発達障害の子どもが中学校進学後の試練は課題の提出!!ママと先生の課題提出までのコラボ術!!

中学校に進学すると評価されることが多くなり、その評価によって高校進学も決まってきます。
発達障害やグレーゾーンの子どもは忘れ物が多いことや提出物を出すのが苦手。でも、子どもにあった解決方法を見つけると高校進学の不安も吹っ飛びますよ!

 

1.中学校へ進学しても発達障害の子どものママさんは不安がいっぱい

発達障害やグレーゾーンのお子さんをお持ちの保護者 のみなさんは、小学校高学年になると、中学校進学にむけて心配や不安になる時間が多くなってくる頃ではないでしょうか。

地元の公立中学を選ぶか、子どもの特性にあった私立中学を選ぶか、もしくは高校受験を回避できる中高一貫校など、いろんな選択肢の中から決めていかれると思います。

でも、どんな中学校を選択したとしても小学校で宿題や課題を提出できない子どもは中学に入っても要注意です!!

その理由は内申点。発達障害の子どもが不得意とする宿題、課題の提出、忘れ物は内申点に直結するからです。たとえ中高一貫校に進学し高校受験を回避できたとしても、高校は単位制になる ので同じ問題にぶつかります。

今回は、発達障害やグレーゾーンの子どもたちが提出物を出せるようになる、 学校の先生たちとママとのコラボ術をお伝えします!!

2.発達障害の子どもが中学校で陥りやすいこと

ADHD(注意欠如多動性障害)とASD(自閉症スペクトラム) の特性を持っているわが子は小学校の時から、提出物はもちろん出さない、家では宿題も勉強もしない、テストも0点、10点、20点ばかりでした。

こんな感じでは絶対に中学に行っても内申点は取れない、高校にさえ進学できないとずっと不安に思っていました。 でもある時、「中高一貫校であれば内申点も高校受験もクリアできるかも」と考え、通える範囲の、偏差値もそれほど高くない中高一貫私立中学を塾の先生と徹底的に調べ、現在通っている学校 を見つけ、子どもと見学に何回も行って、受験し、結果無事合格 できました。

しかし、入学後もわが子の特性はあいかわらずで、宿題や課題はiPadに配信されているのですが山のように「未提出」が溜まっていきます。期末テストの点数も相変わらず50点以下ばかりで、学年順位もビリから数えて数番目です。


その様子をみて、担任の先生が「このままだと、4年生 (高校1年生)になったときに単位が取れなくて、5年生(高校2年生)には上がれないよ 」と言われたようです。

そうなんです!!

結局、中高一貫校の4年生(高校1年生)になると 義務教育ではなくなり、単位制になるため、単位を取らないと進級できず 留年か退学になります。

親として、将来留年や退学にならないようにするには、今やらなくてはいけないことや、この先どのように声掛けをしていけばいいのか??と考え悩みました。

しかし一人では解決策がどうしてもが見つからないため、勇気を出して学校に相談に行きました 。

3.発達障害児のわが子が苦手な提出物や課題を出せるように!

そして私は、カウンセリングの先生、担任の先生、教科担当の先生も巻き込み、何度も話し合いの場をもたせてもらいました。

またこんなことを意識して、息子の話をするようにしていました 。

・家庭での息子の好きなこと
・やる気がないのではなく、特性によりうまくできないということ
・家庭では子どもはこんなことでうまく動けるようになった
・学校でのことは、ママとしても困っていて助けてほしいとお願いする姿勢でいく

そして何度も話し合いを重ね、

時間をかけ出した答えが、課題や、宿題を提出しないと、部活に出られない、つまり課題や宿題を終わらせれば、部活に出られる!とご褒美作戦でいくことにしたのです。

なぜなら

わが子は現在、テニス部に入っています。中学校から始めたのですが、個人競技が自分に合っていたようで夢中になって励んでいます。スクールにも、週一で通うくらい頑張っています。

そんなわが子には、この好きなことを使って、意欲を高めるご褒美作戦がぴったりでした!

そしてご褒美作戦を実行した結果、

な、な、なんと、みごとに課題、宿題を提出できている ではありませんか!!!

今回のことをきっかけに改めて感じたことは、困っていることを学校の先生方に発信していき、みんなを巻き込むことが大事 なんだと感じました。

そして何より、課題を出すことができた! という本人の成功体験こそ大事なのです。 この成功体験が、いずれ習慣になっていってほしいと思います。

発達障害グレーゾーンのお子さんをお持ちの パパさん、ママさんは本当に日々悩んだり、苦しんだり大変な思いをされていると思います。

でも、その思いや困っていることを一人で抱え込まず、誰かに発信してくださいね。

かならず誰かが力になってくれたり、協力してくれます!

それをきっかけに、パパやママが笑顔で過ごすことができれば、そばにいるお子さんも自然と笑顔が増え困っていることも「何とかなる!!!」と前向きな気持ちにもなれますよ。

だいじょうぶ!!

明るい未来がかならず待っていますよ!!

執筆者:あかつき こう
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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