「この話し方もうやだ…」と打ち明けてきた小学生の吃音キッズとそのママのストーリー

お家で吃音をよくする対応

「どもっていても、
この子は明るいし、元気だし、
きっと大丈夫」

そう思ったことは
ありませんか?

Oさんは、
吃音について、
自分なりにネットや本で
調べたり、

園の先生や、
かかりつけの先生に
相談して、

「小学校に上がる頃までに
よくなる子もいますよ」

とポジティブな返答を
もらったことで、

「そうか。
じゃあ今は様子を見よう。

小学校に上がっても
よくならないなら、


その時、考えよう。」

そんなふうに、
前向きに捉えていた
ママでした。

実際、娘ちゃんは、
どもっていても明るくて、
元気で、かわいくて、

ママは娘ちゃんのことを
ちゃんと愛せていました。

吃音があるからって、
この子の全部が
かわいそうなわけじゃない。

どもっても、
この子らしく
育ってくれたらいい。

Oさんは、
そう思っていました。

ところが、
年齢が上がるにつれて、
少しずつ娘ちゃんの様子が
変わっていきました。

前よりも、
話し方を気にするような
素振りが見え始めたのです。

言葉を言い換えたり、
何か話そうとしたのに、
「やっぱりいいや」
と話を逸らすように
なりました。

Oさんは、
「なんだろう?」
と少しひっかかる感じは
あったそうですが、

Oさん自身が
吃音のことをそれほど
心配していない方だったので、

この時点では、
吃音を気にし始めているのかも、
ということはまったく
想像もしていなかったそうです。

そしてある日、
小学2年生の娘ちゃんが
ママに言いました。

「なんで私だけ
 こんな話し方なの?

 この話し方、もうやだ…」

その一言を聞いた瞬間、
ママの思考は停止しました。

なぜなら、
その頃には、家でも
学校でもほとんど
どもっていないと
思っていたからです。

娘ちゃんの症状は、
詰まって声すら出ない
「難発(なんぱつ)」
がメインになっていました。

音の繰り返しの
「連発(れんぱつ)」
「ああああのね、、、」
や、

音の引き伸ばしの
「伸発(しんぱつ)」
「あ〜〜〜〜のね、」
は、

音として”現れる”ので、
周りの人も
「どもっているな」
と気づきます。

ですが、難発は、
音として出てこないですし、

本人がタイミングをはかったり、
言葉を置き換えて話すのが
上手になると、

周囲の人はどもっているのか
どうかもわからなくなって
いきます。

後にわかったことですが、
その日、娘ちゃんは
学校で難発だけでなく
連発が出てしまい、

クラスのお友達に
「ああああああ明後日だよ」
と真似されてしまったそうです。

真似をしたことを
誰かが笑ったわけでもない。

一瞬の出来事で
終わったのですが、

それは彼女の脳に
忘れられない記憶として
残るには十分な事件でした。

これまで、
明るく元気に振る舞って
必死に隠していたのに、

その日は、
それすらもできなく
なっていたのです。

Oさんは、その時はじめて、

「大丈夫だと思っていたのは、
私だけだったのかもしれない。

どもっても明るいから大丈夫。

元気だから大丈夫。

この子はこの子らしく
育っているから大丈夫。

そう思っていたのは、
私だけだったのかもしれない。

娘は娘で、
ずっと自分の話し方を
気にしていたのかもしれない。

自信をなくしていたのかもしれない。

本当は苦しかったのかもしれない。」

そう気づいた時、
ママは改めて吃音について
調べ始めました。

小学校に上がって
辛い想いをするようなら
何かしてあげようと
考えていましたが、

行政や大学病院など
様々なところに
あたってみたものの、

病院では、
「高校生以上しかみれません」

ことばの教室では、
「吃音は治るものではないので、
 治すつもりでは来ないでください」

と言われ、
できることが
ほとんどないことに
気づきました。

「吃音を受け入れよう」

そんな言葉を、
娘ちゃんに言える気が
しませんでした。

だって、
この体に産んだのは私。

この話し方で苦しませているのは、
私なのかもしれない。

もう一度お腹に入れて、
産み直してあげたい。
(私もコレ↑何度も思いました)

そう思うほど、
自分を責めるようになりました。

もし、今、このメルマガを
読んでいる方に
同じような状況の方がいたら、
大事なことがあります。

ママがママを責める
ループに入っている間は、
吃音はよくなりません。

私は娘が吃音2年目に入った時、
半年間このループにいました。

この期間は、
何をやってもうまく
いきませんでした。

むしろ、もがけばもがくほど
うまくいかない方向に
進んでいきました。

Oさんも突然このループに入って、
抜け道を見失っていました。

娘ちゃんのいいところも
可愛いところも
たくさん知っていたのに、

吃音と向き合い始めると
いつの間にか
見失っていくんです。

だから、
もう吃音と向き合うのを
やめてもらいました。

Oさんには、
以前のOさんに戻って
もらいつつ、

もう一つ強みを付け足して
もらいました。

それは、
発達科学コミュニケーションを学び、

娘ちゃんの吃音や
「できていないところ」ではなく、

娘ちゃんらしいいいところ、
好きなこと
夢中になれること、
強みの芽を見つけたら、

すぐに言葉にして聞かせる
ことをしてもらいました。

すると少しずつ、
Oさんの目に映るものが
変わっていきました。

娘ちゃんは、
吃音のあるかわいそうな子
ではなかった。

好きな世界を持っている子。

面白い視点を持っている子。

夢中になると、
目がキラッと輝く子。

自分なりの感性で、
世界を楽しめる子。

ママは、
娘ちゃんの好奇心を伸ばすために、

アニメの推し活を
親子で一緒に楽しむようになりました。

娘ちゃんと一緒に、
娘ちゃんの好きなキャラクターの話をする。

この場面の好きなポイントを話す。

娘ちゃんの考えを面白がる。

一緒に盛り上がる。

親子の会話が、

ちゃんと話せたか。
どもらずに言えたか。
ではなく、

何が好きか。
何を感じたか。
どんな世界に
ワクワクしているか。

に変わっていきました。

すると、
娘ちゃんは好きな話題の時は
まったくどもらず、

スラスラと饒舌に話すことが
わかってきました。

すると、
ママの中でも変化が起きました。

吃音を悲観すること。

娘ちゃんを憐れむこと。

「かわいそう」と
思いながら見ること。

それがだんだん、
バカバカしくなって
いったそうです。

なぜなら、
娘ちゃんの未来を
信じられる材料が、
ちゃんと見えて
きたからです。

吃音を見ないようにしたから
変わったのでもありません。

話し方だけを心配する目から、

この子の好き、
強み、
好奇心、
未来を見る目に変わったこと。

そして、
ママの関わりが変わったこと。

そこに理由があります。

「このままでいいのかな」

そう感じているママへ。

その違和感は、
ママが弱いから
出ているものではありません。

本当は、
わが子を吃音だけで見たくない。

「吃音を受け入れよう」で
終わらせたくない。

この子の未来を
信じられるママになりたい。


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明日は、

園でも学校でもいい子だった
5歳の吃音キッズが、

「いやだ」を言えるようになって、
吃音がよくなってきたお話をします。

いい子の吃音ほど、
本当の困りごとが
見えにくいんです。

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