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「またどもったらどうしよう?」吃音の予期不安
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吃音や発達特性はなくすべきもの
なのでしょうか?
できればない方がいいと
思われる方が大半だと思います。
でも、
この「なくすべき」という考え方が、
実は、問題を深刻化させる!
ということがあるので要注意なんです。
その一つが吃音の予期不安です。
この予期不安とは、
どもって失敗した場面と
同じような場面で
「またどもったらどうしよう?」
と話すことが怖くなることを
言います。
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どもるかどうかは
話してみるまでわからないのですが、
この否定的に考えてしまう気持ちが、
不自然な話し方を生み出していきます。
吃音は話し方の工夫を
重ねれば重ねるほど
症状が慢性化していきます。
この否定的な感情から出てくる
「考え方の癖」がなくなれば
どもってもどもらなくても
話すことができ、
不要な心配をせずに済むんです。ㅤ
世の中にはどもっても
「何回か話すうちの1回だから
気にならないよ」
という方もいます。
考え方を選ぶのは本人です。
つまり、考え方は自由なんです。
変えることができるもの、
ということですね。
「どもってはいけない」
「スラスラ流暢に話せなければいけない」
という価値観さえ植え付けなければ
この「考え方の癖」は
生まれずにすみます。
もし、すでにそのような
「考え方の癖」がある子には、
「吃音は気にしないでしゃべってごらん」
なんて表面的な対応しても、
そう簡単にはいきません。
本人が考え方を変えよう!
と思うきっかけを与えて
あげるしかないですよね!
そのためしてほしいことが、
その子の素晴らしいところ、
好きなところをいっぱい肯定して
好きなだけさせてあげてほしいんです。
行動すると脳は発達します。
脳は聞いたり、読むことでも
発達しますが、
行動している時に最も
効果的に発達していきます。
自分で考えて行動し、
その結果からまた新たな気づきを得て、
inputとoutputを繰り返すことが
できるからですね。
好きなことをたくさんして
脳が発達し、
自信が育つと
「どもったらどうしよう」
という話し方への注目は
薄れていきます。
自分の話し方に注意がむかず、
他のことに没頭できたら
吃音は自然と離れていきます。
子どもの吃音をよくしたい!
と思ったら遠回りに
感じられるかもしれませんが、
好きなものに没頭させて
子どものやる気を引き出すことです!
それを最短で叶えるのが
発コミュにあります。
発コミュ親子を増やして
秘めた才能を開花させる子どもたちを
増やすことが私の夢です。
みなさんも自分やお子さんの
考え方を柔軟にして、
吃音や発達特性にとらわれない
自分らしい生き方を
見出していきませんか?
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