吃音×発達凸凹キッズに直接指導するのではなくママに学んでもらう理由

脳を育てる

今日は私が、
言語聴覚士ではなく、
発達科学コミュニケーションの
トレーナーになった経緯を
お話します。

もともと言葉の専門家
として病院に勤務
していましたが、

大学病院にいた時は
言語聴覚士(ST)に
絶望していました。

「なんでSTになったんだろう?
もう辞めたい」

って毎日思っていました。

脳外科病棟や
神経内科病棟などで

脳外傷後の方を担当しても、
脳出血後の保存療法の方を
担当していても、

これって私の
リハビリの効果なの?
と思うことが
多かったからです。

基本的に術後の脳は
むくんでパンパンです。

出血後の患者さんの脳も
血液が引くまでパンパンです。

そんな脳は、
損傷したところ以外の機能も
うまく働かなくなります。

そのむくみが引いてくると
徐々に本来の機能が
見えてくるのですが、

できなかったことが
できるようになった
ようにみえても
それは私のリハビリ効果
ではなく、

術後のむくみが
引いただけのこと、
のようなことがあるからです。

患者さん全員が
その状態というわけでは
ないのですが、

自分が担当している
患者さんの中には、

脳の状態を考えた時に、
今はまだ言語訓練よりも
もっと他のことを
やってあげたいな、
と思うことが出てくるわけです。

なぜなら、
脳の機能にはレベル
があるから!

言葉の機能を発揮
させるためには、

まずはしっかり
脳を覚醒させること!

情報をインプットして
何に注意を向けるか
取捨選択できること!

興味・関心を示すなど
情動が機能すること!

そんなことが大事
だからです。

脳がボ〜ッと
寝ている状態、

目や耳から入る情報を
上手に選択できない状態、

感情が動かない状態では
言葉も出てきません。

だから、私はどんどん
言語聴覚士じゃ
なさそうなことを
するようになりました。

そこからが私の
「変わったST」
と言われるようになった
歴史の始まりです。

大学病院を辞めて
一般の病院に転職
してからはもっと
STっぽくなくなって
いきました。

勉強会も
理学療法士や作業療法士など
他職種のものにも
顔を出すようになり
「何者?」状態になりました。

私が長女を妊娠し、
産休に入る頃、
担当していたママから
言われた言葉が、

「次はどんな先生ですか?
おざわ先生みたいな先生
いないですよね、、、。

おざわ先生みたいな
先生がいいんですけど、、、。」



なんか褒めてくれているようで、
普通に褒めてくれてるのとは
違う雰囲気を感じました。



そこで、

「と言うと、つまり???」

と伺ったら、言いづらそうに

「変わってるっていうか、
普通じゃないですよね!
STの先生っぽくない(笑)」

と、とうとうママにも
言われてしまいました。

一生懸命隠していたのですが、
勘の鋭いママさんにはすぐ
ばれていました。。。

そう!
言語障害って吃音以外にも
色々あるのですが、

言語検査をして
苦手なところを見つけて、
苦手を克服するための
アプローチって
つまらなくて嫌なんです。

そこがたとえ
良くなったからと言って、
毎日、患者さんが
つまらなそうに、
嫌そうに言語訓練に
取り組んでいたら
嫌なんです!

言葉を得意に
なりたいのって
人生を楽しみたいから!
だと思っています。

その人がハッピーに
ならなければ意味がない。

だったら、
言語聴覚士って枠に
とらわれて、

自分でも「つまんないな〜」
と思う訓練をするよりも、

その人にとって
本当にこれをしたら
あなたの人生最高になるよ!
っていうものに繋がる
ことをしたい!

大人の患者さんからは、
私の訓練室は、

「スナックおざわ」

と言われ、

子どもたちには、

「先生、聞いて!見て!」

と自慢をするところに
なっていきました。

なぜなら、
言葉って「話したい!」
という感情がなければ
発達していかないからです。

とうとう、
噂が広まり、
大卒後1年目の研修医も
夕方になると私の訓練室に
くるようになりました。

夕方からは

「カウンセリング室おざわ」

になっていったのです。

「話したい」という意欲から
スタートするためには、
どんな声かけがいいのか、
どんな態度がいいのか、

それって相手の脳を知り、
自分の脳を知ることから
始まります。

人の脳はその時の体調や
状態によって毎日変わります。

それを読み取る力がついたら
その人の本当の力を引き出す
ことができるようになります。

私は、子育てをするママたちに
その知識を身につけて
いただきたいのです!

大人の常識で、
「子どもに〇〇しなさい!」
と上から教え込むのではなく、

子どもの脳の状態、
発達レベルに応じて、

その子が1番理解しやすい
言葉とタイミングで
スッと脳に届く声かけをして、
子ども本来の力を伸ばすママが
増えてほしい!

そうすれば
吃音もその他の子育ての悩みも
解決できるから!

そして、脳機能全体を
発達させるために
センターピンとなる「言葉」
を上手に発達させるママ
と一緒に吃音に悩む親子を0にする!
夢を叶えたい!

と思っています。

学びを深めて
人生を楽しむ大人と子どもを
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興味のある方は
私に会いにきてください^ ^

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