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Vol.332
時間を意識するのが苦手な吃音×発達凸凹キッズにはコレ!
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「10分後に出るから
お支度してね〜!」
と声をかけても
なかなか動き出さない、
という子いませんか?
発達凸凹の子によくみられる
お悩みに、
時間感覚の希薄さ
というものがあります。
時間は眼に見えるものではなく、
何かをしている時に同時に
気にかけるものなので、
何かに集中すると
周りが見えなくなる子や、
他のことに気がそれたら
すっかり時間のことを
忘れてしまうという子には
難しいことなんです。
時間感覚が希薄なまま大きくなると、
生活リズムが乱れることにもつながり、
寝不足で疲れがたまり、
失敗を繰り返すという
負のスパイラルにはまる子もいます。
ですから時間感覚を育ててあげる
ということは大事になります。
一般的によく知られているのは、
目でみてわかるように
タイムスケジュールを
壁に貼ってわかりやすく
してあげるものです。
またはホワイトボードに
段取りを絵や文字で示し、
終わったらマグネットを
裏返して「できたね!」と
1回1回成功体験を味わえる
仕組みを作るなどもあります。
しかし!中には、
そのタイムスケジュールすら見ない!
ホワイトボードのマグネットも
裏返してくれない!
という子もいます。
我が家の長女はそのタイプでした。
次女は喜んでマグネットを
裏返してくれるタイプですが、
その子によって好みがあります。
長女のように視覚刺激で
動かない子は、
自分から動きたくなる
好きなものと時間の約束をセット
にします。
例えば、おやつの時間を
楽しみにしている子なら、
「15時だからおやつ〜!」
ときたら、
「時間よくみてたね!」
と時間を気にかけたことを
肯定します。
本人の好きな活動と絡めて
時間を意識できていることを
肯定し続けます。
そうすると、次第に
他のことでも時間を意識して
行動できるようになっていきます。
その時にやってはいけないことが
子どもが喜んでやらないことと
時間の約束をセットにすることです。
ついつい親としては、
「17時までに宿題終わらせてね」
と親都合で時間の約束を
決めてしまいがちです。
本人が宿題が好きなら良いのですが、
好きではない場合は
時間を守ろう!という
モチベーションがわきにくく、
約束通りできないことが増えて
失敗経験が増えていってしまいます。
まずは「してほしいこと」よりも
「時間を意識する」ことを目標に、
本人の好きな活動と結びつけて
時間感覚を育ててくださいね^ ^
明日は体感的に時間感覚を
育てる遊びを紹介しますね。