HSCの子どもの育て方の新常識⁉文句や不満を言わせた方が発達しやすい子たちがいます!

HSCの子ども達の中には繊細すぎて、自分の気持ちを言えない子がいます。自分を押し殺したまま大人になってしまったら大変です!普通だったらやってはいけないことでもHSCの子どもにはプラスになる⁉そんな育て方の新常識をお伝えします。

1.子どもに文句や不満を言わせていいの⁉

子どもが文句や不満を言わないと私たち大人は「いい子」と思い込んでしまいますが…

実は、文句や不満を言った方が発達しやすい子たちがいます。

今回は、そんな大人の常識をくつがえす「伸ばし方」をしてあげたい子についてお話をします。

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2.SOSを出せないHSCの子どもの育て方

凸凹キッズや繊細キッズはコミュニケーションに課題を抱えている子が多いですがそのお悩みのあらわれ方はさまざま。

今日は「自分が感じている不満や不安を、言ってはいけない」と感じている子たちについてお話ししますね。


みなさんは、
HSC(Highly Sensitive Child)という言葉を聞いたことがありますか?

感覚や人の気持ちに敏感で傷つきやすい子どものことを表しています。


空気を読めるし、
思慮深いし、
やるべきことはやる、


いわゆる「いい子」なので、
大人からしたら問題がないと勘違いされやすいのですが実際は、大人の油断とはウラハラに子どもたちのエネルギーはどんどんすり減っていく

それがHSCの子たちです。


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完璧にやらないといけないと思い込んでしまいできていない自分を責めてしまう。
・空気を読みすぎて疲れてしまう。
・「嫌だ」「やりたくない」などのネガティブな発言はしてはいけないと思い込んでいる。
・自分の気持ちを言わない言えない

だから、心のコップが溢れてしまい疲れ切ってしまう。ある日突然、学校に行けなくなってしまったりするわけです。HSCは、本などではよく生まれ持った気質と表現されます。

病気でもない、障害でもない。


だから、何もしてあげなくても大丈夫か…というとそんなことはありません。


発達科学コミュニケーションでは発達障害があるか、ないか、診断があるか、ないか、よりも
子どもの困りごとが日常生活に出ているかどうかに注目をしています。

子どもが辛いならその辛さを解消してあげて、元々持っているチカラを伸ばしてあげることで、自信をもって自分と向き合い自分の人生を歩んでいけるようサポートしてあげたいからです。

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HSCとASDはよく似た困りごとを抱えています。ASDっ子は支援があった方が良くてHSCは支援がなくても良い、なんてそんな区別はできませんよね!

生まれ持った気質という部分に注目されやすいHSCですが性格の半分は生まれつき、残りの半分は経験環境などによって形成されると言われます。

なので、どうやって、私たち大人が関わってあげるかによって、子どもの辛さは変えてあげることができるのです。

だけど「こうしたらいいよ!」を教えてくれる情報はとても少ない。

だから、ひとあし早くパステルジャンプの勉強会「みんなの未来創造プロジェクト」では、HSC子育てにチャレンジしてさまざまな工夫をしてきたママと一緒に「こうしてみようよ!」というディスカッションを繰り広げています!

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個別相談会でお悩みを伺っていても登校しぶりや不登校キッズの中にHSCの困りごとを抱えているお子さんも多いです。


その中でも特に気になるのが、


空気を読みすぎて

自分の意見を言えない、

もっというと、「辛い」とか「学校が嫌」とか言ったら大人が困るから言ってはいけないと思い自分の本音を語らなくなってしまっている子たちです。


SOS
すら出せなくなっている状態。

「嫌い!」「イヤだ!」なんて言わないほうが「いい子」と大人は思ってしまいがちですが、実はこんなネガティブワードをしっかり認めてあげることがHSCの子たちが発達しやすくなる第一歩なのです。

そのためには、ママのスタンスをガラッと変える必要があるのでちょっぴり大変なのですが、経験や環境によって子どものチカラを伸ばしてあげられるなら、トライしてみる価値があると思いませんか?

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3.ネガティブワードも褒めちゃおう!

パステルジャンプ勉強会でパステルジャンプリーダーのすずき真菜さんがこんなエピソードをシェアしてくださいました。

ーー

息子は不安が強くて、なかなか自分の気持ちを伝えられない子だったのですが、

以前、発達の専門家にかかったときに、

「40代の会社員のおじさん並みに仮面をかぶって、相手に気をつかっていますよ

と言われました。

そんなに自分の気持ちにフタをしていたんだ…と私もその時はじめて息子の繊細さに気づかされました。

発コミュを実践した今では息子は、自分の不安や嫌なことをちゃんと言葉にして伝えてくれるようになっていますが、その当時はさすがに驚きました!!

ーー

こんな、びっくり!のエピソードを語ってくださいました。

すずきさんの息子さんが「自分の気持ちを伝えても大丈夫」と思えるようになるために、すずきさんがおウチで実践してくださったのは、

『家の中では「嫌だ!」と言ったらそれすら褒める』作戦です。

あのお友達が苦手だ…
あの先生が嫌いだ…

なんて子どもが言うと、私たちは「そんなこと言っちゃダメ!!」と反応してしまいがちですが

「嫌だ!」と言えたことを受け止め、認め、ほめる。

「ネガティブな反応をしてもいいんだ!」ということを親子の対話で学んだお子さんは、

自分の「嫌だ」「不安だ」という気持ちをちゃんと表現できるように成長していきました!

私たち大人が無意識に発している「そんなこといったらダメ」のメッセージが繊細・敏感キッズの気持ちにフタをしてしまうことがあります。

『ネガティブワードも褒める』


こんな、新常識で繊細・敏感キッズの心の扉を開いてあげてくださいね。

執筆者:清水畑 亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

繊細すぎてちょっと困っちゃうお子さんへの向き合い方のヒントがわかります!

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