きょうだい喧嘩にうんざりなお家で効果テキメン!喧嘩を仕掛ける子と我慢する子への対応策!

きょうだいげんかは小学校高学年にもなるとハードでお母さんにとっても悩みの種。何度言っても一方的にけんかを仕掛ける子どもにうんざりですよね。子どもが喧嘩をしかけるのも理由があります。子どもそれぞれの対応でケンカがなくなるコツをお伝えします!

1.もう、うんざり…今すぐやめさせたい!きょうだい喧嘩

きょうだいがいる家庭では絶対に起きるであろう、『きょうだい喧嘩』

小さな頃はお母さんが仲裁に入ることで止めることができていたのに、成長とともに子どももパワーアップしてきて全然やめさせられない!とお悩みではないですか?

きょうだいが、ギャーギャー言い合いをしていたり、暴力が出てどちらかが泣き出したり、物が壊れたり…

子どもの怪我、家の破損なども心配になってきます。

「どうしたら止めさせられるの?もーうるさい‼」と叫びたくなりますよね。

今回は、けんかの原因を見定めてけんかをしなくなる方法に加えて、子どもがけんかで一回り成長した我が家の体験談をお伝えします。


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2.きょうだいげんかの原因は理解できていますか?

けんかが起きるときの原因って、お母さんはわかっていますか?

小さな頃なら、「おもちゃを取った〜取られた〜!」とか。「おもちゃ貸してくれない!」とか、些細なことで勃発しますが、子どもも大きくなってくると原因が複雑に絡んでいるのかもしれません。

いくつか発達凸凹のある子に起こりやすい、きょう喧嘩の原因をあげてみましょう。

・ストレスが溜まっている
・感覚過敏があってきょうだいの出す音や姿が辛く感じる
・お母さんの視線が別のきょうだいへ行きがちで嫉妬している
・言葉でうまく自分の気持を伝えられず暴言や暴力になりやすい

等があります。

これらの原因を取り除いてあげたり、解決することが必要です。どんなにその場でお母さんが叱って、その場で喧嘩が収まったとしても、また勃発してしまうのはここに原因が残ったままだからです。

どんな年齢でもきょうだい喧嘩が起きたときに、お母さんがガミガミお説教したり、怒鳴って終わらせようとしたりするのはNGです。

お母さんにかまって欲しい、お母さんに気持ちをわかって欲しいという気持ちで喧嘩が始まっている場合、子どもはお母さんが反応してくれたことで、「けんかをしたらお母さんが来てくれる」と誤った認識をしてしまうこともあるからです。

発達科学コミュニケーションでも、子どもの良くない行動には注目せずにスルーしましょうと講座で教わります。

ただし、そのスルーがうまく子どもに効かないと、お母さんはスルーしているのに全然収まらない…と、激しいきょうだい喧嘩が解決するまでは時間を要するかもしれません。

我が家でも、きょうだいげんかに本当に頭を悩ませた時期がありました…


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3.喧嘩を仕掛ける子のストレスに要注意!

我が家には、ギフテッドやASD傾向のある不登校の中学生の息子と、HSC傾向のある登校しぶりをしたことがある小学生の娘がいます。

2人とも、外ではいい子です。周りに迷惑をかける行動や過度な失敗をするようなことはありません。その分、常に周囲の大人や友達に気を使い、不安も強く、家に帰ってくるとクタクタです。

きょうだい喧嘩が一番ひどかったのは、娘が小学2年生の頃、登校しぶりをする前からでした。

そのとき、もうすでに不登校となり学校に行かないことが多かったお兄ちゃんは、将来に不安を感じながらも学校でのストレスからは開放されて穏やかに生活していました。

頑張って学校に行っていた妹は、そんなお兄ちゃんのことが妬ましかったのかもしれません。自分も楽になりたいと心の中で思っていたのかもしれません。

お兄ちゃんの笑い声や、お兄ちゃんが見ているテレビの音に反応して「うるさい!」と怒り、叩いたり突き飛ばしたりすることが増えていきました。

暇なときに、わざわざお兄ちゃんのところへ行って嫌がらせをするようなこともありました。

根が優しく小心者のお兄ちゃんは、最初は我慢しているのですが、どんどん妹の暴言や暴力がひどくなってくると我慢の糸が切れて暴力でやり返してしまうようになりました。小学校高学年にもなると、力も強く妹の方はアザができたり出血したり…

私が引き離そうとしても離れてくれなかったり、仲裁に入ってお互いの気持ちを聞いてもどちらも反省することはなく…

私までふっ飛ばされることも度々ありました。

少し気持ちが落ち着くとその日はおさまるものの、また翌日にはけんかが始まるといった毎日。

最初は、不登校から立ち直り始めたお兄ちゃんのメンタルがまた悪化してしまうんじゃないかと心配していた私。そんな不安があるあまり、喧嘩がエスカレートすると泣きながら「やめてよ!」と叫ぶこともありました。

繊細タイプの子であれば、お母さんの不安はいち早く感じます。

妹のお兄ちゃんへの暴言暴力は増す一方でした。

次第に、心のケアを重点的にしなければいけないのは、けんかを仕掛ける妹の方だと気づき、お兄ちゃんには戦略的に関わって協力してもらおうと考えました!

