反抗期を”成長”に変えるために10歳から育てたい2つの脳!

思春期の脳を知れば
反抗期も戦略的に
成長のチャンスにできる!

についてお話しします。

 

前回のメルマガで
中学校生活の壁、について
お話をしました。

思春期のつまずきには
環境という要因のほかに

もう1つ、子どもたちの発達に
影響を与えるものがあります。

それが「2つの脳の役割」です。

ちょっとマニアックな
お話しになりますが

思春期を成長のチャンスに
かえる関わりのヒントですので

ぜひチェックしてみてくださいね^^

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2つの脳とは?

1つは「喜怒哀楽」を
コントロールする感情の脳

もう1つは「思考・判断・指令」を
する理性の脳

 

この2つの脳はつながりが強くて
連携をとりながら
バランスをとっています。

私たちの日常を切り取ってみても
それがよくわかります^^

例えば

「シゴトでうっかりミスを
 してしまった」としましょう。

その時に、落ち込んだりするのは
感情の脳がはたらいている証拠。

一方で、次からどうしようかと
考えるのは理性の脳の役割。

感情の脳の”アップダウン”
理性の脳で”クールダウン”させて
バランスをとっているのです。

赤ちゃんのうちは
感情の脳がメインで
働いていますが

大きくなるにつれて
理性の脳も育っていきます。

 

ところが、思春期という時期は
その2つの脳がバランスを
とりにくくなります。

感情の脳が活発に働いて
ちょっとオーバーヒート気味に
なってしまう時期なのです。

良い、悪い、ではなく
そういう時期なんですね。

お母さんからしたら
お子さんが反抗期に突入して
どう接していいかわからない…
と感じることって多いと思います。

私も、発コミュに出会う前は
息子に反抗的な態度をとられたら
感情的に反応していました。

ですが、それで、
息子のイライラや暴言が
落ち着くことはなく

余計に
やることをやらない、
ルールを守らない、

そんな状態に火をつけて
しまっていました。

それはなぜなら…
感情の脳をさらに刺激していたから
だったんです…!!

 

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では、思春期の脳を知ったママが
どう対応すればいいかというと

 

「感情の脳を
 ネガティブな”興奮”
 から遠ざけてあげる」こと。

感情の脳をイラッとさせると
理性の脳の活動はSTOPしやすい。

だから、怒ったりお説教をして
「正しいこと」や
「こうあるべき」の話を
しようとしても

子どもたちには通じなく
なっちゃうんですね^^

ママが頭を悩ませている
「自分で考えて
 動けるようになって欲しい」
などの願いも

実は、理性の脳が
コントロールすることなので

感情をイラッとさせずに
上手に理性の脳に届けてあげる、
つまり上手にバランスをとってあげることで

はじめて子どもたちの
行動につながっていくんです^^

思春期に起きていることが
わかってくれば
対策もとりやすくなりますよね。

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そして、今日はここでは終わりません。
私からもう1つの提案があります。

思春期の対応策はあるけれど
やっぱりその時期になってから
対応をしようとすると
それなりに大変です。
(私が経験者ですので^^)

 

だから「思春期を迎える準備」
を高学年からスタートしましょう!

感情の脳がグーンと興奮しやすい
時期にはいる、ちょっと前に

①お子さんをイラッとさせない
 声かけをマスターする

②思考や行動を起こしやすい
 声かけをマスターする

これをやっておけると
感情の脳も、理性の脳も
成長させてあげた状態で
思春期を迎えられるので

思春期のゆらぐ時期を
乗り越えやすくなります^^

反抗期を迎える時期の脳を知れば
毎日の関わり方は
とってもシンプルです!

次回からは、
中学生になって自信をもって
過ごしていけるようになるために

子どもに授けておきたいチカラ
についてお話ししていきますね。

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