今日からできる!ADHDグレーゾーンキッズの癇癪をやめさせたいお母さんに試してほしい”スルー技”

ADHDグレーゾーンキッズの癇癪や暴力・暴言に困っていませんか?周りに迷惑が掛かってしまうこともあるのでつい叱ってしまいますが、叱ることは実は子どもにとってご褒美になってしまうんです。そんな時は”スルー”がオススメです!
 
 

1.子どもが癇癪を起しているときに叱っていませんか?

 
 
注意欠陥多動性障害(ADHD)のお子さんが癇癪をおこしたり暴言・暴力などがあって困っていませんか?
 
 
やめて欲しい、好ましくない行動をお子さんがしたときはどんな対応をしていますか?
 
 
多分、日本のお母さんの8割…もしくは9割近く叱る、注意するという行動を取っているのではないでしょうか。
 
 
どうしてそんな行動を取るのかというと、知らず知らずの間にそれが正しい躾であり、正しい母親像だと刷り込まれてきているからです。
 
 
私たちの世代は、いけないと思われる行動をしたときはその行動を叱られて育っていますし、叱られることでその行動をやめたり、次はやらないようにすることが当たり前という感覚でいます。
 
 
 
 
しかもそれが当たり前と思っているので、子どもがそういう行動を取っているときに注意しないと周りから白い目で見られてしまったりします。
 
 
叱っているお母さんの中には、本気でイライラして叱っているわけじゃなく「これでいいのかな?」と疑問に思いながら対応しているお母さんもいると思います。
 
 
では、ADHDグレーゾーンのお子さんはどうして癇癪を起こしてしまうのでしょうか。
 
 

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2.ADHDグレーゾーンの子どもが癇癪を起こしやすい理由

 
 
ADHDグレーゾーンのお子さんが癇癪を起こしたり、暴言・暴力をしてしまいやすいのには理由があります。
 
 
ADHDグレーゾーンのお子さんには脳の前頭葉という部分の働きに苦手があり、気持ちのコントロールが苦手な場合があります。
 
 
脳の発達により起こっている苦手なので、そこは抑えて欲しいと大人が思っても本人の意思では難しいのです。
 
 
 
 
また、脳の発達の遅れにより自分の気持ちを上手く伝えられないというお子さんもいます。
 
 
気持ちを言葉で表現することが難しいために、今感じている嫌な気持ちだったり、やめて欲しいという気持ちを相手に伝えられず、分かりやすい癇癪や暴力といった行動に出るのです。
 
 
このように本人の意思でコントロールが難しいことに、大人が叱るという行動は、子どもに「自分はいけない子なんだ」というネガティブな感情を持たせるだけになってしまいます。
 
 

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3.息子に「普通」にして欲しくて叱っていた過去

 
 
実は、私も叱る・注意するという行動をする1人でした。
 
 
ADHDグレーゾーンの息子が転校がきっかけで学校でトラブルを起こすことが増えてしまい、毎日のように先生から電話がかかって来ていたからです。
 
 
電話が来るたびに、息子に「ちゃんとして!」と𠮟りつけていました。
 
 
そのころはまだ息子がADHDグレーゾーンタイプだとは知りませんでした。
 
 
なぜ息子がみんなと同じように「普通にする」ことができないのか理解できず、いくら𠮟っても変わらない息子に途方に暮れていました。
 
 
そのときの私は例にもれず「周りの子と同じように行動させるために息子を叱る・注意することは躾」だと思っていました。
 
 
今考えると、叱る行為はもちろん息子のためを思ってのことでしたが、自分が理想とする母親像になるための行いでもあった気がします。
 
 
息子の状態が悪くなってしまったことで、このまま叱っていくことが正解なのだろうかと疑問を持つようにようになりました。
 
 
とはいえ、癇癪や暴言・暴力は目立ちますし、対応に困ってしまうこともあると思います。トラブルの元にもなりやすいので、出来ればやめて欲しいですよね。
 
 
叱らずに癇癪を減らす方法があればいいのにと思ったお母さん、その方法、あります!
 
 

4. 子どもの癇癪が始まったら試してほしいお母さんが”スルーする”技

 
 
疑問を感じながらも叱ることしか出来ず悩んでいるお母さん達に試して欲しい方法は”スルーすること”です。
 
 
ADHDグレーゾーンのお子さんが癇癪や暴力などのやめてほしい行動を始めたら、全く気づいていないかのように、完全にスルーしてください。
 
 
「えっ!こんなに騒いでるのに、お母さん全く微塵も気づいてない!」と子どもに思わせるくらいの態度を貫いてくださいね。
 
 
ただし、目があったり、しっかりその行いを目撃してるけど知らないフリをするのはNGです。
 
 
また、大きな音を立てたり怒っている雰囲気を出すのも避けてください。
 
 
実は、お子さんが癇癪を起しているときに叱ったり注意する行動は 「自分に注目してくれている」というご褒美の感覚になってしまうのです。
 
 
それがたとえお母さんが本気で怒っていたとしても、残念ながら癇癪を起しているときのお子さんに内容は入っていきません。
 
 
スルーをしたらその後は見ないふりを続けながらもお子さんの行動をしっかり観察してください。
 
 
そして、その行動をやめたり、定着してほしいような行動を取った瞬間を見逃さずに褒めてあげてください!
 
 
 
 
良くない行動には反応せず、好ましい行動をしたら褒める、これを繰り返すことで、不思議とやめてほしい行動はなくなっていきます。
 
 
褒めることが難しいときは「落ち着いたね。」など実況中継で大丈夫です。
 
 
「あなたの良い行動見ているよ」と伝えることが大事です。
 
 
「本当にそんなことでやめるの⁈」と思われるかもしれませんが、この方法で段々とお子さんが自分で冷静になる方法を身に付けていきます。
 
 
騙されたと思ってまずは2週間、試してみてください。すぐには効果は見えませんので、気長に試してみよう~という気持ちで挑戦してみてくださいね!
 
 

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執筆者:水本しおり
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
 
 
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