いと
自分とのギャップに
悩まれています。
育てづらさってどこから感じる?
私たちに親にとって、
育てやすい子とは?
育てやすい子とは?
どんな子でしょうか。
・睡眠、食事、排泄が安定、規則的
・機嫌が良くて気持ちが安定
・新しいことに対して好奇心を持ち、
環境に対する適応が早い、順応性がある
などが挙げられます。
反対に、育てづらさを
感じやすい子は
・睡眠、食事、排泄がバラバラ
・機嫌が悪くて不安定 感情的で怒りやすい
・新しいことに対して不安が強い、順応しにくい
中には
・生活リズムは安定しているが、
新しい環境に馴染むのに
時間が必要な不安が強い子もいます。
私たちの思う、育てづらさは
一般的、世の中の常識から
ちょっと
はみ出してしまいそうな時。
時間通りに行動が
できなかったり、
気持ちの折り合いが
つけられなかったり、
不都合を感じることが
度を超えてしまうから
育てづらい子と
感じてしまいます。
育てづらい子はママを困らせたい子?
大人にとって、育てづらいと感じる子、
だけど、子どもは
お母さんを困らせたいと
思ってはいないんです。
もし、困らせたいと思っているのであれば、
自分をもっと見てほしい、
自分のことをもっとわかってほしい
というサインです。
人の行動には目的があります。
大きく分けて4つあり、
いい行動も、よくない行動も
注目、獲得、逃避、感覚探求
のどれかです。
もし、朝起きれないのであれば
学校に行きたくないから
起きられない(逃避)
(遊びに行く時は早く起きる)
癇癪をいつも起こす子は
注目をしてほしいのか、
何か要求を獲得したいのか
などといった
理由や目的を冷静に捉える
ことと、
ことと、
生まれつき持っている特性
を理解する
例えば
・こだわりが強い
・衝動性が強い
・不注意傾向
生まれ持った気質が敏感なのか、
あるいは血圧の関係などで
朝起きれないなど体の調子なのか、
光や音や皮膚の感覚に敏感なのか、
その子その子の特徴をよく
観察をして、
決して困らせたくて
駄々をこねたり、
文句を言っているのではないことも
視野に入れなければなりません。
育てづらい子に必要なのはママの共感力
私たちを困らせている
聞き分けのない子どもが
どうしたら素直に育つでしょうか?
そこで必要なのが
共感力です。
私の思う、共感力とは
子どもの力を信じて待つことです。
それは従来の子育てスタイルである、
一般的なしつけのスタイル、
正しいと信じることを教え込み、
親が子どもをコントロールする
子育てではありません。
子どもの力を信じて待つ?
そんな、非常識な、
って思われるかもしれません。
ですが、これまでの
正しいと思っていたやり方で
うまくいかないのであれば、
一度変えてみる
勇気を持ってください。
なぜなら、
私は激しく荒れ狂う息子に
正しい正論を言うのを
やめて、落ち着いたからです。
正論を言うのをやめると
脳が穏やかになるのがわかります。
何を思っているのか話を聞いてあげると
スーッと落ち着きます。
子どもの力を信じて待つこと。
子どもを正すのではなく
子どもから良いところを引き出すへ、
考え方を変えたから
うまくいったんです。
すぐキレる、反抗的なお子さんに効くたった一つの方法
すぐキレる、
反抗的なお子さんに効く、
たった一つの方法。
それは、苦手を克服させるより、
持っているものをいかす子育てです。
言い換えれば、
得意を伸ばす子育てです。
なぜならどんな子どもでも
成長したい
自立したい力を
持って生まれているからです。
これまで通りのやり方で
うまくいかなかったのだから
これまでとは違うやり方に
変えてみるのをお勧めします。
誰もが持っている
心=脳
心=脳
の仕組みを利用すれば
どんなに子どもが
荒れていても
どんなに
心を閉ざしていても
変わります。
脳?うちの子にもあるわ・・・
私も持ってる。
そう思ったら、
ちょっと私にもできそう?って
思いませんでしたか?