「このまま言語訓練を
続けた方がいいですか?」
これは、私がこれまで
何十件も受けてきた相談です。
子どもが訓練を
嫌がるようになった。
長く通っているのに、
吃音がよくなっている実感がない。
その時間を、
親子で好きなことをして過ごす方が
この子のためになる気がする。
そう感じながらも、
「ここでやめたら、
また再開したくなったら
みてもらえないのでは?」
そんな不安から、
やめることもできず
変わらない現状を過ごす。
続けるのも不安。
やめるのも不安。
どちらを選んでも、
あとから後悔する気がして
決められなくなってしまうんです。

私も言語聴覚士として、
娘の吃音をよくしたくて、
できないところを見つけては
ことばの練習をしていた時期が
ありました。
当時の私は、
専門的な訓練を続けることが
娘のためになると信じていました。
ところが、ある時から
こんな疑問を持つように
なりました。
この時間は、娘の脳に
どんな経験として
残っているんだろう?
「うまく話せるように
なるために必要な時間」
なのか。
それとも、
「私は、うまくできないから
直さなければいけない」
と感じる時間になっているのか。
ここが、私の吃音への見方が
大きく変わった分岐点でした。
大切なのは、
言語訓練を受けているか、
受けていないかではありません。
その支援や関わりによって、
子どもの脳に
どんな経験が積み重なって
いるかです。
「また、うまくできなかった」
「話すと直される」
「ここでは失敗できない」
そんな感覚が重なると、
脳がその場面を
避けたいものとして
学習することがあります。

一方で、
「自分の話を聞いてもらえた」
「言いたかったことが伝わった」
「失敗しても、もう一度
やってみようと思えた」
そんな経験が重なると、
子どもの中に
話すことや挑戦することへ
向かう力が育っていきます。
言語訓練そのものが
悪いという話ではありません。
見る場所を、
「通い続けているか」
「正しい支援を受けているか」
から、
「その時間を過ごしたことで、
この子は自分のことばで
もっと話してみたいと
思えているか」
へ変えてほしいんです。
吃音は言語障害です。
ですが、それを
治そうとすればするほど、
「どもりたくない」
という想いが
脳に負荷をあたえ、
どもりやすくなる
という反応を起こすことがあります。
だから、
訓練を続けるか、やめるか。
学校に何をお願いするか。
今からでも変わるのか。
その答えは、
年齢や吃音の重さだけでは
決まりません。
今、子どもの脳が
何かにブレーキを
かけている状態か。
どもったり、
失敗しても
「やってみよう」
が動き出しやすい状態か。
そこが見えると、
ママは誰かに正解を
決めてもらうのではなく、
わが子に必要な次の一手を
自分で選べるようになります。

明日のセミナーでは、
・吃音を根本解決するために
本当に大事なことは何か、
・今の支援が、子どもの力に
つながっているかを何で見極めるのか
・家庭だからこそ増やせる、
話すことと挑戦することへの経験とは何か
をお話しします。
すでに参加を決めて
くださっている方は、
今、迷っていることを
一つだけ持ってきてください。
明日は、その迷いを
「わが子の場合は、
ここを見ればいい」
という判断軸に変えて
持ち帰っていただきます。
今回、日程が合わなかった方、
あるいは、申し込みそびれて
しまった方は、
追加開催日をご利用ください。
8月21日(金)13:00~
8月28日(金)早朝5:30~
9月1日(火) 10:00~
@Zoom 60分 無料
▼セミナーの詳細はこちら
https://www.agentmail.jp/lp/r/24956/192759/
明日、お会いできることを
楽しみにしています。

