音読が苦手でスラスラ読めないことが気になっていませんか?一文字ずつ読んでしまう「逐次読み」をする発達障害グレーゾーンの子は、目の動きや脳のはたらきなどが関係していることがあります。1年生にも簡単にできるお家でのサポート方法を紹介します。
1.おしゃべりは普通なのになぜか音読だけがたどたどしくなるワケ
お子さんがおしゃべりは何の問題もなくできるのに、文章を読むときに句読点とは関係のないところで区切ったり、一文字ずつ区切ってスラスラ読めない、ということが気になっていませんか?
関係ないところで区切るというのは、例えば「ゆうえんちへいく」という文章があった場合、「ゆ うえん ちへ いく」など、単語の途中で切って読んでしまうということです。
これは、単語をひとつのまとまりとして読めていないという状態です。
また、「ゆ」「う」「え」「ん」「ち」のように文字をひとつひとつ拾って一文字ずつ区切って読んでしまうことを「逐次読み」と言います。

このような状態は学習障害(LD)の場合によく見られる特徴ですが、発達障害の1つの注意・欠如多動症(ADHD)グレーゾーンのお子さんも音読が苦手でスラスラ読めない、ということが多いです。
そこでこの記事では音読への対策をお伝えしたいと思います!
どの年齢のお子さんにも応用できる方法ですが、特に音読の宿題が出始めてどうやって読ませようかと悩んでいる1年生のお母さんにおすすめです。
その前に、なぜこのような読み方になってしまうのかを次の章でお伝えしますね。
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2.ひたすら練習してもなかなかスラスラ読めないのはなぜ?音読が苦手になる原因
音読が苦手な子は、ただひたすら文字を読むだけでは効果があまり期待できない場合があります。
その理由のひとつとして、目から入った情報を処理する脳の部分(視覚野)の発達が関係し、目の動きが苦手になっている可能性があるからです。
どういうことかというと、ひとつひとつの文字は認識できているし、単語も言葉の意味も知っている。しかし文章になると文字をスラスラ読めない…。
その原因は眼球がチラッチラッと横に動いてしまい言葉をかたまりとして認識できていないのかもしれません。
そのため、文章をパッと見て単語として捉えられないので、変なところで区切る読み方をしてしまったり、一文字ずつ区切って読んでしまう「逐次読み」になってしまうのです。
また、跳躍性眼球運動という目の動きが関係している場合もあります。これは単語から単語へ視線をジャンプするときに使う目のはたらきですが、ここが苦手なためスラスラ読めない原因になっていることもあります。

このような状態だと、読んでいても意味が理解できていないため、ますます読むことに抵抗を感じる原因になります。
音読の苦手さゆえに書かれている内容が頭に入って来なければ、学びの面白さも半減しているかもしれませんよね。
また、ADHDグレーゾーンの場合は脳の前頭前野の発達がゆっくり進むため、理解力がほかの平均的なお子さんより遅いことがあり、文字を読むことや学ぶことに積極的になれないことも多いです。
学年が上がると学習内容が難しくなっていくので、お子さんにとっては傷つき体験をすることも増えてくるかもしれません。
自信をなくしてしまったり、学習が嫌いになってしまったり、学校へ行くこと自体がイヤになってしまったりすることもあります。
我が家のADHDグレーゾーンの息子も音読に苦手さがあり、読み間違えたり読み飛ばすことがよくありました。
その度に何度も注意をしていましたが、なかなか直らないので段々イライラしながら指摘するようになっていました。
そんなことが続いた結果、息子はすっかり勉強が嫌いになり怒って拒否するようになってしまいました。
発達障害などの特徴を持っているお子さんの音読の苦手をサポートする時には、お子さんがイヤな経験をしないような工夫を考えてあげることもとっても大切です!
では、お子さんが音読でスラスラ読めないなと気づいたら、おうちでどんな工夫やサポートができるでしょうか?
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3.音読が苦手でも文字がスラスラ読めちゃう!おうちサポート
今回は、簡単におうちでできるサポートを2つご紹介しますね!
◆マーカーで単語にしるしを入れる
1つ目は、単語の部分をマーカーなどでマーキングしてあげる方法です。
こうすることで、パッと見ても単語が一括りとしてわかるので読みやすくなります。
◆文節を線で区切る
2つ目は、文や単語の区切るところがわからないお子さんには「/」を入れるなどして、休むところがわかるようにしてあげる方法です。
「/」で区切ると、グッと読みやすくなります。
とくに2年生に進級すると、1年生のころには「わかち書き」といって文字の間をスペースで区切り見てわかるようになっていたものがなくなります。
文字が繋がって表記されるようになるので、この方法でわかりやすくしてあげることはとても有効です。
また音読が苦手なことがネックとなって内容が入らないということを防ぐため、教科書など授業でやるところを予習として一度読んでみることをオススメします。
読んでみて引っかかってしまうところには、マーキングや「/」区切りを入れておきましょう。
そうすることで、授業中みんなの前で読むときにも、間違えて恥ずかしい思いやイヤな思いをすることがなく過ごせますよね。
さらに、授業の内容も入りやすくなります。
このように、音読の苦手を知ることで、その子に合ったサポートをしていくとスムーズに学習に取り組みやすくなります。

しかし、そのような工夫をしていても、学校で傷ついてしまうお子さんもいらっしゃいます。
だからこそ、お母さん・お父さんがお子さんの一番の理解者となり、一番の応援者であって欲しいと思います!
「学校では嫌だったけど、やっぱり頑張ってみるか!」とお子さんを前向きな気持ちにさせるのは、お母さん・お父さんの関わり方次第なのです。
ご家庭で自信をつけてあげる関わり方や、音読の苦手を補うための親子の良いコミュニケーション!これが何より重要になっていきます。
音読が苦手で文字をスラスラ読めなくても、学ぶ楽しさを味わう方法はたくさんあります。
発達障害・ADHDグレーゾーンの特徴を理解して、お子さんの脳に合った学びのサポートを見つけていきましょうね!
音読が苦手な子の学ぶ楽しさを引きす方法は色々!こちらもあわせてチェック!
ADHDキッズは音読が苦手だと感じやすい!
それは、脳の仕組みと働きが関係しています
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執筆者:水本しおり
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
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