4.我慢しがちな子には喧嘩のやめ方を伝授‼

壮絶な我が家のきょうだい喧嘩が解消した方法をお伝えしますね。

◆手を出したら短く注意して距離を離す

言い合い程度の喧嘩なら、親が介入せずに見守ることにしました。ついにどちらかが暴力をふるってしまった!というときは、親が介入するべきだと思います。

「暴力は絶対だめだよ。力が強かったら死んじゃうこともあるんだよ。」と冷静に伝え、お互いを別の部屋に移動させて距離を離します。

我が家では、喧嘩のルールを作り、事前に子ども達に話をしました。「どちらかが手を出したら離れましょう。手を出した人は落ち着くために部屋で一人で過ごしましょう」と。

この距離を離すということが我が家では最初は大変でした。

手を出した方が妹だと、大泣きして私にしがみつき一人で別の部屋に移動させることができないのです。

かといって手を出された方のお兄ちゃんを一人にさせるのも、お兄ちゃんが寂しがりました。『お兄ちゃんに罰があたるみたいでかわいそう』と私も思ってしまいなかなかできなかったです。

けれども、距離を離さなければまた妹はお兄ちゃんにけんかを売りに行ってしまうので、お兄ちゃんを保護するためにお兄ちゃんの部屋のドアを閉めることにし、お兄ちゃんには「喧嘩を我慢してくれてありがとう」と伝えました。

◆けんかを終わらせるコツを伝える

けんかを仕掛ける方のきょうだいは、相手が嫌がったり、やり返してきたりするとどんどんヒートアップしてしまうため、喧嘩が終わりません。

そのため、我が家では、被害者の方のお兄ちゃんを教育することにしました!

「妹は、おもしろがってお兄ちゃんにかまってくるんだよ。優しく構ってくれたらいいのだけど、イライラしていると素直になれないんだと思う。お兄ちゃんが言い返したり、やり返すと、妹は嬉しくてもっとやってくるから、無視をするのが一番なんだよ。」

と伝えました。

お兄ちゃんだってやられたらムカつくでしょう。最初は「そんな冷静になれるか!」といった感じでしたが、少しでも我慢したときは、

「お兄ちゃん冷静でさすが大人だね」
「さっきの無視よかったよ!」

と、妹に聞かれないようにこっそりと褒めてあげたり、メモやLINEなどで妹にバレないように褒めてあげたりしました。

そうすると、次第に妹に何か嫌なことをされそうだと気配を感じると、自分の部屋に行きバタン!とドアを閉めて関わり合わないようにするということができるようになりました。

◆けんかを仕掛ける方のきょうだいは徹底的に褒める!

我が家ではけんかを仕掛けるのは100%妹の方からでした。

妹が登校しぶりからくるストレスがあったのはわかっていたので、妹のストレスを和らげて自信をつけられるように、徹底的に肯定することにしました。

けんかを仕掛けても怒りません!
けんかが終わったら「けんか終わったね!」と笑顔で伝えるだけ。

けんか以外の場面で、娘が言ったこと、やったことをひたすら肯定し、認めてあげるようにしました。

5.きょうだい喧嘩は子どもを成長させてくれました!

きょうだい喧嘩がひどかった頃から2〜3年が経ちますが、今は一切けんかはしなくなりました。

異性のきょうだいということもあり、普段から一緒に遊んだりすることもなくなったということもありますが、お互いに精神的に大人になり強くなりました。

あんなに酷いけんかを仕掛けられていたお兄ちゃんは、今でも「妹は怖いよね…(笑)」と言いながらも妹の誕生日などに「プレゼントを買ってあげようか?」と言うほど優しい男の子に成長しました。

また、今でも時々、妹から嫌味を言われたり傷つくようなことを言われたりしますが「もう慣れた!いちいち構っていたら時間の無駄!」と言ってお兄ちゃん自身が妹をスルーすることができるようになりました。

また、一人部屋にいるのは寂しがっていたのも嘘のように、今では一人部屋を謳歌して一人時間を楽しんでいます。

妹の方も、「喧嘩がひどかったときは、お兄ちゃんに何かやりたいって気持ちが強かったけど、もうそんな気持ちにならないよ。」と言っています。

お兄ちゃんに八つ当たりしなくても、自分の気持を言葉でうまく言えるようになってきたからだと思います。

肯定的な会話を続けることで、子どもはモヤモヤした気持ちを言語化することが上手になっていくのです。

喧嘩がひどいときは、家庭内が大パニックでお母さんにはしんどいですよね。

けれども、それも子どもの成長過程ととらえて、「大丈夫、この先には素晴らしい未来が待っている!」と思ってみてください。

すぐにやめさせたいと思うよりもイライラしなくなりますよ。

執筆者:すずき真菜
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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