人に迷惑をかけてはならない!に縛られてきた私たち
あるママは私に
こんなお話をしてくれました。
今思えば、幼少期から
ずっとずっと心に蓋をして
人の迷惑にならないように!
を呪文の様に言い聞かせて
生きて来ました。
学校の三者面談で、
母が先生に
『家でも良く手伝いをして
良い子なんですよ。』と
言っていて、
ああ、
自分はいつも良い子で
いなきゃいけないんだと
プレッシャーに思った事を
今でも覚えています。
母は、テレビで
スポーツ観戦して居る時など
必ず『あー。これはどうせ負けるよ』
とネガティブな発言を
良くしていました。
子供心に、なんでまだ結果も
出ていないのに負ける事しか
言わないんだろう。と
嫌な気分になっていました。
私はいつしか表面上は良い子で
勉強も割と好きでしたが
心は無気力で、
夢なんか持てないし、
楽な方、誰かがいう方を
選んだ方が楽と、
荒んだ心を持った学生時代でした。
社会人になっても、
いつも誰かに何か間違えを
指摘されないか
内心ビクビクしていて、
不安で、でもそれを
表に出す勇気もない、
そんな自分が嫌い。
でもどうにかしたい。
でもどうにもならない。
そんな堂々巡りを
ずっと繰り返していました。
この話をしてくれた
ママは今、
親子関係を修復する
取り組みをしながらも
ご自身を癒すことも
一緒にしてもらっています。
人に迷惑をかけてはならないには続きがある! 〜反抗的・無気力な子どもに伝えたいこと〜
人に迷惑をかけてはならない
このことは、決して間違っては
いないと思うのですが、
反抗的・無気力な子どもに
絶対に伝えたいことがあります。
人に迷惑をかけてはならないには、
続きがあると思うのです。
人に迷惑をかけてないと
生きてはいけない。
だから、
ありがとうの
感謝の気持ち
感謝の気持ち
を持ちたいよね。
迷惑をかけたら
ごめんねと
素直な気持ちを
言えたらいいと思うな。
迷惑をかける前に
助けてと言える
自信を育みたいな。
発達凸凹の特性がある子どもは
なんでもソツなく
こなせるわけではなく、
どちらかというと、
人に迷惑をかけることも
比較的多いかと思います。
そんな時に、
人に迷惑をかけてはならない!
だけを強調して伝えてしまうと、
なんだか窮屈だと思うのです。
子ども本来の良さが
半減してしまうなと思います。
人はどんな時に満足を感じるのか
人はどんな時に
自分を好きになったり
自信が湧いてくるのかというと、
自信が湧いてくるのかというと、
3つあると思います。
1、自分の意思で動いた時。
2、人に喜んでもらった時。
3、成功体験を味わった時。
もし、子どもが
何かに挑戦しようと
している時に、
人に迷惑を
かけるかもしれないなと
思った時は、
頭ごなしに止めるのではなく、
まずは、想いを聞いてあげて
欲しいなと思います。
私にも、高3と高1の
息子がおります。
それはそれは、
親の思い通りにはいかない
反抗的な子どもでした。
余計なことを言いすぎて、
無気力にもなりました。
発達科学コミュニケーションに
合わなければ、
今頃どうなっているか
本当にわかりません 苦笑
小さい頃から
数えきれないほど
人に迷惑をかけてはダメ!
と言い続けてきました。
ですが、
今心がけているのは、
どうしてやりたいのか
想いを聞くこと。
私の常識にはない、
突拍子もないことを
やりかねない、
エネルギッシュな我が息子たち。
味方を変えれば、
面白いし、斬新だし、
ストイックだし、味がある子。
私と価値観が
まるで違う子たちです。
だからこそ、
迷惑をかけてはならない
の続きの話をしたいなと
いつも、思っています^^