冬休みや年末年始になると、不機嫌、暴言、無気力、寝てばかり、反抗が強くなるこうした変化が目立つお子さんがいます。
実はこれ、ただの「冬のわがまま」ではなく脳の季節性ストレス(冬季うつ・脳疲労) が関係しています。
特に発達特性のある子や、日頃から緊張を抱えている子ほど冬のストレスの影響を受けやすいのです。
なぜ冬に子どもが荒れやすいのか?
日照時間の減少 → 気分の落ち込み(冬季うつ)
冬は、脳のセロトニンが低下しやすく、
・やる気が出ない
・朝起きられない
・イライラ
・過眠・過食
といった症状が出やすくなります。
これは大人だけでなく 子どもにも普通に起きる現象です。
長期休みで生活リズムが乱れやすい
予定がなくなることで、脳は“ダラダラ”モードへ。
それが不安や不機嫌を助長させます。
親戚・祖父母との関わりで緊張が高まる
やさしさのつもりで言われた言葉が、脳にとっては「圧」になることがあります。
冬は身体的ストレスも大きい
乾燥、寒さ、睡眠の質低下…これらも脳にとっては負担です。
つまり、子どもの行動悪化は「性格」ではなく「季節と脳の状態」の影響。
これを知っているだけで、親子の関係は大きく変わります。
冬は「脳を回復させるチャンス」
脳が疲れている時ほど、発達科学コミュニケーションの効果が大きく表れます。
それを私は、我が子の変化を通して深く実感しました。
【実体験】冬に“行動力が爆発的に上がった”次男の話
次男は、二次障害の症状で心が壊れかけ、中学校へ行かない選択をしました。
初めは、フリースクールや、居場所探しに翻弄した私でしたが、ある日、「そこへ行けるなら、とっくに学校に行ってる」と教えてくれました。
そこで、私は「無理に学校へ戻したり新たな居場所を探す」ではなく“お家で脳を育てる”ことを選んだのです。
目先のことを考えるのではなく、もっと先を見よう!10年後、どうなるのが彼に最適なのか?と考えた時、まだまだやり直せることはあると感じたからです。
すると、彼の中の“内発的動機”が目覚め始めていきました。
内発的動機とは、報酬や評価ではなく、興味や関心、やりがい、達成感といった内発的な要因によって行動が引き出されることです。
内発的動機に基づく行動はやりがいや達成感を得たいと言う気持ちが湧いて、自発的にで継続されやす特徴があります。
お家で脳を育てるとは、子どもが楽しいと思う行動、好きだからやる行動、自分からしている行動を私の好きとか嫌いで一切ジャッジせず、肯定し続けること、子どものやりたいを応援することだと思います。
一言で言うならば、できていないことに目をむけるのではなく、できていることを注目すること!
<できていないこと>
・学校に行く
・勉強する
・規則正しい生活
<できていること>
・カードゲーム(動画を毎日みては一人で並べて、相手がいると見立てて一人で遊んでいた)
・生きている(死にたいって言うことが何度もあった)
・ご飯を食べる(食べ方にムラはあってもスルー)
・時々歯を磨く(毎回ではないところはスルー)
・お風呂に入る(1日に何回も入ることはスルー)
いかがでしょう、親の見方を変えれば、できていないもできているに変化しているのです。
完璧でなくてもほんの少しでも、いいのです。
コツコツと続けること、1年。一時期は入院も視野に入れるほどだった次男は夢を持ち始めました。
「ママ、俺、来年、この大会に出たいんだ!」と言いながら動画を見せてくれたのです。
到底叶うわけない、ぶっ飛んだ夢を語ってくれた次男に、私は「いいね」と言うことができました。
そんな自分になれた、私に自分でも驚きました。
できるかどうかは別として、挑戦してみようと思えた次男が何よりも嬉しかったのです。
私がしたことはその夢を叶えるために、急かさず、余計なことは言わず、とにかく今している行動を肯定し続けただけ。
つい、余計なことをいいがちな私は自分自身にベクトルを向けて自分自身の夢を叶えることに集中しました。
▼ママが夢を持つと子どもも夢を持ち始めます。
暴力・二次障害に苦しんでいる親子でも、 夢見ても良いんじゃない?
●カードゲームで全国大会に出場する夢を叶えるために逆算で行動し始めた
好きなカードゲームの全国大会の出場権を獲得するためにほぼほぼ毎日他県へ一人で移動。
我が家は田舎です。全国大会に出場するには不利な環境であることに気づいてから目覚ましい成長を遂げました。
中3の12月だけでも移動距離は2800キロ!
電車代節約のために最寄駅ではなく、15キロ先の駅まで自転車で行き、週末は3日間周遊券を使い倒し、知らない土地でも自力で大会の“はしご”ができるほど計画力も行動力も育ちました。
●お金の管理もすべて自分で
大会の賞品を売って資金を作り、交通費・参加費のすべてを自分で工面。
そのために貰える商品を考えて大会にエントリーしているようでした。
もちろん勝てないと何ももらえないので、毎回入念に準備をしていました。
次男のお小遣いは月三千円だけ。お年玉やお誕生日なども有効に使い、どうすれば少ない資金でたくさんの大会にでられるかを計算していました。
●言語発達の遅れも改善
何を聞いても、知らん、わからん、忘れたとしか言わなかった子が、今では、相手にわかりやすく、論理的に話せる力まで身につきました。
大会にいく前にはどんな戦略で挑むのかを、帰ってからはどんなことがあったのか、親子の会話はカードゲームを通しての話題が大半でした。
と言っても私は、全くそのカードゲームに詳しくありません。だからこそ、よかったと今では思います。
なぜなら、私がアドバイスをすることは一切なく、いつも教えてもらうスタンスでいられたから。
その過程で、感情を言葉で表す力、トラブルを自分で解決する力も自然に育てることができました。
●そして全国大会に出場し、優勝
これは、「努力は実る」というとっておきの成功体験になりました。
これらは、学校に無理やり戻していたら絶対に得られなかった成長です。
▼その時の様子はこちら
学校に行きたくない時期に“お家で脳を育てる選択肢”は確かに「あり」
私はこの経験から、強く思っています。
学校に行きたくない時期がある子には無理に押し戻すより、お家で安心を育てることのほうが人生が大きく動き出すことがあるかもしれません。
冬はそのためのベストタイミングでもあります。
・日照時間の減少で脳が不安定
・人間関係のストレスが増える
・生活リズムが崩れやすい
こんな時こそ「家庭が安心の基地」になれると子どもは驚くほど立ち直ります。
冬にできる“脳がよろこぶコミュニケーション”
温かいコミュニケーションが冬季うつ・脳疲労からの回復を大きく後押しします。
・否定しない
・問い詰めない
・急かさない
・できていることを見つけて言語化する
・「あなたなら大丈夫」を渡す
・選択肢を渡して自分で決めさせる
大切なのは、できていないことに注目ではなくできているところに注目!
これができると、お子さんは必ずまた動き出します。
お母さんの関わり方が変わると子どもの脳は驚くほど早く動き出します。
もし今、冬の不機嫌・暴言・無気力が続いているなら一度、それは「性格」ではなく、脳が助けを求めているサインかもしれません。
私も、同じように悩み、苦しみ、試行錯誤した時期がありました。
だからこそ伝えられます。
脳に安心が戻ると、子どもは必ずまた動き出せます。
冬はその回復のスイッチが入りやすい季節です。
一緒に、お子さんの脳が動き出す“あたたかい関わり方”を体験してみませんか?
あなたのお子さんにも、あなたにも、必ず春が来ます。
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