きょうだい育児で「手がかからない子」を見過ごしていませんか?「この子は大丈夫」と思っていた子が崩れる理由と、家庭内バランスの構造、関わり方の見直しポイントを解説します。
「この子は大丈夫」と思っていた私が見落としていたこと
弟のことで手がかかる毎日。
集団登校で喧嘩する弟を止めに入る長男。
ミニバスで脱走する弟を追いかける長男。
私のいないところでも何とかしようとしていたと思います。
大変な弟がいても、頑張ってる。
だから私は「この子は大丈夫」そう思っていました。
「大丈夫な子」が崩れる瞬間 我慢していた気持ちが表に出るとき
思春期に入り長男は私のすることなすことに反発するようになりました。
「俺だって休みたいのに」
「俺だってサボりたいのに」
「なんであいつは行かせないんだ」
何度もそう言われました。
私は「反抗期だから」と思っていました。
けれど、違ったんです。
長男は大丈夫だったんじゃない。
家庭のバランスを取る役割を引き受けていただけでした。
問題が移ったのではない 見えなかったサインが出てきただけの構造
きょうだいがいる家庭では、一人が崩れるともう一人が“ちゃんとする側”に回ります。
手がかかる子はいつも、見える。
手がかからない子はいつのまにか、見えなくなる。
この構造、我が家だけだと思っていました。
ところが子どもの暴言・暴力・無気力に悩んでいるご家庭の多くで同じような傾向があることが分かりました。
一人が崩れている間、もう一人は家庭のバランスを取ろうとして自分の気持ちを抑えているのです。
そして、そのバランスが崩れたときまるで待っていたかのように抑えていたものが一気に表に出てきます。
これは問題が移ったのではありません。
もともとあったものが出てきただけなのです。
なぜ見過ごされるの? 子どもの課題と親の関わりが混ざるときに起きる“期待の偏り”
なぜ、この状態が起きるのでしょうか。
それは子どもの課題と親の関わりが混ざってしまう関わり方にあります。
我が家の場合、弟は幼い頃から特性があったため「無理させないように」と自然とハードルを下げていました。
その一方で、長男には「この子はできるから」と多くを求めていたのだと思います。
一見、当たり前に見えるこの関わりができる子を“頑張る側”に固定してしまう。
そしてその子は
- 本当はしんどくても言わない
- 不満があっても飲み込む
- 自分でなんとかしようとする
「この子はできるから大丈夫」
親が、そう思った瞬間からその子は“大丈夫でいなければいけない側”に回ります。
崩れる前にできる 1対1のコミュニケーションで「出せる関係」をつくる方法
私が今、大切にしているのは1対1のコミュニケーションです。
1対複数ではなく1対1。
子どもは「わかってもらえた」という体験があってはじめて安心して自分の気持ちを出せるようになります。
そしてこの“出せる関係”がないまま進むと子どもはどこかで必ず崩れます。
それは、暴言や暴力として出ることもあれば、無気力として出ることもあります。
どちらも出せなかったものが出てきただけです。
だから、問題が起きてから関わるのではなく問題が大きくなる前に、出せる関係を作ることが大切です。
ここまで読んでくださった方へ。
もしかすると、今「これ、うちのことかもしれない」と感じているかもしれません。
そして同時に「どう関わればいいのか分からない」そんな迷いも出ていると思います。
そこで、まず1つだけやってみてください。
今日1回でいいので、お子さんが話してきたときに「そうなんだね」と返してみてください。
うまくやろうとしなくて大丈夫です。
ただやってみることだけで十分です。
きっとそのあと「これでいいのかな?」そんな違和感が出てくると思います。
多くのお母さんが同じところで迷われます。
その感覚は関わり方が変わり始めているサインです。
ただここで一人で進めると迷いが大きくなってしまう方も多いです。
もし今
- 手がかからない子に求めすぎていたかもしれない
- 子どものことを自分ごとにしすぎていたかもしれない
そう感じた方は関わり方の“境界線”を一度整理してみてください。
その前に
このまま気づかずに進むと
どんなことが起きるのか
その一例を動画でお伝えします。
ここで一人で進めると
迷いが大きくなる方も多いです。
もし今変えたいと思っているなら
一人で抱え込まずに一度整理しに来てください。
今のまま悩み続けるより一度言葉にするだけでも変わります。
今の状況に合わせて
関わり方を一緒に見ていきます。
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