発達障害グレーゾーンキッズの「読み書きが苦手!」を変える、お母さんのサポート

読み書きが苦手な発達障害グレーゾーンのお子さんは読み書きに対して苦い気持ちを持っていることが多いです。なぜなのか、そこを理解することでお子さんに合ったサポートをすることができますよ!
 
 

1.読み書きが苦手なADHDグレーゾーンの息子にやった私の大きな間違い

 
 
注意欠陥多動性障害(ADHD)の息子は読み書きが苦手です。
 
 
読んで理解することと、書く力に苦手があるため、もう少し幼いころは漢字の書き取りにとても時間がかかっていました。
 
 
私の世代は、家庭でも学校でも『できないなら覚えるまで何度もやりなさい!』と教えられていた世代です。
 
 
それが普通だと思っていたので、この頃はなんの疑いもなく「100回書いて駄目だったら101回書きなさい!」なんて、どこかの熱血教師のように厳しく言っていました。
 
 
まだこの頃は息子がADHDグレーゾーンだとはわかっていませんでした。
 
 
息子がADHDタイプの特徴で読み書きに苦手があるとは思ってもいなかったので、この熱血を続けた結果、見事に息子を勉強嫌いにしてしまいました。
 
 
親としては、これから先、読み書きができなかったら困るのは息子…と焦ってどうにか読み書きの力をつけようと必死でした。
 
 
ところが、実はこの
『覚えるまで何度も書く』
『書けないことに注目して何度も注意する』
という対応が、息子には全く合っていなかったのです!
 
 

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2.お子さんは読み書きに苦手がありますか?まずはチェック!

 
 
発達障害グレーゾーンのお子さんが
「本を読まないなぁ」とか「音読が進まないなぁ」とか「字を書くのを嫌がるなぁ」とか
もしかして読み書きに苦手があるのでは…?と気になっていませんか?
 
 
 
 
まずは、お子さんの行動をチェックしてみてください!
□ ノートをきちんととっていますか?
□字がすごく汚いと感じませんか?
□宿題で読み書きを特に嫌がりませんか?
□板書や文字を書くのに人より時間がかかりませんか?
上のことがいくつか当てはまる場合は、読み書きに苦手がある可能性があります。
 
 
読み書きに苦手があると、身近な問題として「授業についていけないのでは⁈」と焦ってしまいますよね。
 
 
では、なぜ発達障害グレーゾーンのお子さんは読み書きが苦手なのでしょうか?
 
 

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3.発達障害グレーゾーンの子はどうして読み書きが苦手なの?

 
 
発達障害グレーゾーンのお子さんが読み書きが苦手なとき、一言で「苦手」と言ってもその原因はそれぞれ違います。
 
 
また、苦手の様子もお子さんによって様々です。
 
 
例えば目の動きに苦手があると、遠いところから近いところを見るときに目の働きを調整するのに時間がかかるため、板書が遅くなってしまいます。
 
 
書くことに苦手がある場合は、手の筋力・手の動きのコントロールの問題があります。
 
 
また、書きたいことを頭の中で整理してアウトプットすることが苦手な場合も、書くことが苦手となります。
 
 
 
 
読むことの苦手は、読むことに関係する脳の働きに未熟があることで、意味が理解できない、文字を集中して見られないなどがあります。
 
 
このように発達障害グレーゾーンのお子さんに読み書きの苦手が見られるときは、脳の特性から来ることがほとんどです。
 
 
頑張ったらどうにかなる、という話ではないのです。
 
 

4.読み書きが苦手なお子さんの苦い気持ちを理解する

 
 
そこで、お母さんに知っておいて欲しいことがあります。
 
 
それは、色々な原因で読み書きが苦手な子どもにとって、みんなと同じレベルで読み書きについていくのがとっても大変で、辛いことということです。
 
 
読み書き苦手のレベルも、頑張ればついていける子、頑張ってもついていけない子と様々です。
 
 
そんな中でも一生懸命やっていることを、
早くしなさい!ちゃんとやりなさい!もっと頑張りなさい!
と言われたらどうでしょうか?
 
 
頑張っているのに、わかってもらえないと悲しいですし、余計に読み書きが嫌いになってしまうかもしれません。
 
 
板書が苦手な子どもは、書くのに精一杯で、授業が全く聞けないということもあります。
 
 
それではなんのために授業を受けているのかわからなくなりますよね。
 
 
 
 
このように、読み書きが苦手な発達障害グレーゾーンのお子さんは苦手ゆえに、自分の思い通りに行かなかったり、必要以上に注意されてきていることで苦い気持ちを持っていることが多いです。
 
 
そこを側にいるお母さんが理解してあげて欲しいと思います。
 
 
そして読み書きに苦い気持ちを持っているお子さんが、今すぐ読み書きをすんなり受け入れられる状態かどうかを観察してみてください。
 
 

5.苦手を抱えるお子さんのためにやって欲しいお母さんのサポート

 
 
読み書きの苦手については、その苦手によって専門的に支援できる方法がいくつかありますが、まずはその支援を受け入れるお子さんのモチベーションが必要です。
 
 
いくら効果的な方法であったとしても、お子さんがやる気を持てていなかったら効果はあまり感じられなくなってしまうからです。
 
 
そこで、お子さんが受け入れるのが難しそうだと感じるときは、お母さんにはまずお子さんが『これくらいならやれそう!』と思えるようなサポートをしてあげて欲しいと思います。
 
 
例えば、私は息子のADHDグレーゾーンの特徴を理解してもらえるように先生に伝えて行きました。
 
 
ノートの綺麗さを求めないようにしてもらう
ノートを取るのが難しいときに取らなくてもいいような対策を考えてあげる
(例 プリントを用意してもらう)
 
など、息子が取り組みやすいように相談して読み書きのことで苦い思いが増えないようにしました。
 
 
そのため息子は授業中のノートをほとんどとっていませんが、先生は注意することはせず静観してくださっています。
 
 
苦手具合が強そうだなと感じていて、発達障害グレーゾーンの特徴からだと考えられるときは、宿題や課題などの量を先生に相談してみたり、お家では半分くらい手伝ってあげるのも一つの手です。
 
 
ポイントは読み書きのハードルを下げてあげることです。
 
 
これくらいなら自分にもできそう!と思えれば、やってみようという気持ちができてきて、モチベーションを上げることができます。
 
 
 
 
我が家の息子も、注意されることが減ったことでやる気を取り戻すことができました!
 
 
今では読み書きが苦手だった息子が、作文で褒められるようになるという成長が見られています♪
 
 
発達障害グレーゾーンのお子さんが読み書きが苦手そうだと感じているお母さんは、是非お子さんのやる気が出るハードルの高さの設定で環境を作ってサポートしてあげることを意識してみてくださいね!
 
 
 
 

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執筆者:水本しおり
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
 
 
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